神戸新聞は2021年4月に26年ぶりに販売定価を改定しましたが、改定による増収を部数の落ち込みが上回りました。個別決算での売上高は大幅な減収になりました。先行社と比べ一年遅れで定価を上げたため、神戸新聞の朝刊部数の落ち幅は全国平均を上回りました。成長が続いていたデジタル収入は昨年の巣ごもり特需がなくなり2017年以来、4年ぶりに前年を下回りました。ここ数年の紙のメディアの落ち込みをデジタルメディアで補う形が崩れました。ただし費用面では部数と広告頁の減少で材料費が、コロナ禍による移動規制で出張費が減るなど、利益面では落ち込みを最小限にとどめています。
連結決算では、昨年と比べ連結11社中8社が増収になり、減収額を圧縮することができました。原価、販管費ともに削減した結果、営業利益はほぼ昨年並みの数字になり、経常利益は、雇用調整助成金などの営業外収益が増えたことで増益に転じました。税金等調整前中間純利益は、昨年発生した特別損失がなくなった反動で大幅な増益です。一昨年と比べてもわずかながら増益になりました。
この結果、売上高が19,990,196千円(前年同期比3.7%減)となり、利益については営業利益が1,441,140千円(同0.1%減)、経常利益が1,530,718千円(同8.1%増)、親会社株主に帰属する中間純利益が963,486千円(同105.4%増)となりました。
2021/08/26 13:10