有価証券報告書(内国投資信託受益証券)-第13期(令和3年12月21日-令和4年6月20日)

【提出】
2022/09/16 9:09
【資料】
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【項目】
49項目
(1)【投資方針】
(イ)運用方針
当ファンドは、投資先ファンドへの投資を通じて、環太平洋地域に属する各国の企業が発行する株式に投資することにより、信託財産の中長期的な成長をはかることを目的として運用を行います。
委託会社は、当ファンドが投資する投資先ファンドを以下の理由により選定しています。
① アジア・オセアニア株式ファンド
当該投資先ファンドは、委託会社が運用するものであり、運用方針・戦略を十分理解することができるものです。委託会社は、アジア・オセアニア各国の株式に投資することにより収益を確保する目的から、企業取材を基本とする徹底的なボトムアップ・アプローチによる調査・分析により企業の成長力に比べて株価が割安な銘柄に投資する「EMAPアジア株式運用ストラテジー*」が有効と考えるため、当該ストラテジーを採用している当該投資先ファンドを選定しています。
* 後記「(ロ)投資態度 ②投資先ファンドの投資態度および運用プロセス ■アジア・オセアニア株式ファンド・運用プロセス」をご参照ください。
② 北米株式ファンドおよび中南米株式ファンド
当該投資先ファンドは、委託会社が属するJ.P.モルガン・アセット・マネジメント内の運用会社が運用するものであり、委託会社は当該運用会社の運用方針・戦略を十分理解できるものです。委託会社は、当該投資先ファンドの運用方針について予め分析のうえ、当ファンドの運用方針に合致するものと判断し、またそれにより収益を確保することが見込まれるため、当該投資先ファンドを選定しています。
(ロ)投資態度
① 当ファンドの投資態度
当ファンドのキャッシュを除いた部分について、投資先ファンドの組入比率を概ね以下の割合とします。
投資先ファンド名組入比率
アジア・オセアニア株式ファンド60%
北米株式ファンド30%
中南米株式ファンド10%

投資先ファンドの基準価額の変動、当ファンドにおける資金流出入等によって、前記の割合から乖離した場合は、当該乖離の要因を考慮しつつ、適切と考えられる時期に概ね前記割合となるよう調整します。なおその結果、前記割合からの乖離が大きい状態が一定期間継続することがあります。
なお、資金動向、市況動向、経済情勢、投資環境等の変化に対応するために、やむを得ない事情がある場合には、前記にしたがった運用が行えないことがあります。
② 投資先ファンドの投資態度および運用プロセス
■ アジア・オセアニア株式ファンド
・ 投資態度
1.信託財産の中長期的な成長をはかることを目的として運用を行います。
2.アジア・オセアニア各国の企業*1が発行する株式に主として投資します。また委託会社がそれと同等の投資成果を得られると判断する有価証券にも投資します。当該有価証券には、預託証券、カバード・ワラントおよび株価連動社債*2を含みます。
3.資金動向、市況動向、経済情勢、投資環境等の変化に対応するために、やむを得ない事情がある場合には、前記にしたがった運用が行えないことがあります。
ストックコネクト*を通じて中国のA株に投資することがあります。中国のA株とは、主な投資家として中国居住者を想定しているものですが、現在では一定の条件下で一部の外国投資家(適格外国機関投資家)にも投資が認められているものです。
* 後記「3 投資リスク(1)リスク要因 投資先ファンドのリスク ④ストックコネクトを通じた中国のA株投資にかかるリスクおよび留意点」をご参照ください。
*1 「アジア・オセアニア各国」とは、委託会社がそれに該当すると判断する国(日本を含みます。)をいいます。なお、当該国には地域を含みます。「アジア・オセアニア各国の企業」とは、アジア・オセアニア各国のいずれかと何らかの形で密接な関係を持つと委託会社が判断する企業をいいます。
*2 「預託証券」とは、ある国の企業の株式を国内の別市場または国外で流通させるために、その株式を銀行等に預託し、預託を受けた銀行等が株式の代替として発行する証券のことをいいます。預託証券は、主に先進国の有価証券が取引される市場で取引されます。
「カバード・ワラント」とは、オプション(ある原資産について、あらかじめ決められた将来の一定の日または期間において、一定のレートまたは価格で取引する権利)を証券化したものをいいます。
「株価連動社債」とは、ある株式(複数の銘柄の場合を含みます。)の価格に連動する投資成果を得ることを目的として組成される社債をいいます。
・ 運用プロセス
当該投資先ファンドにおける運用プロセスは次のとおりです。
なお、資金動向や市況動向により、次のような運用ができない場合があります。
当該投資先ファンドの運用は、委託会社において当該投資先ファンドを担当するポートフォリオ・マネジャーが行います。
当該投資先ファンドを担当するポートフォリオ・マネジャーは、J.P.モルガン・アセット・マネジメント各社で横断的に構成されるEMAPアジア株式運用チーム*1の一員です。
EMAPアジア株式運用チームの国別スペシャリスト*2、アジア・パシフィック・ポートフォリオ・マネジャー*3およびセクター・アナリスト*4からの情報ならびにJ.P.モルガン・アセット・マネジメント各社の他の運用グループの情報を基に次のように運用を行います。
*1 「EMAPアジア株式運用チーム」とは、EMAPアジア株式運用ストラテジー*5により、日本を含むアジア太平洋地域の株式の運用を担当するポートフォリオ・マネジャーの総称で、国別スペシャリストおよびアジア・パシフィック・ポートフォリオ・マネジャーで構成されています。J.P.モルガン・アセット・マネジメント各社で横断的に構成されているため、同一の法人に所属しているとは限りません。同チームは、J.P.モルガン・アセット・マネジメント内で横断的に構成された、新興国および日本を含むアジア太平洋地域の各国への投資を担当する、エマージング・マーケット・アンド・アジア・パシフィック・エクイティーズ・チーム(略称:EMAP)に属します。EMAPアジア株式運用チームおよび同チームを含めたEMAP内で情報交換が行われ、各銘柄の調査・分析に活用されています。
*2 「国別スペシャリスト」とは、EMAPアジア株式運用チームにおいて、それぞれの担当国に特化して現地に密着した調査・運用を行うポートフォリオ・マネジャーのことをいいます。
*3 「アジア・パシフィック・ポートフォリオ・マネジャー」とは、EMAPアジア株式運用チームにおいて、アジア・オセアニア地域全体をカバーして調査・運用を行うポートフォリオ・マネジャーのことをいいます。
*4 「セクター・アナリスト」とは、EMAPにおいて、新興国および日本を除くアジア太平洋地域の各国の企業の財務分析、業界分析等により、株式等の投資価値の分析・評価を行う者をいいます。
*5 「EMAPアジア株式運用ストラテジー」とは、企業取材に基づくボトムアップ・アプローチ方式で行う株式運用戦略です。具体的には、企業取材を基本とする徹底的なボトムアップ・アプローチによる調査・分析を行い、企業の成長力に比べて株価が割安な銘柄に投資することにより、超過収益の獲得を目指す運用を行います。当運用戦略は、EMAPアジア株式運用チームが運用を担当しています。
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*1 「アジア・オセアニア地域以外の国の担当者」とは、EMAPアジア株式運用チーム以外のJ.P.モルガン・アセット・マネジメント各社に所属し、アジア・オセアニア地域以外の国のそれぞれの担当国において、調査・運用を行うポートフォリオ・マネジャーやアナリスト等のことをいいます。
*2 「バリュエーション」とは、企業の利益・資産等の企業価値に対して、株価が相対的に割安であるかの判断をいいます。
※ 前記の運用プロセスで使用する情報は委託会社以外のJ.P.モルガン・アセット・マネジメントに所属する者からのものも含みます。
■ 北米株式ファンド
・ 投資態度
主に米国の企業の株式に投資し、資産の長期的な成長をはかることを目的として運用を行います。
なお、カナダの企業の株式にも投資する場合があります。
・ 運用プロセス
当該投資先ファンドにおいては、その運用会社であるJPMIM社が、以下のプロセスにしたがい運用を行います。
なお、資金動向や市況動向により、次のような運用ができない場合があります。
① 調査対象企業の選出
米国株式運用グループの米国グロース株運用チームに所属するポートフォリオ・マネジャーおよびアナリストは、投資対象企業群について、数値データに基づいて企業や株価の成長性等を測る分析(定量分析)、および現地に密着した企業取材等による、業界動向や企業の戦略等の数値化できない事象の分析(定性分析)を行い、より詳細な調査を行う対象となる企業を選びます。
② 調査対象企業の詳細分析
前記①で選出した銘柄について、米国株式運用グループの米国グロース株運用チームのポートフォリオ・マネジャーおよびアナリストは、主に以下の視点から各投資対象企業の分析を行います。
・ 企業の成長力:企業の業績成長の裏付けとなる成長機会が存在するか、利益率が拡大する余地があるか等
・ 企業の競争力:同業他社比の優位性はあるか、ビジネスモデルは有効であるか等
・ 経営陣の執行能力:経営陣に十分な執行能力があるか、長期的な経営戦略の有効性があるか等
・ 財務の健全性:健全な財務状況を有しているか、収益構造が安定的であるか等
③ ポートフォリオの構築
米国株式運用グループの米国グロース株運用チームに所属する当該投資先ファンドを担当するポートフォリオ・マネジャーは、前記②で分析した銘柄の中から、ポートフォリオ全体の業種の分散や利益成長力、リスク、組入銘柄が迅速かつ適正な価格で売買できるか(流動性)、市場環境、各銘柄に対する米国グロース株運用チームの見方に配慮しながら、当該投資先ファンドのポートフォリオに組入れる銘柄およびその組入比率を決定します。
■ 中南米株式ファンド
・ 投資態度
主に中南米各国の企業の株式に投資し、資産の長期的な成長をはかることを目的として運用を行います。
・ 運用プロセス
当該投資先ファンドにおいては、その運用会社であるJPMIM社が、以下のプロセスにしたがい運用を行います。
なお、資金動向や市況動向により、次のような運用ができない場合があります。
① 個別銘柄の評価
J.P.モルガン・アセット・マネジメントの各運用拠点に在籍する、各地域の中南米を含めた新興国株式を担当するアナリストは、現地に密着した企業取材を行います。収集した情報に基づき、投資対象企業について、業種内での競争力、経営陣の質、株価バリュエーション等について綿密な分析を行い、長期の業績予想やバリュエーション予想を行います。最終的に、これらの予想に基づく利益成長、配当、バリュエーションの変化、通貨の4項目の予想値を用いて、投資対象企業に現在の株価で投資した場合の長期的な「期待リターン」(期待収益)を算出します。
② 国別・業種別評価
EMAPに属するマクロ・ストラテジスト*による「バリュー(割安度)」および「モメンタム(株価の勢い・方向性)」の各要素に基づく分析として、PBR(株価純資産倍率)、PER(株価収益率)等の指標に基づく定量分析と、政治情勢、市場の成熟度等の数値データで定量的には捉えづらい材料を考慮した分析(定性分析)を基に、マクロ・ストラテジストとEMAPに属するポートフォリオ・マネジャーが、当該投資先ファンドの投資対象国別および業種別に相対的な投資魅力度について議論し、5段階の国別・業種別評価(1=最も魅力的、5=最も魅力的でない)に分類し、これを前記①の個別銘柄の評価を行う際の補足として使用します。
* 「マクロ・ストラテジスト」とは、経済環境や相場環境等様々な視点から投資環境を分析し、投資方針を提供する者をいいます。
③ 組入銘柄の絞り込み
前記①で算出した「期待リターン」が高いと判断される銘柄を中心に、前記②で分類したその銘柄が属する国・業種の評価、市場環境、定性分析の結果としての経営の透明性や健全性等のコーポレート・ガバナンス、政情安定度等を考慮して、当該投資先ファンドのポートフォリオに組み入れる銘柄を絞り込みます。
④ ポートフォリオの構築
当該投資先ファンドを担当するポートフォリオ・マネジャーが、国・業種の分散、ポートフォリオ全体のリスク、個別銘柄の流動性等に配慮しながら、当該投資先ファンドのポートフォリオに組み入れる銘柄およびその組入比率を決定します。
(ESG*投資について)
投資先ファンドの運用プロセスにおいて、環境、社会、そしてガバナンス面(企業統治)の要素が、投資対象候補銘柄のリスク要因となり得るかどうかを分析・評価しています。なお、この評価のみが投資判断を決定付けるものではなく、リスク要因を十分考慮しつつも、リスクが認められる銘柄を組み入れる可能性や、当該銘柄を継続的に保有する可能性があります。
* 「ESG」とは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を合わせたものをいいます。
<当ファンドまたはマザーファンドにおいて行われることがある、投資者の利益を害することとなる潜在的なおそれのある取引の内容、および当該取引が投資者の利益を害しないことを確保するための措置>委託会社は、当ファンドまたはマザーファンドにおいて、自己または第三者の利益を図るために投資者の利益を害することとなる潜在的なおそれのある取引を行うことがあり、それらの内容は後記の「JPモルガン・アセット・マネジメントにおける利益相反の開示について」をご覧ください。委託会社は、当該取引が投資者の利益を害しないことを確保するための措置として、社内規程等を制定してそれにしたがった管理を行うとともに、社内規程等の遵守状況についてモニタリングを必要に応じて行っています。

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