創業より、「ALL HAPPY BY DESIGN」を掲げ、従来にはない新しい空間デザインの提供など、デザインによる社会課題の解決を目指している当社グループでは、プロジェクトを「レギュラープロジェクト(注1)」「プロポーザルプロジェクト(注2)」「リーディングプロジェクト(注3)」の3つに分類し、「レギュラープロジェクト」を収益基盤としつつ、独自組織として設置している「山下泰樹建築デザイン研究所」を中心に「プロポーザルプロジェクト」「リーディングプロジェクト」で新たな事業の形、新たなデザインの価値を自ら創出する取り組みを推進してきました。これらの中では、山下泰樹がデザインを手がけたレギュラープロジェクトの中に位置付けられる兼松東京本社オフィス(東京都千代田区)が2023年8月に第36回日経ニューオフィス賞にてニューオフィス推進賞<経済産業大臣賞>を受賞するとともに、11月に入ってからのこととはなりますがロンドンで開催されたSBID International Design Awards 2023において、2,000㎡以上のオフィスデザイン部門におけるアジアの最優秀賞を受賞しております。
こうした活動をベースとする当社グループが提供するデザインへのニーズは、企業の経済活動の活発化ならびに社会全体の正常化傾向を背景に堅調に推移し、当第3四半期連結累計期間の売上高は、6,084,597千円(前年同期比145.9%)となりました。内訳としては、従来からの主戦場である「オフィス」領域が3,005,153千円(前年同期比110.9%)であるのに対し、「商業施設・都市開発・環境設計・その他」領域が3,079,443千円(前年同期比211.1%)となっており、両領域とも伸長する中でオフィス以外の領域での伸長が大きく、過半を占める構造となっています。
一方、当第3四半期連結累計期間の販売費及び一般管理費に関しては、前年から大幅増となっているものの、その増加要素については、DAFT about DRAFTのミラノサローネ等大型展示会への出展費用や旧オフィス二重家賃等のオフィス移転関連費用、陣容拡大に伴う人件費増などとなっており、いずれも計画通りの発生であることから、販売費及び一般管理費全体でも計画内運用となっています。ただし、売上高が前年を大幅に上回ったこと、また売上総利益が売上高以上に伸長していることと合わせて、営業利益は52,511千円(前年同期から429,661千円の増加)となりました。ここに、為替差損等による営業外費用が加わり、経常利益は31,908千円(同426,006千円の増加)、オフィス移転に伴う資産除去債務等の損金不算入項目による法人税の増加により、親会社株主に帰属する四半期純利益は21,220千円の損失(同289,519千円の良化)となりました。
2023/11/13 15:00