当社グループ主力ユーザーの水産業界におきましては、海洋環境や気象状況の変動による漁獲量の減少や燃油価格の高騰、資材や物流コストの上昇等により事業収益は圧迫されております。また、一部の魚種では、漁獲高・魚価に回復の兆しが見られるものの、生活様式の変化から外食産業向けの高級魚や水産物の需要が減少していること等から、全般的に魚価の回復が遅れており、漁業従事者の経営環境は引き続き厳しい状況となっております。
このような状況のもと、当社グループの売上高は、定置網漁業者の投資意欲が盛り上がりを欠くなどの影響はありましたが、新型コロナウイルス感染症拡大による渡航制限が緩和されたことに伴い海外の商談が進展し、海外旋網や養殖網資材等の売上高が増加したこと及び獣害防止ネットや陸上ネットの施工工事の受注が堅調なこと等から、前年同期と比べ増加しました。一方、コスト面では、受注量の増減に応じて、弾力的な生産体制をとり、経費削減に努めましたが、海外の生産拠点を含め、原材料や物流コストが上昇したことに加え、新事業所関連の減価償却費が増加したこと等により営業損失となりました。また、営業外損益では、為替差益が発生しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は12,794百万円(前年同期比8.2%増)、営業損失は105百万円(前年同期は39百万円の営業利益)、経常利益は119百万円(前年同期比3.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は60百万円(前年同期は2百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
2023/03/10 16:15