- #1 サステナビリティに関する考え方及び取組(連結)
② 戦略
気候関連のリスク及び機会を特定・評価し、事業に与える影響を把握するため、環境システム事業及び塗装システム事業を対象に、2035年度において、当社グループへの影響度が高いリスクと機会の要因を洗い出し、世界の平均気温上昇が2℃未満に抑制されることを想定した2℃未満シナリオと、4℃程度上昇する4℃シナリオについて、それぞれ政策や市場動向の移行に関する分析と、災害などによる物理的変化に関する分析を実施しました。当社グループは「炭素税」「顧客行動の変化」「省エネ・再エネ技術の普及」を移行の要素、「平均気温の上昇」を物理的な要素と認識し、重要なリスク・機会として特定しました。
ア 4℃シナリオ
2025/06/26 12:45- #2 セグメント情報等、連結財務諸表(連結)
当社は、設備工事別に事業部を置き、各事業部は取り扱う設備工事について国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
したがって、当社グループは、事業部を基礎とした設備工事別のセグメントから構成されており、「環境システム事業」及び「塗装システム事業」の2つを報告セグメントとしております。
「環境システム事業」は、主に一般事務所等に関連するビル空調設備及び工場等の生産設備や研究所等に関連する産業空調設備の設計・監理・施工並びにこれらに関連する資機材の製造・販売を行っております。
2025/06/26 12:45- #3 事業の内容
各事業別の市場・顧客分野は次のとおりであります。
| 環境システム事業 | : | 事務所、ホテル、店舗、学校、研究所、劇場、ホール、病院、データセンター等の一般空調設備半導体、電子部品、電池、精密機械、医薬品、食品等の製造工場におけるクリーンルーム等及び植物工場等の産業空調設備 |
| 塗装システム事業 | : | 自動車車体・バンパー等、自動車産業向けのほかに建設車両・鉄道車両・航空機・一般産業機器等の各製造工場における塗装設備 |
事業の系統図は次のとおりであります。

(注) ※1 当連結会計年度において新たに設立したため、連結子会社としております。
2025/06/26 12:45- #4 事業等のリスク
(1) 民間設備投資の変動のリスク
当社グループの事業においては、受注環境の変化が、売上、利益に大きく影響を与える可能性があります。環境システム事業では、海外における日系企業の投資の減少、塗装システム事業では、国内自動車メーカーの国内生産縮小の継続や世界的な自動車販売の低迷による設備投資の減少により、受注工事高が減少し、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、自動車メーカー各社のカーボンニュートラル実現に向けた生産設備の変化への対応が遅れると、顧客離れを招き、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
これに対し環境システム事業では、海外において、現地系企業への営業体制の強化、国内営業と連携した日系メーカーへの受注活動の推進を行ってまいります。また、塗装システム事業では、カーボンニュートラル実現に向けた顧客の生産設備に変化をもたらす当社の技術開発を加速するとともに、自動化技術を軸に、従来からの四輪・二輪車市場に加え、他の産業への参入を推し進め、オートメーション事業の拡大を目指してまいります。
2025/06/26 12:45- #5 会計方針に関する事項(連結)
① 工事請負契約等
環境システム事業及び塗装システム事業における設計・監理・施工業務を主とした工事請負契約等に関して、一定の期間にわたり履行義務が充足されると判断し、履行義務の充足に係る進捗度に基づき収益を認識しております。
一定の期間にわたり収益を認識する方法における履行義務の充足に係る進捗度の測定は、見積総原価に対する発生原価の割合(インプット法)で算出しております。なお、履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積もることができないが、発生する費用を回収することが見込まれる場合は、原価回収基準にて収益を認識しております。
2025/06/26 12:45- #6 収益認識関係、連結財務諸表(連結)
前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
| 報告セグメント | 合計(百万円) |
| 環境システム事業(百万円) | 塗装システム事業(百万円) |
当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)
| 報告セグメント | 合計(百万円) |
| 環境システム事業(百万円) | 塗装システム事業(百万円) |
2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報
2025/06/26 12:45- #7 従業員の状況(連結)
2025年3月31日現在
| セグメントの名称 | 従業員数(人) |
| 環境システム事業 | 3,533 |
| 塗装システム事業 | 1,468 |
| 全社(共通) | 266 |
(注) 1 従業員数は就業人員であります。
2 全社(共通)は、本社・本部及び一部連結子会社の管理部門の従業員であります。
2025/06/26 12:45- #8 株式の保有状況(連結)
特定投資株式
| 銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
| 株式数(株) | 株式数(株) |
| 貸借対照表計上額(百万円) | 貸借対照表計上額(百万円) |
| 2,977 | 3,255 |
| スズキ㈱ | 1,588,400 | 397,100 | 塗装システム事業における、自動車車体・バンパー等の塗装設備工事の受注先である。今後の事業戦略と取引の維持拡大を総合的に勘案して保有。なお、同社は2024年4月1日を効力発生日として、株式分割(1株→4株)を行っている。 | 有 |
| 2,875 | 2,761 |
| 1,231 | 1,282 |
| ㈱椿本チエイン | 663,000 | 221,000 | 塗装システム事業において、同社と共同出資し、中国・天津にコンベヤ製作会社、天津東椿大気塗装輸送系統設備有限公司を設立。今後の事業戦略と取引の維持拡大を総合的に勘案して保有。なお、同社は2024年10月1日を効力発生日として、株式分割(1株→3株)を行っている。 | 有 |
| 1,225 | 1,138 |
| 銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
| 株式数(株) | 株式数(株) |
| 貸借対照表計上額(百万円) | 貸借対照表計上額(百万円) |
| 147 | 183 |
| 日産車体㈱ | 100,000 | 100,000 | 塗装システム事業における、自動車車体・パンパー等の塗装設備工事の受注先である。今後の事業戦略と取引の維持拡大を総合的に勘案して保有。 | 無 |
| 103 | 106 |
みなし保有株式
| 銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
| 株式数(株) | 株式数(株) |
| 貸借対照表計上額(百万円) | 貸借対照表計上額(百万円) |
(注1) 貸借対照表計上額が資本金額の100分の1を超えるものが60銘柄以下のため記載しております。
2025/06/26 12:45- #9 略歴、役員の状況(取締役(及び監査役))(連結)
| 1983年4月 | 当社入社 |
| 2015年4月 | Taikisha(Singapore)Pte.Ltd. 社長 |
| 2019年4月 | 理事塗装システム事業部海外統括部長 |
| 2020年4月 | 常務執行役員経営企画本部長 |
2025/06/26 12:45- #10 研究開発活動
また、試運転計測においても一昨年度実施した自動性能検証ロボット(電子デバイス工場などのクリーンルームの温湿度やクリーン度を自動で計測、記録する装置)の性能向上を実施し、BIMとの連携による準備作業の簡略化や計測位置精度の向上をすることができ、実用化の段階まで到達いたしました。今後は実際のプロジェクトにて数件の検証(従来方式との比較)を実施したのち、自動性能検証ロボットによる検証作業の標準化に向けて取り組んでまいります。同時に、すでに開発が完了している、フィルターリーク試験ソフト(VA-M及びVA-M改)の活用と合わせて、性能検証作業の効率化・DX化をはかり、働き方改革を実現してまいります。
(2) 塗装システム事業
当連結会計年度における研究開発費の金額は691百万円であります。
2025/06/26 12:45- #11 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
(エ) 「知的資本」の増強
産業・社会のCO2削減に貢献する新技術を駆使した新しい事業の開発による「GXエンジニアリング技術」の高度化と、自動車向け塗装システム事業で培った先進的なファクトリーオートメーション技術による「DX・オートメーション技術」の高度化を通して、広範な産業領域における「グリーン化」と「スマート化」に貢献します。
(オ) 「人的資本」の増強
2025/06/26 12:45- #12 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
プロダクトマネジメント部はスクラム型組織として、BIM・フロントローディング、業務支援などの多様なタスクに対し、関係部門が協力して迅速な対応と改善を行い、新しい業務フローを主導するとともに、新しいデジタル業務マインドを持った人材を育成していきます。
2つ目は、塗装システム事業の掲げる『国内外での確固たる地位の確立』における取り組みとして、当社は欧州市場における事業拡大を目的に、2024年6月、ドイツに「Taikisha Deutschland GmbH」を設立しました。世界の四輪市場はコロナ前の水準に回復し、今後も安定した需要が見込まれる中で、とりわけ欧州市場は、自動車産業の技術革新をけん引する重要な存在であることから、当社では戦略的に重要な市場と位置づけています。
欧州は、自動車塗装の分野で世界トップシェアを持つ競合企業が本拠を構える市場です。こうしたフィールドにあって、当社は、主要自動車メーカーとのパートナーシップを強化するとともに、自動化技術を駆使し、塗装工場を一括で請け負えるサプライヤーとしての地位の確立を目指します。あわせて、省エネルギー技術や欧州規制に合致した環境負荷低減技術を活用し、カーボンニュートラルの実現に貢献するソリューションを提供してまいります。
2025/06/26 12:45- #13 脚注(取締役(及び監査役)(連結)
※は取締役兼務者であります。
| 役職名 | 氏名 |
| ※ | 副社長執行役員 経営企画本部長 兼 サステナビリティ推進担当 | 中川正徳 |
| ※ | 専務執行役員 塗装システム事業部長 | 浜中幸憲 |
| ※ | 専務執行役員 環境システム事業部長 | 祖父江正 |
| 常務執行役員 技術本部長 兼 安全本部長 | 井上正 |
| 常務執行役員 塗装システム事業部 副事業部長 兼 技術統括部長 | 福永卓司 |
| 常務執行役員 環境システム事業部 東京支社長 | 田村健 |
| 常務執行役員 環境システム事業部 営業統括部長 | 中田泰彰 |
| 執行役員 塗装システム事業部 開発統括部長 | 石﨑浩一 |
| 執行役員 環境システム事業部 アセアン統括部長 | 山下眞毅 |
| 執行役員 環境システム事業部 九州支店長 | 入交護 |
| 執行役員 塗装システム事業部 自動化ビジネス統括部長 兼 営業部長 | 小野沢裕 |
| 執行役員 環境システム事業部 東北支店長 | 八重樫俊至 |
2025/06/26 12:45