有価証券報告書-第32期(2025/01/01-2025/12/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態の状況
(資産)
当事業年度末における資産合計は1,708,287千円となり、前事業年度末に比べ600,623千円増加いたしました。これは主に、東京証券取引所グロース市場への上場に伴う新株発行により現金及び預金が518,089千円増加したことによるものであります。
(負債)
当事業年度末における負債合計は422,745千円となり、前事業年度末に比べ97,715千円増加いたしました。これは主に、未払費用が8,033千円減少した一方、買掛金が35,952千円、前受金が29,025千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産合計は1,285,542千円となり、前事業年度末に比べ502,908千円増加いたしました。これは主に、東京証券取引所グロース市場への上場に伴う新株発行により資本金が172,277千円、資本剰余金が172,277千円増加したことによるものであります。
②経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、株価高騰とともに企業部門において堅調な企業収益を背景に、省力化投資やデジタル化対応などの設備投資が底堅く推移いたしました。一方で、米国の通商政策を巡る不透明感や地政学リスクの長期化、原材料価格や物流コストの高止まりなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社が事業展開する情報・サービス産業業界におきましては、労働力不足の深刻化を背景に、企業の生産性向上を目的としたDX(デジタルトランスフォーメーション)投資が加速しており、当社の市場である「販促・マーケティング活動におけるDX市場」も注目を集めました。
このような環境の中、当社のビジネスは、DAM(デジタルアセットマネジメント)とPIM(プロダクトインフォメーションマネジメント)システムである主力製品の「CIERTO」を中心に順調に推移しており、当社が訴求する「企業活動における媒体・コンテンツの制作・管理・配信のためのDXソリューション」のビジネスは着実にマーケットに浸透してきました。
特にWEBサイトやECサイトを活用した企業の販促活動においてCIERTO DAM|PIMの導入が進み、クラウドサービスを中心に新規納入が46件と前年通期実績件数の48.3%増となり、SaaS主体の当社のARRは大きく成長しております。また、開発ビジネスにおいても、大規模な開発案件が計画通り完了したことで売上も予定通り達成しております。
その結果、当社の重要な指標であるCIERTOの新規契約数は46件(前年同通期比15件増)となり、累計の利用本数は280本、ARRは980,943千円(同19.2%増)、解約率は2.44%(同40.2%増)となっております。
その他、当事業年度において2025年3月25日の東京証券取引所グロース市場への上場に関わる諸経費による営業外費用を13,203千円計上しております。
以上の結果、当事業年度の経営成績は、売上高1,374,194千円(前年同期比13.8%増)、営業利益260,404千円(前年同期比42.2%増)、経常利益248,174千円(前年同期比34.4%増)、当期純利益176,706千円(前年同期比44.5%増)となりました。
また、当社は、DXソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べて518,089千円増加し、1,214,046千円となりました。
当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況及び変動要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は277,672千円となりました。これは、主に税引前当期純利益248,174千円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は72,368千円となりました。これは、主に無形固定資産の取得による支出46,062千円、敷金及び保証金の差入による支出21,500千円が生じたことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は312,997千円となりました。これは主に、東京証券取引所グロース市場への上場に伴う新株発行による収入337,946千円が生じたことによるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
当社は、DXソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
a.生産実績
当社の事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
b.受注実績
当社の事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
c.販売実績
当事業年度における販売実績をサービス区分別に示すと、以下のとおりであります。
(注)最近2事業年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
①経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(売上高)
DAMシステム「CIERTO」を中核に商品情報を管理する「CIERTO PIM」や、WebCMSやECサイト構築パッケージ、クラウドストレージ等の外部システムとの連携強化に注力し、販売活動を実施したことにより、2025年12月期末時点のCIERTO DAM|PIMの新規契約数は46本(前期比15本増)となり、累計利用本数が280本、ARRが980,943千円(前期比19.2%増)となりました。また、CIERTOの解約率2.44%(前期比40.2%増)となりました。この結果、当事業年度の売上高は1,374,194千円(前期比13.8%増)となりました。
(売上原価、売上総利益)
売上原価は522,533千円(前年同期比5.4%増)となりました。この結果、当事業年度の売上総利益は851,661千円(前年同期比19.6%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当社の販売費及び一般管理費は、主に広告宣伝費、人件費、支払手数料、採用教育費、その他経費で構成されております。展示会の出展やSEO費用としての広告宣伝費や、現従業員の人件費、会計基幹システムや社内サブスクリプション費用などの支払手数料、新卒・中途採用に関する採用教育費などの支出により当事業年度の販売費及び一般管理費は591,257千円(前年同期比11.8%増)となり、営業利益は260,404千円(前年同期比42.2%増)となりました。
(営業外収益・営業外費用、経常利益)
受取利息等の計上により、営業外収益は1,254千円(前年同期比14.6%減)、株式交付費や上場関連費用を計上したことにより、営業外費用は13,483千円(前年同期は29千円)となりました。この結果、当事業年度の経常利益は248,174千円(前年同期比34.4%増)となりました。
(特別損失、法人税等、当期純利益)
税金費用(法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額)を71,467千円計上した結果、当事業年度の当期純利益は176,706千円(前年同期比44.5%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載しております。
③キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、内部留保の充実を図るとともに、経営基盤の長期安定に向けた財務体質の強化及び事業の継続的な拡大発展を実現させることと、株主様への利益還元を考慮し、実施していくこととしております。
当社の資金需要の主なものは、開発に係る製造原価のほか、販売費及び一般管理費の人件費等の事業に係る運転資金であります。
当社は必要となった資金については、主として内部留保資金及び営業活動によるキャッシュ・フローによるものを活用しております。
(3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表の作成にあたって採用している会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態の状況
(資産)
当事業年度末における資産合計は1,708,287千円となり、前事業年度末に比べ600,623千円増加いたしました。これは主に、東京証券取引所グロース市場への上場に伴う新株発行により現金及び預金が518,089千円増加したことによるものであります。
(負債)
当事業年度末における負債合計は422,745千円となり、前事業年度末に比べ97,715千円増加いたしました。これは主に、未払費用が8,033千円減少した一方、買掛金が35,952千円、前受金が29,025千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産合計は1,285,542千円となり、前事業年度末に比べ502,908千円増加いたしました。これは主に、東京証券取引所グロース市場への上場に伴う新株発行により資本金が172,277千円、資本剰余金が172,277千円増加したことによるものであります。
②経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、株価高騰とともに企業部門において堅調な企業収益を背景に、省力化投資やデジタル化対応などの設備投資が底堅く推移いたしました。一方で、米国の通商政策を巡る不透明感や地政学リスクの長期化、原材料価格や物流コストの高止まりなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社が事業展開する情報・サービス産業業界におきましては、労働力不足の深刻化を背景に、企業の生産性向上を目的としたDX(デジタルトランスフォーメーション)投資が加速しており、当社の市場である「販促・マーケティング活動におけるDX市場」も注目を集めました。
このような環境の中、当社のビジネスは、DAM(デジタルアセットマネジメント)とPIM(プロダクトインフォメーションマネジメント)システムである主力製品の「CIERTO」を中心に順調に推移しており、当社が訴求する「企業活動における媒体・コンテンツの制作・管理・配信のためのDXソリューション」のビジネスは着実にマーケットに浸透してきました。
特にWEBサイトやECサイトを活用した企業の販促活動においてCIERTO DAM|PIMの導入が進み、クラウドサービスを中心に新規納入が46件と前年通期実績件数の48.3%増となり、SaaS主体の当社のARRは大きく成長しております。また、開発ビジネスにおいても、大規模な開発案件が計画通り完了したことで売上も予定通り達成しております。
その結果、当社の重要な指標であるCIERTOの新規契約数は46件(前年同通期比15件増)となり、累計の利用本数は280本、ARRは980,943千円(同19.2%増)、解約率は2.44%(同40.2%増)となっております。
その他、当事業年度において2025年3月25日の東京証券取引所グロース市場への上場に関わる諸経費による営業外費用を13,203千円計上しております。
以上の結果、当事業年度の経営成績は、売上高1,374,194千円(前年同期比13.8%増)、営業利益260,404千円(前年同期比42.2%増)、経常利益248,174千円(前年同期比34.4%増)、当期純利益176,706千円(前年同期比44.5%増)となりました。
また、当社は、DXソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べて518,089千円増加し、1,214,046千円となりました。
当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況及び変動要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は277,672千円となりました。これは、主に税引前当期純利益248,174千円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は72,368千円となりました。これは、主に無形固定資産の取得による支出46,062千円、敷金及び保証金の差入による支出21,500千円が生じたことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は312,997千円となりました。これは主に、東京証券取引所グロース市場への上場に伴う新株発行による収入337,946千円が生じたことによるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
当社は、DXソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。
a.生産実績
当社の事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
b.受注実績
当社の事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
c.販売実績
当事業年度における販売実績をサービス区分別に示すと、以下のとおりであります。
| サービス区分 | 当事業年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| クラウド | 688,315 | 119.3 |
| オンプレミス | 88,705 | 146.4 |
| 保守 | 237,683 | 100.3 |
| 開発 | 217,579 | 101.0 |
| その他 | 141,911 | 120.1 |
| 顧客との契約から生じる収益 | 1,374,194 | 113.8 |
| その他の収益 | - | - |
| 外部顧客への売上高 | 1,374,194 | 113.8 |
(注)最近2事業年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
①経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(売上高)
DAMシステム「CIERTO」を中核に商品情報を管理する「CIERTO PIM」や、WebCMSやECサイト構築パッケージ、クラウドストレージ等の外部システムとの連携強化に注力し、販売活動を実施したことにより、2025年12月期末時点のCIERTO DAM|PIMの新規契約数は46本(前期比15本増)となり、累計利用本数が280本、ARRが980,943千円(前期比19.2%増)となりました。また、CIERTOの解約率2.44%(前期比40.2%増)となりました。この結果、当事業年度の売上高は1,374,194千円(前期比13.8%増)となりました。
(売上原価、売上総利益)
売上原価は522,533千円(前年同期比5.4%増)となりました。この結果、当事業年度の売上総利益は851,661千円(前年同期比19.6%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当社の販売費及び一般管理費は、主に広告宣伝費、人件費、支払手数料、採用教育費、その他経費で構成されております。展示会の出展やSEO費用としての広告宣伝費や、現従業員の人件費、会計基幹システムや社内サブスクリプション費用などの支払手数料、新卒・中途採用に関する採用教育費などの支出により当事業年度の販売費及び一般管理費は591,257千円(前年同期比11.8%増)となり、営業利益は260,404千円(前年同期比42.2%増)となりました。
(営業外収益・営業外費用、経常利益)
受取利息等の計上により、営業外収益は1,254千円(前年同期比14.6%減)、株式交付費や上場関連費用を計上したことにより、営業外費用は13,483千円(前年同期は29千円)となりました。この結果、当事業年度の経常利益は248,174千円(前年同期比34.4%増)となりました。
(特別損失、法人税等、当期純利益)
税金費用(法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額)を71,467千円計上した結果、当事業年度の当期純利益は176,706千円(前年同期比44.5%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載しております。
③キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、内部留保の充実を図るとともに、経営基盤の長期安定に向けた財務体質の強化及び事業の継続的な拡大発展を実現させることと、株主様への利益還元を考慮し、実施していくこととしております。
当社の資金需要の主なものは、開発に係る製造原価のほか、販売費及び一般管理費の人件費等の事業に係る運転資金であります。
当社は必要となった資金については、主として内部留保資金及び営業活動によるキャッシュ・フローによるものを活用しております。
(3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表の作成にあたって採用している会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。