有価証券報告書-第76期(平成31年1月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/03/13 15:02
【資料】
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注記事項-後発事象、連結財務諸表(IFRS)

35.重要な後発事象
(自己株式取得に係る事項の決議)
当社は、2020年1月24日開催の取締役会において、会社法第459条第1項の規定による定款の定めに基づき、下記のとおり、自己株式取得に関わる事項について決議いたしました。
1. 自己株式の取得を行う理由
当社は、株主のみなさまへの利益還元を、経営上の最重要課題として取り組んでおります。株主還元の更なる充実と、資本効率の向上を目指し、自己株式の取得を行います。
2.取得に関わる事項の内容
(1)取得対象株式の種類普通株式
(2)取得し得る株式の総数480,000株(上限)
発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合 0.54%
(3)株式の取得価額の総額1,500,000,000円(上限)
(4)取得期間2020年2月5日~2020年3月24日
(5)取得方法東京証券取引所における市場買付(証券会社による取引一任方式)

(ご参考) 2019年12月31日時点の自己株式の保有状況
発行済株式総数(自己株式を除く) 88,845,018株
自己株式数 5,521,926株
※上記自己株式は、従業員持株ESOP信託が保有する自社の株式を含んでおります。
なお、2020年2月末における取得株数は240,000株、取得金額は646百万円であります。
(財団の設立及び第三者割当による自己株式の処分)
当社は、2020年1月24日開催の取締役会において、カゴメみらいやさい財団(以下「本財団」)を設立すること、本財団の社会貢献活動を継続的、安定的に支援する目的で第三者割当による自己株式の処分を行うことを決議しましたので、下記の通りお知らせいたします。なお、本自己株式の処分に関しましては、2020年3月27日開催予定の第76回定時株主総会の承認を条件として実施するものとします。
1.新財団の設立について
(1)財団設立の目的
当社は企業理念とお客様への約束事を体現するための行動軸として「行動規範」を定めており、その1番目に「共助」を掲げております。自助や公助だけでは解決できない社会的なテーマについて、行動を共にしてくれる人々や地域社会と連携し、共に支えあい助けあうことをモットーとするものであり、本財団はまさに、それを実現するために必要なしくみです。
事業活動と社会課題の解決を一致させる取組を進めるのはもちろんのこと、同時に純粋な社会貢献のしくみを合わせ持つことで、食を取り巻く社会課題、とりわけ子どものための食育の推進を支援していきます。そのため、財団による社会貢献は事業活動にも還元され、カゴメの企業価値の向上に繋がるものと考えております。
(2)財団の概要
名称カゴメみらいやさい財団
所在地東京都中央区日本橋浜町3-21-1 日本橋浜町Fタワー
代表理事寺田直行
活動内容食に関わる社会貢献(主に食育など子どものための取り組み)を行う団体への助成(寄付)
活動原資年間約5,000万円

2.自己株式の処分について
処分株式数普通株式940,000株(発行済株式総数に対する割合0.996%)
処分価額1株につき1円
資金調達の額940,000円
募集又は処分方法第三者割当による処分
処分先(予定)日本マスタートラスト信託銀行株式会社
処分期日2020年7月1日(予定)
その他本自己株式の処分については、2020年3月27日開催予定の第76回定時株主総会において有利発行に係る特別決議を経ることを条件とします。処分に関する期日その他の事項は、当該株主総会後における取締役会において決議します。

3.処分の目的及び理由
食を取り巻く社会課題の解決、とりわけ子どものための食育の推進を目指す「カゴメみらいやさい財団」は、その目的に沿った活動を行う団体に対する助成等の事業を実施していきます。本財団の社会貢献活動を継続的、安定的に支援するため、当社は、三菱UFJ信託銀行株式会社を受託者、日本マスタートラスト信託銀行株式会社を共同受託者、本財団を受益者とする他益信託(以下「本信託」)を設定し、本信託は、当社株式を取得します。本信託は、当社株式の配当による信託収益を本財団に交付し、本財団は当該信託収益をはじめ、当社からの必要に応じた支援を活動原資に加え、今後事業を実施します。
本自己株式の処分は、本財団の社会貢献活動の原資を拠出するために設定される本信託に対し行うものです。
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