セグメントの概況は、次のとおりであります。
(油脂事業)
油脂事業環境につきましては、主原料である大豆相場は、ブラジルの豊作期待の高まりとアルゼンチンの減産懸念を材料に期近限月で4月は1ブッシェル当たり15米ドル前後で推移しましたが、5月には米国における順調な作付進捗や米国産大豆の需給緩和予想などから一時12米ドル台まで下落しました。その後は米国産地の降雨不足による作柄悪化懸念の高まり、米国における再生可能エネルギー向け植物油需要の増加期待などから上昇傾向に転じると、当初の予想を下回る米国作付面積発表などもあり、6月末には15米ドル台まで再度上昇しました。前年同四半期との比較では低位での推移となりました。菜種相場は、欧州・豪州の豊作を受け期近限月で4月は1トン当たり700加ドル台で推移しましたが、5月にはカナダ産地での作付の進展とともに軟調に推移し600加ドル台中盤まで下落しました。その後は米国の植物油需要の増加期待やカナダ産地の乾燥による作柄悪化懸念から上昇傾向に転じ、6月下旬には700加ドル台中盤まで再び上昇しました。前年同四半期との比較では低位での推移となりました。ドル円相場は、一時的な金融不安の高まりを受けて4月には一時129円台/1米ドルまで円高ドル安が進行しましたが、その後は日米の金融政策の方向性の違いが意識される中、円安ドル高傾向が継続し、6月末には144円台/1米ドルを付けるなど、前年同四半期と比較して円安水準での推移となりました。
2023/08/09 16:47