今後は、新型コロナウイルスの感染拡大により不透明な経済環境が続くと想定されるものの、不確実性があるからこその実物資産としての安定収益として、当社の取り扱う商品の需要は高まることが想定され、購入需要に影響を及ぼす長期金利も低位安定が想定されることから、この側面においては追い風の面があると考えております。しかしながら、購入者のマインドに影響する景況感や購入する際に利用する投資用ローンに影響する金融環境などは、新型コロナウイルスの影響により先行きが定まらない状況であると考えております。このような外部環境に対し、当社では引き続き成長を見据えつつも、現状においては、組織や働き方といったヒト、資産性の高い物件といったモノ、十分な資金水準と資金調達力といったカネ、DXによるダイエット及び情報活用力といった情報など、各経営資源を強化していくことが重要であると考えており、2020年3月期は、DXの推進を中心にこの土台となる部分を構築できた事業年度であると判断しております。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、バランスシートのダイエットという方針のもと、自己資本比率とDERを注視指標としておき、自社ブランドを中心とした中古物件の買取再販による販売在庫の調整や他社開発物件の仕入、内部留保による資本の増強やクラウドファンディングによる資金の確保などにより財務体質の改善と資金の流動性確保に努めてまいりました。不確実性が増している昨今においては、資金の流動性が重要であると考え、高い資金水準の維持と有利子負債による資金調達のバランスを考慮した財務戦略をとっております。今後につきましても、扱う物件数が増加していることや物件の竣工に偏重があることなどから、資金の流動性をより確保することが必要であるため、適切な資金計画のもと、いつでも販売可能な中古物件の確保とそこから得られるストック収益の確保、金融機関からの機動的な運転資金の確保に向けた取引金融機関数の増加や主要取引銀行とのコミットメントラインの維持・新設などを行うことを考えております。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、上記と同様の内容となるため、記載を省略しております。
2020/06/25 17:00