このような状況のもと、当社は繊維各部門において機能レーヨンの国内外の販売強化に取り組むとともに、繊維事業以外の事業展開を図ってまいりました。繊維部門は高付加価値製品の販売に注力してまいりましたが、主力のレーヨン部門の売上減少や原材料のコストアップ及びそれに伴う価格転嫁などの問題、事業再構築に伴う事業構造改善引当金計上等により減収減益となりました。不動産部門は売上高、営業利益とも堅調に推移しました。新型コロナウイルス感染症の影響については、中国での発生当初は売上が減少しましたが、期の終盤はマスクの原材料でもあるレーヨン綿の売上が少し持ち直しました。
この結果、当社グループの当連結会計年度の経営成績は売上高9,026百万円(前年同期比7.4%減)となり、営業損失207百万円(前年同期は営業利益148百万円)、経常損失473百万円(前年同期は経常損失168百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失2,367百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失840百万円)となりました。
当社グループの財政状態は当連結会計年度末の総資産は26,315百万円で前連結会計年度末に比べ26百万円の減少となりました。流動資産は4,513百万円で、前連結会計年度末に比べ436百万円の減少となりました。主な要因は、現金及び預金が349百万円減少したことによるものであります。固定資産は21,784百万円で、前連結会計年度末に比べ417百万円の増加となりました。主な要因は、有形固定資産が537百万円増加したことによるものであります。繰延資産は17百万円で、前連結会計年度末に比べ6百万円の減少となりました。負債合計は23,522百万円で、前連結会計年度末に比べ2,300百万円の増加となりました。主な要因は事業構造改善引当金が1,797百万円増加したことによるものであります。純資産は2,792百万円で、利益剰余金の減少等により前連結会計年度末に比べ2,326百万円の減少となりました。なお、自己資本比率は10.6%で、前連結会計年度末より8.8ポイント減少しております。
2020/06/26 12:47