当社グループの主要取引先であります紙パルプ業界の動向は、国内につきましては板紙及び衛生用紙等の需要は横ばいで推移しておりますが、新聞用紙及び印刷情報用紙の需要は、新型コロナウイルス禍以前の水準までは回復に至らず減少傾向が続いております。海外につきましては、アジア地域において通販市場の拡大に伴う板紙及び衛生用紙の需要があるものの、新聞用紙及び印刷情報用紙は国内と同様に需要の減少傾向が続くと見込まれるなど、不安定な状況が継続しております。これを受け、当社は世界的な紙の需要減を見込み、抄紙用フエルトのコスト競争力を強化するべく生産体制の最適化を進めると同時に、原材料価格等の高騰によるコスト上昇に対応するため、製品価格への転嫁を推進してまいりました。加えて、品質面では衛生用紙向けベルトが世界的に評価され、拡販につなげるべく積極的な受注活動を行ってまいりました。
このような状況の中、製品価格改定の浸透、需要が旺盛な板紙向けフエルトの販売数量の増加に加え、為替が円安に推移した影響により、当社グループの連結売上高は9,997百万円(前年同期比13.2%増)となりました。損益の状況につきましては、売上高増加の一方で、原材料価格やエネルギー価格高騰による売上原価の増加、海上輸送の混乱や原油価格高騰による運送コストの増加により、連結営業利益は579百万円(前年同期比69.9%増)、為替差益を計上したことにより連結経常利益は871百万円(前年同期比52.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は675百万円(前年同期比63.2%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりです。
2023/02/14 9:50