有価証券報告書-第128期(2022/04/01-2023/03/31)
② 戦略
1)2℃シナリオ:低炭素/脱炭素、カーボンリサイクル技術が普及しサステナブルな製品需要が増加。
2)4℃シナリオ:低炭素/脱炭素、カーボンリサイクル技術が促進されず、異常気象の激甚化や平均気温の上昇の物理リスクが高まる。
1)2℃シナリオ:低炭素/脱炭素、カーボンリサイクル技術が普及しサステナブルな製品需要が増加。
| 項目 | 環境変化 | 想定される状況 | 主な対応策 |
| 移行 リスク | CO2排出規制 | 燃料の脱炭素化必要性の高まり 低炭素排出原料•プロセスへの転換によるコストの増加 | •カーボンクレジット付きLNG使用 •エネルギー使用のさらなる高効率化 •再生可能エネルギー導入拡大 •カーボンリサイクル技術導入拡大 •生産工程から排出される環境負荷低減を 見据えた事業構成、生産プロセスの見直し |
| 低炭素排出製品への置換 | 化石燃料、石化由来製品 (プラスチック関連製品など)の需要減少 | ||
| 顧客行動の変化 | サプライチェーンの中で低炭素排出製品の要望の高まり | ||
| 事業機会 | 気候変動を緩和する製品の需要 増加 | カーボンリサイクル、カーボンフリー燃料、カーボン吸着、発電・蓄電関連製品の需要拡大 | •脱炭素製品の開発 (二次電池材料、水電解材料、カーボン吸着材料、カーボンリサイクル触媒、アンモニア合成触媒) •電子•エネルギー材料の高機能化 (小型化、耐久性向上のための微粒子、 粒度分布均一材料) |
| 次世代技術の進展 | モビリティの電動化 エネルギー源としての水素、アンモニア活用 |
2)4℃シナリオ:低炭素/脱炭素、カーボンリサイクル技術が促進されず、異常気象の激甚化や平均気温の上昇の物理リスクが高まる。
| 項目 | 環境変化 | 想定される状況 | 主な対応策 |
| 物理 リスク | 異常気象の激甚 化 | 生産拠点における風水害被害拡大 夏季の渇水や健康被害等により生産活動の停止、物流の遅延や分断による企業活動全般への被害多発 | •シナリオに沿った生産拠点毎のBCPの策定 •最適な生産場所の検討、材料調達先の分散化 •健康被害(熱中症など)低減への対応強化 •ロボット化や自動化の推進など操業の無人化 |
| 平均気温の上昇 | 熱中症対策、冷房コストの増加 適切な対応を実施しない場合の 労働生産性の低下 | ||
| 事業機会 | 気候変動に適応 する製品の需要 増加 | ヘルスケア商品の需要拡大 断熱・遮熱効果を有する製品の需要拡大 テレワークの拡大 抗菌抗ウイルス材料の需要拡大 | •日焼け止めなど肌ケア商材の拡販 •断熱、遮熱効果材料の開発 •抗菌抗ウイルス材料の拡販 •5G、6G対応製品の拡販 •排水•浄化関連材料の開発 |
| 原材料調達先の 分散化 | BCP対策による代替需要の機会増 |