当社は昭和25年1月、企業再建整備法により日本窒素肥料株式会社の第二会社新日本窒素肥料株式会社として設立されました。
前身である日本窒素肥料株式会社はその発祥を明治39年まで遡ります。同社は石灰窒素、化学肥料の製造を行い、昭和に入ってからは酢酸エチル、塩化ビニル樹脂などをわが国で最初に製造し、総合化学企業として発展しました。
当社グループは、現在、情報化時代に必要不可欠な液晶材料をはじめとし、合成樹脂、熱接着性複合繊維及び被覆肥料など多岐にわたる事業を展開しています。
主な沿革は次のとおりです。

年次	沿革
明治39年1月	曽木電気株式会社設立
41年8月	商号を日本窒素肥料株式会社に変更
	水俣工場操業開始
昭和2年5月	朝鮮窒素肥料株式会社設立
16年12月	朝鮮窒素肥料株式会社を合併
25年1月	企業再建整備法による第二会社新日本窒素肥料株式会社設立
35年12月	九州化学工業株式会社設立(現・連結子会社)
37年6月	チッソ石油化学株式会社設立(現・連結子会社、平成23年10月1日「JNC石油化学株式会社」に商号変更)、千葉県市原市において石油化学事業に進出
38年5月	チッソポリプロ繊維株式会社設立(現・連結子会社、平成23年9月1日「JNCファイバーズ株式会社」に商号変更」)
40年1月	商号をチッソ株式会社に変更
48年3月	水俣病第1次訴訟熊本地裁判決
60年10月	熊本ファイン株式会社設立(現・連結子会社)
平成元年5月	サン・エレクトロニクス株式会社設立(現・連結子会社)
6年12月	広州ES繊維有限責任会社設立(現・連結子会社)
9年7月	高密度ポリエチレン事業の合弁会社 京葉ポリエチレン株式会社設立
10年7月	日本ポリ・プロダクツ株式会社設立
11年5月	台湾智索股份有限公司(現・連結子会社、平成24年1月1日「台湾捷恩智股份有限公司」に商号変更)設立
12年1月	海外におけるES繊維事業の合弁会社 ESファイバービジョンズ社(米国・欧州・アジア)設立
2月	水俣病問題に係る当社に対する支援措置閣議了解
3月	可塑剤事業の合弁会社 シージーエスター株式会社設立
15年10月	日本ポリケム株式会社とポリプロピレン事業の合弁会社 日本ポリプロ株式会社設立
16年4月	智索国際貿易(上海)有限公司設立(現・連結子会社、平成23年10月1日「捷恩智国際貿易(上海)有限公司」に商号変更)
16年10月	チッソファインテクノ株式会社設立(現・連結子会社、平成23年10月1日「JNCマテリアル株式会社」に商号変更)
16年12月	チッソ韓国株式会社設立(現・連結子会社、平成23年10月1日「韓国JNC株式会社」に商号変更)
17年3月	NORTH AMERICAN CHISSO CORPORATION 設立
	(現・連結子会社、平成23年4月1日「JNC North American Corp.」に商号変更)
18年4月	ESファイバービジョンズ株式会社(日本)に複合繊維原綿の国内販売移管
19年1月	チッソ旭肥料株式会社に肥料事業(製造部門・研究開発部門)を承継
20年11月	日本ポリ・プロダクツ株式会社を吸収合併
21年10月	チッソ旭肥料株式会社は、三菱化学アグリ株式会社との合併に伴い、ジェイカムアグリ株式会社(現・連結子会社)に商号変更
23年1月	JNC株式会社設立(現・連結子会社)
23年3月	JNC株式会社に事業を譲渡
26年2月	当社グループ及び三菱化学グループが保有するポリプロピレンコンパウンド事業及びガラス長繊維強化熱可塑性樹脂事業を日本ポリプロ株式会社(現・持分法適用関連会社)に事業統合