有価証券報告書-第8期(2025/04/01-2026/03/31)

【提出】
2026/06/30 16:39
【資料】
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【項目】
123項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。
① 財政状態および経営成績の状況
当連結会計年度における当社グループの営業収益は380,662百万円(前年度比27.3%増)、営業利益は80,082百万円(前年度比125.5%増)、親会社の所有者に帰属する純利益は115,034百万円(前年度比218.0%増)となりました。
セグメント別の業績は、次の通りであります。
(決済セグメント)
決済セグメントにおける営業収益は311,217百万円(前年度比25.4%増)、セグメント利益は64,495百万円(前年度比112.5%増)となりました。これは、決済セグメントGMVの拡大に伴う決済取引及びサービス収益の増加に加え、PayPayカード㈱が提供するリボ払い、分割払いおよびキャッシングを含む金融関連残高の拡大に伴い金利収益が拡大したことによるものです。
(金融サービスセグメント)
金融サービスセグメントにおける営業収益は72,366百万円(前年度比34.9%増)、セグメント利益は15,587百万円(前年度比202.4%増)となりました。これは、貸出残高の増加に加え、政策金利の上昇に伴う有価証券および買入金銭債権の金利収益が増加したことによるものです。
財政状態については、次の通りです。
(資産)
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,133,907百万円増加し、5,176,012百万円となりました。これは主に、有価証券が661,087百万円増加、貸付金が585,244百万円増加したこと等によるものです。
(負債)
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ926,877百万円増加し、4,745,251百万円となりました。これは主に、預り金が566,556百万円増加、営業債務が172,941百万円増加したこと等によるものです。
(資本)
当連結会計年度末における資本は430,761百万円となり、前連結会計年度末に比べ207,030百万円増加しました。これは主に、当連結会計年度において新株の発行により資本金が109,201百万円、資本剰余金が107,818百万円増加したことや、親会社の所有者に帰属する純利益115,034百万円を計上したことに伴い利益剰余金が増加したことによるものです。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べ6,728百万円減少し、363,083百万円となりました。また、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次の通りです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、375,297百万円の収入(前年度は155,849百万円の収入)となりました。これは主に、預り金の増加や営業債務の増加等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、628,827百万円の支出(前年度は319,977百万円の支出)となりました。これは主に、有価証券の取得や無形資産の取得による支出等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、246,752百万円の収入(前年度は210,325百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入による収入や株式の発行による収入等によるものです。
③ 生産、受注および販売の実績
a.生産実績
当社グループで行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しています。
b.受注実績
当社グループで行う事業は、提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しています。
c.販売実績
当社グループの2026年3月31日に終了した1年間における販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りです。
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)
決済セグメント311,217125.4
金融サービスセグメント72,366134.9
調整額△2,921-
合計380,662127.3


(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次の通りです。
なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において判断したものであり、その達成を保証するものではありません。
① 重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成されています。この財務諸表の作成にあたり採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針」に記載している通りです。
この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような経営者の見積りおよび予測を必要としています。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえて合理的と判断される前提に基づき、見積りおよび予測を行っていますが、前提条件やその後の環境等に変化がある場合には、実際の結果がこれら見積りと異なる可能性があります。
② 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容
a. 経営成績の分析
(営業収益)
当連結会計年度における営業収益は380,662百万円(前年度比27.3%増)となりました。これは主に、コード決済からの安定した収益拡大や金融サービスセグメントにおける利息収入の増加等によるものです。
(営業費用・営業利益)
当連結会計年度における営業費用は300,580百万円(前年度比14.0%増)となりました。これは主に、ポイント費用、決済関連費用、人件費の増加等によるものです。この結果、営業利益は80,082百万円(前年同期比125.5%増)となりました。
(親会社の所有者に帰属する純利益)
上記の結果、親会社の所有者に帰属する純利益は115,034百万円(前年度比218.0%増)となりました。
③ 資本の財源および資金の流動性についての分析
当社グループは、営業活動によるキャッシュ・フローを主な資金源としつつ、銀行借入および債権流動化等の外部調達手段を機動的に活用しています。提出日現在、短期資金需要(主として決済事業における支払増加)に耐える1週間分以上の流動性バッファを確保しており、現金及び現金同等物、流動化ファシリティの未使用枠を合算した即応可能流動性を保持しています。
また、当社グループの銀行子会社が保有する現金・預金の大部分は顧客預金に対応するものであり、当社は、自己資本比率や流動性関連規制等に適切に対応し、所要の資本・流動性を常時維持しています。証券業においても顧客からの預かり金を保有していますが、これらは顧客資産(分別管理対象)であり、当社グループの証券子会社として必要な規制資本・流動性を確保しています。
なお、グループ共通で人件費、広告宣伝費、ソフトウエア開発に係る設備投資、および事業拡大のための投資資金を主な資金使途として見込みます。これらは、営業活動によるキャッシュ・フローと既存の手元流動性で賄うことを基本とし、必要に応じて銀行借入等の外部調達手段を活用します。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載の通りです。
⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、Total GMV(Total Gross Merchandise Value)(注1)およびPayPay MTUを設定しています。
これらの指標は、サービス利用規模やユーザーエンゲージメントを総合的に示すものであり、当社グループの成長性・収益性を客観的に評価する上での重要な指標として位置づけています。
各指標の進捗状況については以下の通りであり、現時点で堅調に推移しているものと認識しています。これらの指標につきましては過去の成長率を維持しながら今後も継続的に向上させるよう努める方針であり、具体的な目標値は設定しておりません。
2025年3月31日に
終了した1年間
2026年3月31日に
終了した1年間
Total GMV(兆円)15.719.4
PayPay MTU(百万人)(注2)37.241.0

(注1)Total GMVは、PayPay残高GMV、PayPayクレジットGMV、PayPayカードGMV、PayPay銀行VISAデビットカードGMVの総額を指します。ただし、中止された取引に係るGMVは除きます。
PayPay残高GMVはPayPay残高、PayPayデビット、PayPay残高カード、PayPayアプリに連携されたその他のクレジットカードによる決済およびAlipay+やHIVEX®等の他の決済サービス・ネットワークを通じたPayPayコード決済による決済を指します。ただし、PayPayカードによるPayPay残高へのチャージおよび中止された取引に係るGMVは除きます。
PayPayクレジットGMVは、PayPayクレジットを利用した決済、PayPayカードによるPayPay残高へのチャージおよびPayPayアカウントを連携せずにPayPayカードをPayPayアプリに連携して行われたGMVを指します。ただし、中止された取引に係るGMVは除きます。
PayPayカードGMVは、PayPayカード(物理カード)を使用した決済を指します。ただし、PayPayカードによるPayPay残高へのチャージおよび中止された取引に係るGMVは除きます。
PayPay銀行VISAデビットカードGMVは、PayPay 銀行Visaデビットカード(物理カード)およびカードレスVisaデビット取引(個人・法人利用分)による決済額を指し、PayPayデビットのGMV、現金カード機能利用時のATM引き出し額および中止された取引に係るGMVは除きます。
(注2)年度累計の数値ではなく、期末時点の実績値です。
  • 有価証券報告書-第8期(2025/04/01-2026/03/31)

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