有価証券報告書-第187期(平成28年12月1日-平成29年11月30日)
有報資料
(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済環境は、雇用環境の改善や堅調な企業業績から底堅く推移しているものの、景気回復には力強さを欠き、その実感も薄い状況で推移しました。また、海外でも米国の経済政策や新興国・資源国経済の動向が国際市場に及ぼす影響など、景気の先行きは依然として不透明な状況が続きました。
このような情勢の中、当社グループは「ニッケグループRN130第1次中期経営計画」の初年度として、①成長事業と新規事業への資源の重点配分、②海外ビジネスの拡大、③資産効率の改善、④事業部内再編によるシナジー効果の創出を基本戦略として取り組んでまいりました。
事業活動の内容として、衣料繊維事業においては、製造力・開発力の強化に向けた積極的な設備投資を推し進め、産業機材事業においては、海外販売体制の強化を狙ったM&Aを実施しました。また、人とみらい開発事業においては、介護事業等における施設数拡大や保育事業への参入を行い、生活流通事業においては、Eコマースによる商流拡大に努めました。
この結果、当連結会計年度の業績は、連結売上高103,498百万円(前年同期比2.5%増)、連結営業利益8,348百万円(前年同期比9.6%増)、連結経常利益9,089百万円(前年同期比18.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5,270百万円(前年同期比5.4%増)となりました。
セグメントの概況は以下のとおりであります。
①衣料繊維事業
「衣料繊維事業」は、ウール由来の先端素材やハイブリッド素材・製品の開発・提供を行っております。
売糸は、海外は欧州向けなどでは増収となりましたが、国内は小売店における秋冬物衣料の販売不振が長期化し、全国的に需要が減少したことにより、減収となりました。
学校制服用素材は、需要が堅調に推移し、ほぼ前年並みとなりました。
官公庁制服用素材は、消防関係では需要が増加し、諸官庁向けも堅調に推移したものの、大口物件の受注があった前期との比較では、減収となりました。
一般企業制服用素材は、マイナス金利の影響で金融機関向けなど大口物件の更改需要が低調であったため、減収となりました。
一般衣料用素材は、百貨店アパレル向けおよび欧州向けの販売は順調に推移したものの、郊外店、総合スーパー向けの販売が下期後半において低調に推移したことにより、減収となりました。
この結果、衣料繊維事業の当連結会計年度の売上高は35,957百万円(前年同期比4.3%減)となりました。
②産業機材事業
「産業機材事業」は、ウールから化合繊、糸から紐・フェルト・不織布など産業用資材・生活用資材の開発・製造・卸売、産業用機器の設計・製造・販売、および、環境・エネルギーシステムの設計・施工・メンテナンスを行っております。
産業用資材は、自動車生産が好調に推移する中で車両向けの縫製糸や不織布、ハイブリッド車向けの結束紐が売上を伸ばしました。また、芯地・楽器用フェルトやOA機器用不織布が好調で、全体として増収となりました。
生活用資材は、スポーツ用品ではテニス用品をはじめ需要が低調で、釣具においても主力商品のリニューアルに伴う旧品処分や、海外OEM需要の一巡により、減収となりました。
産業用機械・計測器は、車載電装品・安全部品製造ラインのファクトリーオートメーション装置の受注が引き続き順調に推移し、新規開発した全自動抵抗溶接機は光通信機器向けに好調、半導体・電子部品向け装置の販売も増加し、増収となりました。
エネルギー事業は、ソーラー発電設備工事の受注が減少し、減収となりました。
この結果、産業機材事業の当連結会計年度の売上高は20,545百万円(前年同期比9.4%増)となりました。
③人とみらい開発事業
「人とみらい開発事業」は、「街づくり」を主眼とした地域共生型のサービスの提供および不動産開発を行っております。
商業施設運営事業は、「ニッケパークタウン」(兵庫県加古川市)において、平成28年10月の本館リニューアル、平成29年7月の「ミーツテラス」開業による効果により、大幅な増収となりました。
不動産事業は、建築工事は減少しましたが、新規賃貸案件および賃貸ビルの稼働率向上により、増収となりました。ソーラー売電事業は、天候に恵まれ順調に稼動し、増収となりました。
ゴルフ事業は、練習場に関しては前期並みでしたが、コースへの来場者数の減少およびスクール会員数の伸び悩みにより、大幅な減収となりました。テニス事業では、施設のリニューアル効果や、受講料改定が奏功したことに加え、イベントやショップ販売が貢献したものの、新規入会者数が伸び悩み、微増収となりました。
介護事業は、グループホーム全施設において入居稼働が安定し、平成28年12月に開業した特定施設「あすも加古川」(兵庫県加古川市)、平成29年2月に開業した同「あすも市川」(千葉県市川市)における入居が順調に進みました。また、福祉用具販売等も好調で、増収となりました。
携帯電話販売事業は、店舗再編による影響があるものの、前期並みとなりました。
菓子類販売事業は、一部の店舗再編はあったものの、平成28年10月に「シャトレーゼ福山駅家店」(広島県福山市)と「シャトレーゼ加古川ニッケパークタウン店」(兵庫県加古川市)、平成29年4月に「シャトレーゼ福山南蔵王店」(広島県福山市)、同6月に「サーティーワンアイスクリームイオンモール神戸南店」(神戸市兵庫区)を新規に出店し、キャンペーンの効果もあり、大幅な増収となりました。
キッズランド事業は、「ニッケ・ピュアハートキッズランド(屋内型会員制遊園地)」を平成28年11月に尼崎つかしん(兵庫県尼崎市)、同12月にLALAガーデンつくば(茨城県つくば市)、平成29年4月にフレスポしんかな(堺市北区)、同7月にパークタウン加古川ミーツテラス(兵庫県加古川市)に新規出店し、大幅な増収となりました。
ビデオレンタル・書籍販売事業は、平成29年7月に「TSUTAYA BOOK STORE パークタウン加古川ミーツテラス」(兵庫県加古川市)を新規出店しましたが、一部店舗の再編により減収となりました。
アミューズメント事業は、出店施設の改装等による休業の影響により、減収となりました。
この結果、人とみらい開発事業の当連結会計年度の売上高は34,470百万円(前年同期比0.4%減)となりました。
④生活流通事業
「生活流通事業」は、商社機能を活かしたグループ内外に対する販売・物流サービスの提供を行っております。
寝装事業は、トランスポート用ひざ掛けなどの業務用寝装品が好調で、増収となりました。
馬具・乗馬用品事業は、例年行うセールを縮小したことにより、減収となりました。貿易事業は、コンテナ事業は好調でしたが、輸入代行事業の取引先を絞り込んだため、減収となりました。
100円ショップ向け卸売事業は、新商品の開発と重点顧客への販売が好調で、増収となりました。
ホビークラフト用事業は、北米向け販売の不振と国内大口向け産業用インクが伸び悩み減収となりましたが、スタンプ販売を行う㈱こどものかお(東京都中野区)がグループに加わったことにより、全体では増収となりました。
寝具・寝装品やインテリア用品の製造・販売を主としたEコマース事業は、軽寝具やOEM商品の販売が好調だったことに加え、家具・室内装飾品・日用雑貨などを扱うミヤコ商事㈱(東京都中央区)が通年で寄与したことにより、大幅な増収となりました。
保険事業は、主力のがん保険の販売は堅調に推移しましたが、貯蓄型保険の販売が減少したことにより、前期並みとなりました。
この結果、生活流通事業の当連結会計年度の売上高は12,523百万円(前年同期比24.5%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動による資金の収入は、前連結会計年度に比べ、棚卸資産の増加、仕入債務の減少等により、308百万円減少して9,206百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動による資金の支出は、前連結会計年度に比べ、関係会社株式の取得の増加等により105百万円増加して6,695百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動による資金の支出は、前連結会計年度に比べ、長期借入金の返済の減少等により、2,617百万円減少して743百万円となりました。
以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比1,685百万円増加して15,951百万円となりました。
当連結会計年度におけるわが国の経済環境は、雇用環境の改善や堅調な企業業績から底堅く推移しているものの、景気回復には力強さを欠き、その実感も薄い状況で推移しました。また、海外でも米国の経済政策や新興国・資源国経済の動向が国際市場に及ぼす影響など、景気の先行きは依然として不透明な状況が続きました。
このような情勢の中、当社グループは「ニッケグループRN130第1次中期経営計画」の初年度として、①成長事業と新規事業への資源の重点配分、②海外ビジネスの拡大、③資産効率の改善、④事業部内再編によるシナジー効果の創出を基本戦略として取り組んでまいりました。
事業活動の内容として、衣料繊維事業においては、製造力・開発力の強化に向けた積極的な設備投資を推し進め、産業機材事業においては、海外販売体制の強化を狙ったM&Aを実施しました。また、人とみらい開発事業においては、介護事業等における施設数拡大や保育事業への参入を行い、生活流通事業においては、Eコマースによる商流拡大に努めました。
この結果、当連結会計年度の業績は、連結売上高103,498百万円(前年同期比2.5%増)、連結営業利益8,348百万円(前年同期比9.6%増)、連結経常利益9,089百万円(前年同期比18.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5,270百万円(前年同期比5.4%増)となりました。
セグメントの概況は以下のとおりであります。
①衣料繊維事業
「衣料繊維事業」は、ウール由来の先端素材やハイブリッド素材・製品の開発・提供を行っております。
売糸は、海外は欧州向けなどでは増収となりましたが、国内は小売店における秋冬物衣料の販売不振が長期化し、全国的に需要が減少したことにより、減収となりました。
学校制服用素材は、需要が堅調に推移し、ほぼ前年並みとなりました。
官公庁制服用素材は、消防関係では需要が増加し、諸官庁向けも堅調に推移したものの、大口物件の受注があった前期との比較では、減収となりました。
一般企業制服用素材は、マイナス金利の影響で金融機関向けなど大口物件の更改需要が低調であったため、減収となりました。
一般衣料用素材は、百貨店アパレル向けおよび欧州向けの販売は順調に推移したものの、郊外店、総合スーパー向けの販売が下期後半において低調に推移したことにより、減収となりました。
この結果、衣料繊維事業の当連結会計年度の売上高は35,957百万円(前年同期比4.3%減)となりました。
②産業機材事業
「産業機材事業」は、ウールから化合繊、糸から紐・フェルト・不織布など産業用資材・生活用資材の開発・製造・卸売、産業用機器の設計・製造・販売、および、環境・エネルギーシステムの設計・施工・メンテナンスを行っております。
産業用資材は、自動車生産が好調に推移する中で車両向けの縫製糸や不織布、ハイブリッド車向けの結束紐が売上を伸ばしました。また、芯地・楽器用フェルトやOA機器用不織布が好調で、全体として増収となりました。
生活用資材は、スポーツ用品ではテニス用品をはじめ需要が低調で、釣具においても主力商品のリニューアルに伴う旧品処分や、海外OEM需要の一巡により、減収となりました。
産業用機械・計測器は、車載電装品・安全部品製造ラインのファクトリーオートメーション装置の受注が引き続き順調に推移し、新規開発した全自動抵抗溶接機は光通信機器向けに好調、半導体・電子部品向け装置の販売も増加し、増収となりました。
エネルギー事業は、ソーラー発電設備工事の受注が減少し、減収となりました。
この結果、産業機材事業の当連結会計年度の売上高は20,545百万円(前年同期比9.4%増)となりました。
③人とみらい開発事業
「人とみらい開発事業」は、「街づくり」を主眼とした地域共生型のサービスの提供および不動産開発を行っております。
商業施設運営事業は、「ニッケパークタウン」(兵庫県加古川市)において、平成28年10月の本館リニューアル、平成29年7月の「ミーツテラス」開業による効果により、大幅な増収となりました。
不動産事業は、建築工事は減少しましたが、新規賃貸案件および賃貸ビルの稼働率向上により、増収となりました。ソーラー売電事業は、天候に恵まれ順調に稼動し、増収となりました。
ゴルフ事業は、練習場に関しては前期並みでしたが、コースへの来場者数の減少およびスクール会員数の伸び悩みにより、大幅な減収となりました。テニス事業では、施設のリニューアル効果や、受講料改定が奏功したことに加え、イベントやショップ販売が貢献したものの、新規入会者数が伸び悩み、微増収となりました。
介護事業は、グループホーム全施設において入居稼働が安定し、平成28年12月に開業した特定施設「あすも加古川」(兵庫県加古川市)、平成29年2月に開業した同「あすも市川」(千葉県市川市)における入居が順調に進みました。また、福祉用具販売等も好調で、増収となりました。
携帯電話販売事業は、店舗再編による影響があるものの、前期並みとなりました。
菓子類販売事業は、一部の店舗再編はあったものの、平成28年10月に「シャトレーゼ福山駅家店」(広島県福山市)と「シャトレーゼ加古川ニッケパークタウン店」(兵庫県加古川市)、平成29年4月に「シャトレーゼ福山南蔵王店」(広島県福山市)、同6月に「サーティーワンアイスクリームイオンモール神戸南店」(神戸市兵庫区)を新規に出店し、キャンペーンの効果もあり、大幅な増収となりました。
キッズランド事業は、「ニッケ・ピュアハートキッズランド(屋内型会員制遊園地)」を平成28年11月に尼崎つかしん(兵庫県尼崎市)、同12月にLALAガーデンつくば(茨城県つくば市)、平成29年4月にフレスポしんかな(堺市北区)、同7月にパークタウン加古川ミーツテラス(兵庫県加古川市)に新規出店し、大幅な増収となりました。
ビデオレンタル・書籍販売事業は、平成29年7月に「TSUTAYA BOOK STORE パークタウン加古川ミーツテラス」(兵庫県加古川市)を新規出店しましたが、一部店舗の再編により減収となりました。
アミューズメント事業は、出店施設の改装等による休業の影響により、減収となりました。
この結果、人とみらい開発事業の当連結会計年度の売上高は34,470百万円(前年同期比0.4%減)となりました。
④生活流通事業
「生活流通事業」は、商社機能を活かしたグループ内外に対する販売・物流サービスの提供を行っております。
寝装事業は、トランスポート用ひざ掛けなどの業務用寝装品が好調で、増収となりました。
馬具・乗馬用品事業は、例年行うセールを縮小したことにより、減収となりました。貿易事業は、コンテナ事業は好調でしたが、輸入代行事業の取引先を絞り込んだため、減収となりました。
100円ショップ向け卸売事業は、新商品の開発と重点顧客への販売が好調で、増収となりました。
ホビークラフト用事業は、北米向け販売の不振と国内大口向け産業用インクが伸び悩み減収となりましたが、スタンプ販売を行う㈱こどものかお(東京都中野区)がグループに加わったことにより、全体では増収となりました。
寝具・寝装品やインテリア用品の製造・販売を主としたEコマース事業は、軽寝具やOEM商品の販売が好調だったことに加え、家具・室内装飾品・日用雑貨などを扱うミヤコ商事㈱(東京都中央区)が通年で寄与したことにより、大幅な増収となりました。
保険事業は、主力のがん保険の販売は堅調に推移しましたが、貯蓄型保険の販売が減少したことにより、前期並みとなりました。
この結果、生活流通事業の当連結会計年度の売上高は12,523百万円(前年同期比24.5%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動による資金の収入は、前連結会計年度に比べ、棚卸資産の増加、仕入債務の減少等により、308百万円減少して9,206百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動による資金の支出は、前連結会計年度に比べ、関係会社株式の取得の増加等により105百万円増加して6,695百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動による資金の支出は、前連結会計年度に比べ、長期借入金の返済の減少等により、2,617百万円減少して743百万円となりました。
以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比1,685百万円増加して15,951百万円となりました。