訂正有価証券報告書-第87期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2022/03/29 15:02
【資料】
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【項目】
122項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善などにより緩やかな回復基調が見られましたが、英国のEU離脱問題や米国の新政権による経済政策の不確実性の影響など、先行き不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、「包装を通じて社会に奉仕します」の社是に則り、当社グループ一体でお客様の環境に則した事業活動を推進するとともに、「優秀な製品」「確実な納品」「適正な価格」の造り込みを進めてまいりました。
その結果、売上高は16,309百万円(対前期比1.4%減)、営業利益は567百万円(対前期比12.9%増)、経常利益は543百万円(対前期比23.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は351百万円(対前期比22.7%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 日本
当社および国内連結子会社においては、企業収益や雇用・所得環境の改善などにより緩やかな回復基調が見られた中、お客様の環境に則した事業活動にまい進し、品質の向上とともに、生産の効率化とコストの削減に努めてまいりました。その結果、売上高は12,770百万円(対前期比0.3%増)と前連結会計年度より40百万円の増加となり、セグメント利益は572百万円(対前期比5.4%増)となりました。
② 中国
当社グループにおいては、中国の経済成長の減速し続ける中、販売価格競争が激化する状況において、社会ニーズに合致した技術による受注獲得活動に努め、仕入コストの低減や人件費の圧縮などに努めてまいりました。その結果、セグメント間の売上高を含め売上高は4,413百万円(対前期比8.1%減)と前連結会計年度より389百万円の減少となり、セグメント利益は171百万円(対前期比28.5%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローの増加等により前連結会計年度に比べ154百万円(対前期比16.4%増)増加し、当連結会計年度末残高は1,094百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動による資金の増加は、1,040百万円となりました。これは、税金等調整前当期純利益543百万円、減価償却費676百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動による資金の減少は、427百万円となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出607百万円を行ったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動による資金の減少は、404百万円となりました。これは、長短借入金の減少によるものであります。