有価証券報告書-第137期(2022/04/01-2023/03/31)
また、当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、次のとおりであります。
①ニチモウの人材戦略について
100年以上の歴史を歩んできたニチモウにとって「従業員」は何よりも重要な経営資源=「人財」として位置付けており、企業価値向上の源泉です。漁業・水産業を主たる事業領域としているニチモウグループの強みは各事業分野における専門性、独自性が挙げられます。その強みを支えているのは、従業員一人ひとりがステークホルダーを巻き込んで業務を遂行する力量です。
これらを踏まえた人材戦略は、第137期中期経営計画の基本構想にもある「浜から食卓までを網羅し繋ぐ」のベースとなる『人(従業員)をより強い個に成長させて繋ぐ』ことです。
具体的に求める人物像は、価値観の異なる相手とも協力していける“柔軟性”、新たなビジネスチャンスに果敢に挑戦する“チャレンジ精神”、最後までやり遂げる“タフネスさ”を兼ね備えた人材を育成していくことです。
この考え方は、従業員一人ひとりの能力を最大限に発揮することで強い個を成長させて、その経験やノウハウを新たな価値を創造する事業に繋げて、中長期的な企業価値の向上、ひいては経営理念である「社会の公器」として業界を牽引していく未来へと繋いでいくということです。

②現在(いま)までの取り組み
(a)教育
階層別の教育に加え、現在の業務に必要な貿易、PCスキルなど専門的な教育を行っております。また、e-ラーニングを用いた全従業員向けの教育機会の確保なども行っております。
(b)労働環境
少子高齢化、働き方改革、新型コロナウイルス感染症など、ニチモウを取り巻く事業環境は大きく変わっています。そのような状況下で法令や時代のニーズに沿った育児・介護への対応、時差出勤制度の導入など、より良い労働環境の実現に努めております。また、従業員との対話やアセスメントなどを通じて問題、課題の洗い出しを行っております。
(c)女性活躍
育児世代への休職制度、男性従業員の育児休職取得の推進などを積極的に進めております。また、女性従業員の能力を発揮できる諸制度改定の検討を行っております。
(d)健康管理
従業員の安全な労働環境の確保に努めるべく、産業医、看護師らの専門家と連携して、社員の心身の健康状態を把握し、問題のある場合には丁寧なフォローを行っております。また、労働時間管理システムにより長時間労働を未然に防止するなどの施策を行っております。
③未来(これから)の取り組み
(a)教育(リスキリング)
VUCA※1時代においては、経済・ビジネス・個人のキャリアなどあらゆるものが複雑性を増し、将来予測が難しくなってきており、従前の経験が今後の課題解決には役立たない場合が想定されます。そのためにも従業員一人ひとりがスキルアップし成長(強い個)させていく事が不可欠です。その施策として従業員に必要な能力を可視化するとともに、リスキリングを推し進め、事業を横断して活躍できる人材の育成に繋げてまいります。また、明確な育成プランを作成し、その進捗・達成状況を確認してまいります。
(b)労働環境
少子高齢化にともない、生産年齢人口の減少が顕著な国内において、より効率的な業務が遂行できる労働環境が必要になります。今後も選ばれる企業であるためにも、納得性の高い人事制度の導入、ジョブローテーションやグループ間交流により幅広い知見の習得など、新たな価値を創造できる労働環境の整備を行ってまいります。
(c)女性活躍
生産年齢人口が減少していくなかで、企業の成長の観点においてもダイバーシティが重要な課題です。その中でも女性を主たる戦力として事業運営に組み込んでいく体制作りが重要になります。それに向けて、毎年の採用活動における女性採用率および女性管理職の比率を引き上げてまいります。
(d)健康管理
重要な経営資源である「人財」であり続けるために、従業員の健康維持・増進活動に対する積極的な支援と健康作りの施策を推進してまいります。健康管理についても体系的な運営を行い、「健康経営優良法人」の取得を目指してまいります。従業員の健康こそが企業価値を向上させ、「未来」へ繋がっていくものと考えております。
④重要課題とKPIについて
令和12年までに当社が達成すべき人材育成の基盤整備における重要な課題として4項目を掲げ、それに対するKPIを設定いたしました。
これらKPIの進捗状況は、取締役会において監督を行ってまいります。
⑤長期ビジョン達成とロードマップ
「浜から食卓までを網羅し繋ぐ」を具現化する人材を育成するために、注力するポイント毎に区分けし、二つのSTAGEで中長期的な人材の育成を行ってまいります。
・STAGE1としては、現在の人(=強い個)に対する教育の機会の提供を含め、今後ニチモウ
グループに求められるスキルを明確にし、新たな施策を導入していく期間といたします。
・STAGE2として、ジョブローテーション制度や、グループ間での人員交流を活発化させて、
個々の知識、経験をグループ全体に広めていく新たな仕掛け作りを行ってまいります。
※1 VUCA…Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の 頭文字。
※2 ER…Employee Relations。企業の従業員や労働組合に対する広報活動。
※3 ()内の数字は令和5年3月期実績。
①ニチモウの人材戦略について
100年以上の歴史を歩んできたニチモウにとって「従業員」は何よりも重要な経営資源=「人財」として位置付けており、企業価値向上の源泉です。漁業・水産業を主たる事業領域としているニチモウグループの強みは各事業分野における専門性、独自性が挙げられます。その強みを支えているのは、従業員一人ひとりがステークホルダーを巻き込んで業務を遂行する力量です。
これらを踏まえた人材戦略は、第137期中期経営計画の基本構想にもある「浜から食卓までを網羅し繋ぐ」のベースとなる『人(従業員)をより強い個に成長させて繋ぐ』ことです。
具体的に求める人物像は、価値観の異なる相手とも協力していける“柔軟性”、新たなビジネスチャンスに果敢に挑戦する“チャレンジ精神”、最後までやり遂げる“タフネスさ”を兼ね備えた人材を育成していくことです。
この考え方は、従業員一人ひとりの能力を最大限に発揮することで強い個を成長させて、その経験やノウハウを新たな価値を創造する事業に繋げて、中長期的な企業価値の向上、ひいては経営理念である「社会の公器」として業界を牽引していく未来へと繋いでいくということです。

②現在(いま)までの取り組み
(a)教育
階層別の教育に加え、現在の業務に必要な貿易、PCスキルなど専門的な教育を行っております。また、e-ラーニングを用いた全従業員向けの教育機会の確保なども行っております。
(b)労働環境
少子高齢化、働き方改革、新型コロナウイルス感染症など、ニチモウを取り巻く事業環境は大きく変わっています。そのような状況下で法令や時代のニーズに沿った育児・介護への対応、時差出勤制度の導入など、より良い労働環境の実現に努めております。また、従業員との対話やアセスメントなどを通じて問題、課題の洗い出しを行っております。
(c)女性活躍
育児世代への休職制度、男性従業員の育児休職取得の推進などを積極的に進めております。また、女性従業員の能力を発揮できる諸制度改定の検討を行っております。
(d)健康管理
従業員の安全な労働環境の確保に努めるべく、産業医、看護師らの専門家と連携して、社員の心身の健康状態を把握し、問題のある場合には丁寧なフォローを行っております。また、労働時間管理システムにより長時間労働を未然に防止するなどの施策を行っております。
③未来(これから)の取り組み
(a)教育(リスキリング)
VUCA※1時代においては、経済・ビジネス・個人のキャリアなどあらゆるものが複雑性を増し、将来予測が難しくなってきており、従前の経験が今後の課題解決には役立たない場合が想定されます。そのためにも従業員一人ひとりがスキルアップし成長(強い個)させていく事が不可欠です。その施策として従業員に必要な能力を可視化するとともに、リスキリングを推し進め、事業を横断して活躍できる人材の育成に繋げてまいります。また、明確な育成プランを作成し、その進捗・達成状況を確認してまいります。
(b)労働環境
少子高齢化にともない、生産年齢人口の減少が顕著な国内において、より効率的な業務が遂行できる労働環境が必要になります。今後も選ばれる企業であるためにも、納得性の高い人事制度の導入、ジョブローテーションやグループ間交流により幅広い知見の習得など、新たな価値を創造できる労働環境の整備を行ってまいります。
(c)女性活躍
生産年齢人口が減少していくなかで、企業の成長の観点においてもダイバーシティが重要な課題です。その中でも女性を主たる戦力として事業運営に組み込んでいく体制作りが重要になります。それに向けて、毎年の採用活動における女性採用率および女性管理職の比率を引き上げてまいります。
(d)健康管理
重要な経営資源である「人財」であり続けるために、従業員の健康維持・増進活動に対する積極的な支援と健康作りの施策を推進してまいります。健康管理についても体系的な運営を行い、「健康経営優良法人」の取得を目指してまいります。従業員の健康こそが企業価値を向上させ、「未来」へ繋がっていくものと考えております。
④重要課題とKPIについて
令和12年までに当社が達成すべき人材育成の基盤整備における重要な課題として4項目を掲げ、それに対するKPIを設定いたしました。
これらKPIの進捗状況は、取締役会において監督を行ってまいります。
| 重要課題 | KPI | |
| (a)人事上の情報、施策の可視化 (b)グループ全体としてのビジョン共有 (c)人材定着、育成プランの作成 (d)ダイバーシティ | (a)ISO30414の認証取得 ⇒社内外に対する人的資本の情報開示ガイドラインの制定 (b)理解度100% ⇒ニチモウグループ内での経営理念・ビジョンの発信 (ER※2強化) (c)離職率5%以下(2.8%)※3 ⇒定年を除いた毎年の離職率を抑制、育成プランを作成し、その達成状況をモニタリング (d)女性採用比率(一般職社員を含む) 50%(15.3%)、女性管理職比率 10%以上(0.0%)、育児休暇取得率100%(50.0%)※3 | |
⑤長期ビジョン達成とロードマップ
「浜から食卓までを網羅し繋ぐ」を具現化する人材を育成するために、注力するポイント毎に区分けし、二つのSTAGEで中長期的な人材の育成を行ってまいります。
・STAGE1としては、現在の人(=強い個)に対する教育の機会の提供を含め、今後ニチモウ
グループに求められるスキルを明確にし、新たな施策を導入していく期間といたします。
・STAGE2として、ジョブローテーション制度や、グループ間での人員交流を活発化させて、
個々の知識、経験をグループ全体に広めていく新たな仕掛け作りを行ってまいります。
| 令和5年 | STAGE1(~令和7年) | STAGE2(~令和10年) | ~令和12年 | |
| (現状把握) ・全社アセスメント、若手社員面談などを通した現状における課題・問題の洗い出し | (新たな施策の導入) ・長期的に求める能力の明確化 ・新たな教育機会の提供 ・人事評価制度の見直し ・社内DX化に向けた取り組み | (人材の新たな活用) ・女性管理職 ・グループ間交流 ・ジョブローテーション制度 | (未来へ繋ぐ) 「浜から食卓までを網羅し繋ぐ」具現化できる人材を創出 | |
※1 VUCA…Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の 頭文字。
※2 ER…Employee Relations。企業の従業員や労働組合に対する広報活動。
※3 ()内の数字は令和5年3月期実績。