全事業営業利益又は全事業営業損失(△) - ホーム&パーソナルケア
- 【期間】
有報情報
- #1 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
- ホーム&パーソナルケア
ホーム&パーソナルケア事業において国内事業では、衛生用紙は、前年の価格改定時のシェアダウンが完全に回復したことに加え、ソフトパックティシューや大容量トイレット等の高付加価値品の販売が伸長したことにより、販売数量、金額ともに前年同期を上回りました。紙加工品は、生活者の要望を反映した新商品やリニューアル品、著名人や大手アウトドアブランドとのコラボレーション商品、及び人気キャラクターを採用したデザイン企画品を連続して市場に投入し、好評を得ました。
国内事業全体としては、アフターコロナの行動回帰や少子化の進行により、マスクやベビー用紙おむつ等個別の商品カテゴリーにおける販売減があったものの、価格改定の浸透によって販売金額は前年同期を上回りました。
海外事業では、中国は、フェミニンケアの拡販は進みましたが、ゼロコロナ政策の余波によるベビーケアの販売減によって販売金額は前年同期を下回りました。東南アジアは、フェミニンケアの拡販は進みましたが、ベビーケアの価格改定による販売減によって販売金額は前年同期を下回りました。ブラジルは、各製品の価格改定が浸透しフェミニンケア、ベビーケア、紙製品等の高付加価値品の拡販によって販売金額は前年同期を上回りました。トルコは、各製品の価格改定が浸透しベビーケア、ウエット、リキッド等の拡販によって販売金額は前年同期を上回りました。
これらの結果、ホーム&パーソナルケア事業においては、価格改定の浸透によって国内事業、海外事業ともに売上高は前年同期を上回りました。セグメント利益は、海外事業の減販等の影響を受けセグメント損失となりましたが、国内事業の価格改定等により収益性が回復したことで、前年同期よりも赤字幅は縮小しました。2023/08/10 15:04