有価証券報告書-第14期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営理念・経営方針
当社グループは、下記のとおり経営理念及び経営方針を定め、企業価値向上に向けて努力して参ります。
(経営理念)
①私たちの想い
世の中に、もっと笑顔を。もっと幸せを。
②私たちのミッション(使命)
a.婚活支援業界の変革者として「価値」を創造し続け、より多くの成婚の機会をつくります。
b.人とともに歩む生涯のサポーターとして、「想い」を「かたち」にした事業を通じて幸せを感じられる人生の実現を目指します。
(経営方針)
①サービス品質の向上
高い顧客成果の創出にこだわり、サービス品質の向上に努めます。結果を出すことで、顧客満足度を高め、ひいては市場からの信頼・支持を獲得し、成長を果たします。
②認知度の向上
当社グループの社会における認知度については向上の余地がまだ大きいと考えており、認知度の向上によってサービスに興味を持つ新たな顧客の獲得が期待できるため、より効果的な広告宣伝効果を期した様々な手法を用い、継続的に認知度の向上に取り組んでまいります。
③優秀な人材の獲得・育成
当社グループのパートナーエージェント事業の中核は「人」による結婚相手の紹介にあり、サービスを提供する人材の獲得、育成は当社の強み、差別化のために必要です。また、企業体質の強化、今後の事業拡大に備え、優秀な人材の獲得、育成に取り組んでまいります。
④企業体質の強化
企業規模の拡大により、意思決定の迅速化・効率化、また人材育成を視野に入れた権限委譲と、その適切な権限行使を支えるガバナンスの重要度は増しています。それに伴い、全国の各エリアの店舗の成長を促進する統括責任者、また当社グループ内の各種サービスにおける執行責任者への権限委譲を進めるとともに、コーポレートガバナンスコードを中心とした高度な企業統治を実現すべく、取り組んでまいります。
⑤セキュリティの確保
当社グループの事業においては、多くのお客様の大切な個人情報をお預かりしております。そのため、プライバシーマーク、ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)に準拠した社内体制を維持・強化し、またシステム面におけるセキュリティ強化に対する適切な投資も行ってまいります。
⑥社会的責任
企業は公器であるということを強く自覚し、利益を追求するだけでなく、あらゆるステークホルダーからの要請に応えられるよう努めます。また今般、社会問題化している晩婚化・未婚化、関連する超少子高齢化社会の到来に対し、国をはじめとした地方公共団体が様々な取り組みを開始していますが、当社がこれまで培い蓄積してきたノウハウ等を用い、その解決のための支援も行ってまいります。
(2) 経営戦略等
各事業に関する経営戦略の概要は以下のとおりであります。
(パートナーエージェント事業)
高い顧客成果(成婚率)を実現するノウハウを強みとして、成婚率の向上に努め、より多くの顧客に利用していただけるよう取り組んでまいります。競合との関係においては、認知度がまだ低い一方で、サービスを知っていただければ選んでいただけているとの調査結果もあり、CI戦略・対策を強化し、認知度向上に努めます。
新サービスコンセプトのもと、「チーム婚活×スマート婚活プログラム」を開始し、時には上手くいかないこともある婚活において、専任コンシェルジュがリーダーとなって、チームで婚活をサポートすることができる当社の強みを、広告宣伝の面でもよりわかりやすく訴求して参ります。また、スマート婚活では、専任コンシェルジュによるオーダーメイドの婚活の活動設計に加え、8つの出会いのバリエーションを用意し、より会様に合ったカタチで一緒にゴールを目指すことができることを訴求して参ります。
その他、マーケティングにおいては、引き続き認知度向上のためにマス広告投資を行います。
出店戦略に関しては、新規出店によるエリア拡大よりも既存店成長を優先してこれに注力いたします。
(ファスト婚活事業)
婚活パーティーサービス「OTOCON」は利用者数(参加者数)を増やすべく、各エリアのニーズを踏まえ、新規出店により順次会場を増やして参ります。またパーティー開催に当たっては、様々な企画を用意し、集客力の強化にも努めます。
オンライン婚活支援サービスにおいては、比較的安価にてコンシェルジュによるオンラインサポートを提供し続け、また『CONNECT-ship』を利用したお相手のご紹介により、多くの顧客に満足して利用していただけるよう努力してまいります。
(ソリューション事業)
業界初となる婚活支援事業者間の相互会員紹介を実現するプラットフォームである『CONNECT-ship』については、顧客成果を最大化し、当業界に対する期待・信頼を高めるものと考えております。『CONNECT-ship』に関してはシステム利用者数(各社会員数)を増やすとともに、システムを利用し自社の会員と他社の会員をマッチングしようとする利用事業者を増やすことに注力し、「日本で一番お見合いが組めるオープンなプラットフォーム」を目指します。
地方自治体向け婚活支援ソリューションサービスについては、各地方自治体のニーズに応えつつ、ASP型婚活マッチングシステム『parms』を提供することに注力して参ります。
(QOL事業)
式場紹介、ブライダルリング販売、保険見直しサービス、賃貸・注文住宅の相談窓口紹介等の成婚会員向けサービスについては、サービス提供事業者との提携によりサービス・アイテムを増やし、また提供エリアを拡大して参ります。
企業主導型保育事業については、資本業務提携を行って事業の全部を株式会社グローバルキッズに譲渡いたします。また、本提携に基づき保育業界関係者向けの婚活支援サービスを開始し、婚活支援事業へ経営資源を集中して事業成長に努めます。
また、QOL事業においては、最近のナシ婚(注1)需要に応えるため、1.5次会(注2)や2次会を行えるパーティー会場運営事業を開始することを検討しております。
(注)1.ナシ婚とは、結婚に際して挙式・披露宴を行わない場合のことをいいます。
2.1.5次会たは、気軽に、費用も抑えながら、親しい人たちとパーティー形式で行う結婚式で、披露宴と2次会を兼ねたパーティーをいいます。
(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、収益力を向上しながら継続的に成長していくため、売上高、営業利益、営業利益率を主な経営指標としております。
(4) 経営環境
当社グループを取り巻く経営環境としましては以下のとおりであります。
当連結会計年度における我が国の経済は、企業収益の改善、雇用及び所得環境の改善が見られ、緩やかな回復基調で推移いたしました。
当業界においては、大手企業を中心とした各社の広告宣伝活動の効果もあって業界の認知度が継続的に向上するとともに、業界団体「日本結婚相手紹介サービス協議会(略称:JMIC)」は当業界における信頼性の向上及び健全化に取り組んでおり、当業界に対する安全・安心感も向上いたしました。また、一般社団法人結婚・婚活応援プロジェクトや婚活・ブライダル議員連盟による活動も活発に行われ、これに関わる行政・自治体・民間企業の関係も活発化するなど、当業界を取り巻く環境は好意的に変化いたしました。
サービス利用者の動向としては、引き続き婚活に関するニーズが多様化しており、結婚相手の紹介を受ける結婚情報サービスに加えて婚活パーティー、街コン、オンラインマッチングなどが相まって、市場における潜在需要を喚起し、当業界の市場規模を堅調に拡大させております。
このような状況において当社グループは、経営理念である「世の中に、もっと笑顔を。もっと幸せを。」という想いの下、高い顧客成果即ち成婚率を実現するパートナーエージェント事業を中核事業としながら、より気軽な婚活サービスを提供するファスト婚活事業、地方自治体や企業向けの婚活支援・ソリューションサービスや、婚活支援事業者間の会員相互紹介を実現するプラットフォームを提供するソリューション事業、成婚後のブライダル関連サービスや生活品質向上に資するサービス、企業主導型保育サービスを提供するQOL事業の4つの事業の成長に努めてまいりました。
その結果、当社グループの当連結会計年度における売上高は4,102,681千円(前年同期比7.6%増)、営業利益は195,103千円(前年同期比4.7%減)、経常利益は325,409千円(前年同期比40.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は117,378千円(前年同期比9.4%増)となりました。
(5) 事業上及び財務上対処すべき課題
①現状認識について
当社グループの主要事業セグメントであるパートナーエージェント事業においては、主に広告宣伝活動における課題があり現在一時的な踊り場にありますが、課題解決の為に広告クリエイティブの変更をはじめ、広告出稿先の選定や広告料調整の最適化を図るなどの対策を講じております。
一方で、ファスト婚活事業における婚活パーティー事業は利用者数が2期連続で倍増して成長しており、ソリューション事業においても婚活支援事業者間で会員の相互紹介を可能にするプラットフォーム『CONNECT-ship』の提供を開始するなど、事業ポートフォリオの拡大に努め、当社グループ全体としてはさらなる企業成長、企業価値の増大に向けて前進することができているものと認識しております。
②当面の対処すべき課題の内容と対処方針及び具体的な対策
i.認知度の向上
大手企業が市場に参入し競争環境に変化が生じる中で、結婚を望む適齢期の方々に対し、当社の存在を知っていただき、興味を持っていただくための取り組みが必要です。また、交通広告、新聞広告等のメディア出稿による当社サービスの広告宣伝に加え、バナー広告、アフィリエイトなどのWeb上の広告宣伝活動を展開し、積極的かつ相当規模の広告宣伝活動を実施し、当社のサービスに対する信頼性、有用性を認識していただくことで、ブランドの確立にも努めてまいります。
ⅱ.優秀な人材の確保及び育成
当社は、今後の事業規模、組織規模の拡大に備えて、継続的に中途採用及び新卒採用を進めていきます。優秀な人材の採用を行うと同時に、社員に対する計画的な研修を実施して知識・経験・ノウハウを共有し、育成することで、組織規模の拡大と人材レベルの向上の相乗効果により、さらなる企業としての成長を実現してまいります。社員一人一人が当社の理念や経営方針を理解し、これに共感しながら仕事に取り組み、お客様により高品質なサービスを提供できるように取り組んでまいります。
ⅲ.システムのセキュリティ管理体制
当社が運営する事業においては、お客様の個人情報をお預かりすることから、当社ウェブサイト、会員情報及び課金情報を主に扱う基幹システムのセキュリティ管理体制の構築・維持が重要となります。
お客様に安心してサービスを利用していただくため、現在当社では、プライバシーマーク、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム/ISO27001)の認証を受けておりますが、今後も引き続き、個人情報の保護も含め市場が求めるセキュリティレベルを充足しつつ、顧客視点に立ったシステム整備を進められるように継続的に取り組んでまいります。
ⅳ.内部管理体制の強化
当社グループは、今後の企業規模の拡大及び成長のため、内部管理体制の充実を図るために、コーポレート・ガバナンスを重視し、リスクマネジメントの強化、並びに内部統制の継続的な改善及び強化を推進して参ります。
ⅴ.各事業セグメントごとの方針
(パートナーエージェント事業)
お客様に当社サービスの高い品質や優位性をご理解いただくために、顧客成果(成婚率)を訴求するだけでなく、サービスコンセプトを一新し、当社コンシェルジュやサポート部門のスタッフがチームで婚活を支援するというところを訴求してまいります。
婚活パーティー事業との連携を強化し、パーティーの入会チャネルとしての機能を強化してまいります。
市場動向を見ながら、新規出店を行い、サービス提供エリアの拡大に努めてまいります。
(ファスト婚活事業)
市場動向を踏まえて新規出店を検討するだけでなく、既存店舗を活用しながらパーティー会場を増やし、より多くのお客様にご利用いただき、婚活パーティーを楽しんでいただけるよう努めます。
(ソリューション事業)
地方自治体向けのソリューションとしては、引き続き、当社のノウハウが詰まったASP型マッチングシステム「parms」の販売に注力いたします。
コネクトシップは「日本で一番お見合いが組めるオープンなプラットフォーム」を目指し、利用事業者様及び利用会員様の増加に努めます。
(QOL事業)
待機児童問題の緩和に貢献するべく開始した保育事業につきましては、複数園の開設・運営を実現している最中ではありますが、保育所運営を専業で行っている大企業であるグローバルグループ社との提携協議を重ねる中で、当社が保有する保育事業にかかる資産を委譲して保育施設の運営を移管することとなりました。当該提携により当社は保育士の方向けの婚活支援サービスを開始するなど、より婚活支援サービスに経営資源を集中いたします。
成婚会員様向けの式場紹介や保険契約見直しサービス等につきましては、引き続き利用率を高めるべく、サービスを拡充し、提供可能エリアも拡大することに努めます。
(1) 経営理念・経営方針
当社グループは、下記のとおり経営理念及び経営方針を定め、企業価値向上に向けて努力して参ります。
(経営理念)
①私たちの想い
世の中に、もっと笑顔を。もっと幸せを。
②私たちのミッション(使命)
a.婚活支援業界の変革者として「価値」を創造し続け、より多くの成婚の機会をつくります。
b.人とともに歩む生涯のサポーターとして、「想い」を「かたち」にした事業を通じて幸せを感じられる人生の実現を目指します。
(経営方針)
①サービス品質の向上
高い顧客成果の創出にこだわり、サービス品質の向上に努めます。結果を出すことで、顧客満足度を高め、ひいては市場からの信頼・支持を獲得し、成長を果たします。
②認知度の向上
当社グループの社会における認知度については向上の余地がまだ大きいと考えており、認知度の向上によってサービスに興味を持つ新たな顧客の獲得が期待できるため、より効果的な広告宣伝効果を期した様々な手法を用い、継続的に認知度の向上に取り組んでまいります。
③優秀な人材の獲得・育成
当社グループのパートナーエージェント事業の中核は「人」による結婚相手の紹介にあり、サービスを提供する人材の獲得、育成は当社の強み、差別化のために必要です。また、企業体質の強化、今後の事業拡大に備え、優秀な人材の獲得、育成に取り組んでまいります。
④企業体質の強化
企業規模の拡大により、意思決定の迅速化・効率化、また人材育成を視野に入れた権限委譲と、その適切な権限行使を支えるガバナンスの重要度は増しています。それに伴い、全国の各エリアの店舗の成長を促進する統括責任者、また当社グループ内の各種サービスにおける執行責任者への権限委譲を進めるとともに、コーポレートガバナンスコードを中心とした高度な企業統治を実現すべく、取り組んでまいります。
⑤セキュリティの確保
当社グループの事業においては、多くのお客様の大切な個人情報をお預かりしております。そのため、プライバシーマーク、ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)に準拠した社内体制を維持・強化し、またシステム面におけるセキュリティ強化に対する適切な投資も行ってまいります。
⑥社会的責任
企業は公器であるということを強く自覚し、利益を追求するだけでなく、あらゆるステークホルダーからの要請に応えられるよう努めます。また今般、社会問題化している晩婚化・未婚化、関連する超少子高齢化社会の到来に対し、国をはじめとした地方公共団体が様々な取り組みを開始していますが、当社がこれまで培い蓄積してきたノウハウ等を用い、その解決のための支援も行ってまいります。
(2) 経営戦略等
各事業に関する経営戦略の概要は以下のとおりであります。
(パートナーエージェント事業)
高い顧客成果(成婚率)を実現するノウハウを強みとして、成婚率の向上に努め、より多くの顧客に利用していただけるよう取り組んでまいります。競合との関係においては、認知度がまだ低い一方で、サービスを知っていただければ選んでいただけているとの調査結果もあり、CI戦略・対策を強化し、認知度向上に努めます。
新サービスコンセプトのもと、「チーム婚活×スマート婚活プログラム」を開始し、時には上手くいかないこともある婚活において、専任コンシェルジュがリーダーとなって、チームで婚活をサポートすることができる当社の強みを、広告宣伝の面でもよりわかりやすく訴求して参ります。また、スマート婚活では、専任コンシェルジュによるオーダーメイドの婚活の活動設計に加え、8つの出会いのバリエーションを用意し、より会様に合ったカタチで一緒にゴールを目指すことができることを訴求して参ります。
その他、マーケティングにおいては、引き続き認知度向上のためにマス広告投資を行います。
出店戦略に関しては、新規出店によるエリア拡大よりも既存店成長を優先してこれに注力いたします。
(ファスト婚活事業)
婚活パーティーサービス「OTOCON」は利用者数(参加者数)を増やすべく、各エリアのニーズを踏まえ、新規出店により順次会場を増やして参ります。またパーティー開催に当たっては、様々な企画を用意し、集客力の強化にも努めます。
オンライン婚活支援サービスにおいては、比較的安価にてコンシェルジュによるオンラインサポートを提供し続け、また『CONNECT-ship』を利用したお相手のご紹介により、多くの顧客に満足して利用していただけるよう努力してまいります。
(ソリューション事業)
業界初となる婚活支援事業者間の相互会員紹介を実現するプラットフォームである『CONNECT-ship』については、顧客成果を最大化し、当業界に対する期待・信頼を高めるものと考えております。『CONNECT-ship』に関してはシステム利用者数(各社会員数)を増やすとともに、システムを利用し自社の会員と他社の会員をマッチングしようとする利用事業者を増やすことに注力し、「日本で一番お見合いが組めるオープンなプラットフォーム」を目指します。
地方自治体向け婚活支援ソリューションサービスについては、各地方自治体のニーズに応えつつ、ASP型婚活マッチングシステム『parms』を提供することに注力して参ります。
(QOL事業)
式場紹介、ブライダルリング販売、保険見直しサービス、賃貸・注文住宅の相談窓口紹介等の成婚会員向けサービスについては、サービス提供事業者との提携によりサービス・アイテムを増やし、また提供エリアを拡大して参ります。
企業主導型保育事業については、資本業務提携を行って事業の全部を株式会社グローバルキッズに譲渡いたします。また、本提携に基づき保育業界関係者向けの婚活支援サービスを開始し、婚活支援事業へ経営資源を集中して事業成長に努めます。
また、QOL事業においては、最近のナシ婚(注1)需要に応えるため、1.5次会(注2)や2次会を行えるパーティー会場運営事業を開始することを検討しております。
(注)1.ナシ婚とは、結婚に際して挙式・披露宴を行わない場合のことをいいます。
2.1.5次会たは、気軽に、費用も抑えながら、親しい人たちとパーティー形式で行う結婚式で、披露宴と2次会を兼ねたパーティーをいいます。
(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、収益力を向上しながら継続的に成長していくため、売上高、営業利益、営業利益率を主な経営指標としております。
(4) 経営環境
当社グループを取り巻く経営環境としましては以下のとおりであります。
当連結会計年度における我が国の経済は、企業収益の改善、雇用及び所得環境の改善が見られ、緩やかな回復基調で推移いたしました。
当業界においては、大手企業を中心とした各社の広告宣伝活動の効果もあって業界の認知度が継続的に向上するとともに、業界団体「日本結婚相手紹介サービス協議会(略称:JMIC)」は当業界における信頼性の向上及び健全化に取り組んでおり、当業界に対する安全・安心感も向上いたしました。また、一般社団法人結婚・婚活応援プロジェクトや婚活・ブライダル議員連盟による活動も活発に行われ、これに関わる行政・自治体・民間企業の関係も活発化するなど、当業界を取り巻く環境は好意的に変化いたしました。
サービス利用者の動向としては、引き続き婚活に関するニーズが多様化しており、結婚相手の紹介を受ける結婚情報サービスに加えて婚活パーティー、街コン、オンラインマッチングなどが相まって、市場における潜在需要を喚起し、当業界の市場規模を堅調に拡大させております。
このような状況において当社グループは、経営理念である「世の中に、もっと笑顔を。もっと幸せを。」という想いの下、高い顧客成果即ち成婚率を実現するパートナーエージェント事業を中核事業としながら、より気軽な婚活サービスを提供するファスト婚活事業、地方自治体や企業向けの婚活支援・ソリューションサービスや、婚活支援事業者間の会員相互紹介を実現するプラットフォームを提供するソリューション事業、成婚後のブライダル関連サービスや生活品質向上に資するサービス、企業主導型保育サービスを提供するQOL事業の4つの事業の成長に努めてまいりました。
その結果、当社グループの当連結会計年度における売上高は4,102,681千円(前年同期比7.6%増)、営業利益は195,103千円(前年同期比4.7%減)、経常利益は325,409千円(前年同期比40.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は117,378千円(前年同期比9.4%増)となりました。
(5) 事業上及び財務上対処すべき課題
①現状認識について
当社グループの主要事業セグメントであるパートナーエージェント事業においては、主に広告宣伝活動における課題があり現在一時的な踊り場にありますが、課題解決の為に広告クリエイティブの変更をはじめ、広告出稿先の選定や広告料調整の最適化を図るなどの対策を講じております。
一方で、ファスト婚活事業における婚活パーティー事業は利用者数が2期連続で倍増して成長しており、ソリューション事業においても婚活支援事業者間で会員の相互紹介を可能にするプラットフォーム『CONNECT-ship』の提供を開始するなど、事業ポートフォリオの拡大に努め、当社グループ全体としてはさらなる企業成長、企業価値の増大に向けて前進することができているものと認識しております。
②当面の対処すべき課題の内容と対処方針及び具体的な対策
i.認知度の向上
大手企業が市場に参入し競争環境に変化が生じる中で、結婚を望む適齢期の方々に対し、当社の存在を知っていただき、興味を持っていただくための取り組みが必要です。また、交通広告、新聞広告等のメディア出稿による当社サービスの広告宣伝に加え、バナー広告、アフィリエイトなどのWeb上の広告宣伝活動を展開し、積極的かつ相当規模の広告宣伝活動を実施し、当社のサービスに対する信頼性、有用性を認識していただくことで、ブランドの確立にも努めてまいります。
ⅱ.優秀な人材の確保及び育成
当社は、今後の事業規模、組織規模の拡大に備えて、継続的に中途採用及び新卒採用を進めていきます。優秀な人材の採用を行うと同時に、社員に対する計画的な研修を実施して知識・経験・ノウハウを共有し、育成することで、組織規模の拡大と人材レベルの向上の相乗効果により、さらなる企業としての成長を実現してまいります。社員一人一人が当社の理念や経営方針を理解し、これに共感しながら仕事に取り組み、お客様により高品質なサービスを提供できるように取り組んでまいります。
ⅲ.システムのセキュリティ管理体制
当社が運営する事業においては、お客様の個人情報をお預かりすることから、当社ウェブサイト、会員情報及び課金情報を主に扱う基幹システムのセキュリティ管理体制の構築・維持が重要となります。
お客様に安心してサービスを利用していただくため、現在当社では、プライバシーマーク、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム/ISO27001)の認証を受けておりますが、今後も引き続き、個人情報の保護も含め市場が求めるセキュリティレベルを充足しつつ、顧客視点に立ったシステム整備を進められるように継続的に取り組んでまいります。
ⅳ.内部管理体制の強化
当社グループは、今後の企業規模の拡大及び成長のため、内部管理体制の充実を図るために、コーポレート・ガバナンスを重視し、リスクマネジメントの強化、並びに内部統制の継続的な改善及び強化を推進して参ります。
ⅴ.各事業セグメントごとの方針
(パートナーエージェント事業)
お客様に当社サービスの高い品質や優位性をご理解いただくために、顧客成果(成婚率)を訴求するだけでなく、サービスコンセプトを一新し、当社コンシェルジュやサポート部門のスタッフがチームで婚活を支援するというところを訴求してまいります。
婚活パーティー事業との連携を強化し、パーティーの入会チャネルとしての機能を強化してまいります。
市場動向を見ながら、新規出店を行い、サービス提供エリアの拡大に努めてまいります。
(ファスト婚活事業)
市場動向を踏まえて新規出店を検討するだけでなく、既存店舗を活用しながらパーティー会場を増やし、より多くのお客様にご利用いただき、婚活パーティーを楽しんでいただけるよう努めます。
(ソリューション事業)
地方自治体向けのソリューションとしては、引き続き、当社のノウハウが詰まったASP型マッチングシステム「parms」の販売に注力いたします。
コネクトシップは「日本で一番お見合いが組めるオープンなプラットフォーム」を目指し、利用事業者様及び利用会員様の増加に努めます。
(QOL事業)
待機児童問題の緩和に貢献するべく開始した保育事業につきましては、複数園の開設・運営を実現している最中ではありますが、保育所運営を専業で行っている大企業であるグローバルグループ社との提携協議を重ねる中で、当社が保有する保育事業にかかる資産を委譲して保育施設の運営を移管することとなりました。当該提携により当社は保育士の方向けの婚活支援サービスを開始するなど、より婚活支援サービスに経営資源を集中いたします。
成婚会員様向けの式場紹介や保険契約見直しサービス等につきましては、引き続き利用率を高めるべく、サービスを拡充し、提供可能エリアも拡大することに努めます。