有価証券報告書-第20期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

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2020/07/10 15:38
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注記事項-初度適用、連結財務諸表(IFRS)

38.初度適用
当社グループは、当連結会計年度(2019年4月1日から2020年3月31日まで)からIFRSに準拠した連結財務諸表を開示しております。日本基準に準拠して作成された直近の連結財務諸表は2019年3月31日に終了する連結会計年度に関するものであり、IFRSへの移行日は2018年4月1日であります。
(1)IFRS第1号の免除規定
IFRSでは、IFRSを初めて適用する会社に対して、原則として、IFRSで要求される基準を遡及して適用することを求めております。ただし、IFRS第1号では、IFRSで要求される基準の一部について任意に免除規定を適用することができるものを定めております。
当社グループが日本基準からIFRSへ移行するにあたり、採用した主な免除規定は以下のとおりであります。
・企業結合
IFRS第1号では、IFRS移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号「企業結合」(以下「IFRS第3号」という。)を遡及適用しないことを選択することが認められております。当社グループは、当該免除規定を適用し、移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号を遡及適用しないことを選択しております。この結果、移行日前の企業結合から生じたのれんの額については、日本基準に基づく移行日時点での帳簿価額によっております。なお、のれんについては、減損の兆候の有無に関わらず、移行日時点で減損テストを実施しております。
・在外営業活動体の換算差額
IFRS第1号では、IFRS移行日現在の在外営業活動体の換算差額の累計額をゼロとみなすことを選択することが認められております。当社グループは、在外営業活動体の換算差額の累計額を移行日現在でゼロとみなすことを選択しております。
・借入コスト
IFRS第1号では、適格資産に係る借入コストの資産化の開始日を移行日とすることが認められております。当社グループはこの免除規定を適用し、移行日以前の適格資産に係る借入コストは資産化しておりません。
・みなし原価
IFRS第1号では、有形固定資産,投資不動産および無形資産について、IFRS移行日現在の公正価値を当該日現在のみなし原価を使用することが認められております。当社グループは、一部の有形固定資産について、移行日現在の公正価値を当該日におけるみなし原価として使用しております。
・リース
IFRS第1号では、契約にリースが含まれているか否かの評価を移行日時点で判断することが認められております。当社グループは、当該免除規定を適用し、移行日時点で存在する事実と状況に基づいて、契約にリースが含まれているか否かを判断しております。
リース負債は、残りのリース料をIFRS移行日現在の借手の追加利子率で現在価値に割引いて測定を行っております。使用権資産は、リース負債と同額で測定しております。
・IFRS移行日以前に認識した金融商品の指定
IFRS第1号では、IFRS第9号「金融商品」(以下、「IFRS第9号」という。)における分類について、当初認識時点で存在する事実及び状況ではなく、移行日時点の事実及び状況に基づき判断することが認められております。また、移行日時点に存在する事実及び状況に基づき資本性金融商品をその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産として指定することが認められております。
当社グループは、IFRS第9号における分類について、移行日時点で存在する事実及び状況に基づき判断を行っており、資本性金融商品については、その全額をその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産として指定しております。
・株式報酬
IFRS第1号では、2002年11月7日以後に付与され、IFRS移行日より前に権利確定した株式報酬に対して、IFRS第2号「株式に基づく報酬」(以下「IFRS第2号」という。)を適用することを奨励しておりますが、要求はされておりません。当社グループは移行日よりも前に権利確定した株式報酬に対しては、IFRS第2号を適用しないことを選択しております。
(2)IFRS第1号の強制的な例外規定
IFRS第1号では、「見積り」、「金融資産及び金融負債の認識の中止」、「ヘッジ会計」、「非支配持分」及び「金融資産の分類及び測定」等について、IFRSの遡及適用を禁止しております。当社グループはこれらの項目について移行日より将来に向かって適用しております。
(3)調整表
IFRSの初度適用において開示が求められる調整表は以下のとおりであります。
移行日(2018年4月1日)現在の資本に対する調整
(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替連結範囲
変更の影響
認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
資産の部資産
流動資産流動資産
現金及び預金23,298△86486923,303現金及び現金同等物
受取手形及び売掛金185,216△1,99652△709182,562(1),(9)営業債権及び
その他の債権
商品及び製品28,896△28,896
仕掛品8,442△8,442
原材料及び貯蔵品15,90236,602160△3,89548,769(2)棚卸資産
短期貸付金10,736△10,736
11,629△3,46028,171その他の金融資産
2,218122,231未収法人所得税
その他12,280△1,96745△8710,270その他の流動資産
貸倒引当金△1,7811,781
282,991△672△2,319△4,689275,309小計
13,13613,136売却目的で保有する資産
流動資産合計282,99112,463△2,319△4,689288,445流動資産合計
固定資産非流動資産
有形固定資産274,277△12,39911,7623,573277,213(2),(3),
(4),(7)
有形固定資産
無形固定資産
のれん17,408△3,95713,451(5)のれん
その他14,1850△41413,771(5),(6)無形資産
投資その他の資産
25,721△17025,551持分法で会計処理
されている投資
退職給付に係る
資産
7,444△8826,562(12)退職給付に係る資産
投資有価証券79,270△15,650△498△1,16761,952(8)その他の金融資産
長期貸付金2,805△2,805
繰延税金資産5,26065388616,226(11)繰延税金資産
再評価に係る
繰延税金資産
65△65
その他10,969△8,8437△3941,737その他の非流動資産
貸倒引当金△1,5781,578
固定資産合計410,109△12,39911,139△2,381406,468非流動資産合計
資産合計693,101648,819△7,071694,914資産合計

(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替連結範囲
変更の影響
認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
負債及び資本
負債の部負債
流動負債流動負債
支払手形及び買掛金114,42919,406612△578133,870(1),(10)営業債務及び
その他の債務
短期借入金32,83620,5303,3211,86458,552(9)社債及び借入金
1年内返済予定の
長期借入金
20,530△20,530
リース債務2,676△2,676
未払費用18,463△18,463
2,7694591,2434,472(7)その他の金融負債
未払法人税等8,009△616117,405未払法人所得税
その他の引当金1,402△3369△513561引当金
その他24,856△17226△63424,431その他の流動
負債
流動負債合計223,205644,6421,381229,294流動負債合計
固定負債非流動負債
社債20,000△20,000
長期借入金108,03020,00080128,111社債及び借入金
リース債務19,108△19,108
21,0143,6155,15029,779(7)その他の金融
負債
役員退職慰労引当金927△927
退職給付に係る負債8,66418,666(12)退職給付に係る負債
その他の引当金823592△1271,289引当金
繰延税金負債10,635902△2,5768,961(11)繰延税金負債
再評価に係る
繰延税金負債
902△902
その他6,157△1,5704,0558,642(4)その他の非流動負債
固定負債合計175,2513,6956,502185,450非流動負債合計
負債合計398,456648,3387,884414,744負債合計
純資産の部資本
資本金32,26332,263資本金
資本剰余金37,06037,060資本剰余金
自己株式△4,089△ 4,089自己株式
利益剰余金209,570181△20,770188,980(13)利益剰余金
その他の包括利益
累計額
3,1483795,8499,377(14)その他の資本の
構成要素
新株予約権379△379
278,333181△14,921263,593親会社の所有者に
帰属する持分合計
非支配株主持分16,311299△3416,575非支配持分
純資産合計294,644481△14,955280,169資本合計
負債純資産合計693,101648,819△7,071694,914負債及び資本合計


資本に対する調整に関する注記
(1) 営業債権及び営業債務
当社グループは、日本基準では、一部の受託加工取引により発生した債権債務を売掛金及び買掛金として総額で表示しておりましたが、IFRSでは、純額で表示しているため、営業債権及びその他の債権、営業債務及びその他の債務が減少しております。
(2) 棚卸資産
当社グループは、日本基準では「原材料及び貯蔵品」の貯蔵品に含めていた交換部品及び保守用の物品を、IFRSでは、有形固定資産に振り替えたため、棚卸資産が減少しております。
(3) 有形固定資産
当社グループでは、IFRS第1号に規定されている免除規定を選択し、一部の有形固定資産についてIFRS移行日現在の公正価値をみなし原価として使用する選択可能な免除規定を適用しております。IFRS移行日において、みなし原価を使用した有形固定資産の従前の帳簿価額は24,326百万円、公正価値は16,767百万円であります。
(4) 政府補助金
当社グループは、日本基準では、政府補助金を受領した時点で一括して収益を計上しておりましたが、IFRSでは、繰延収益として計上し、政府補助金により取得した有形固定資産の減価償却に応じて収益を計上しております。
(5) 非金融資産の減損
当社グループは、日本基準では、のれんは一定の年数で償却を行っており、減損の兆候がある場合にのみ資産から見込まれる割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額との比較により減損損失の認識要否を判定しておりました。IFRSでは、のれんの償却は行わず、減損の兆候の有無に関わらず毎期減損テストを実施し、資産から見込まれる回収可能価額が帳簿価額を下回った一部ののれんについて、当該資産の帳簿価額と回収可能価額の差額を減損損失として計上しております。
(6) 資産性のない無形資産
当社グループは、日本基準では、その効果が長期にわたると判断した支出について、その効果が見込まれる期間にわたって費用計上しておりましたが、IFRSでは、無形資産の要件を満たさないことから支出時に一括で費用計上しているため、無形資産が減少しております。
(7) リース
当社グループは、日本基準では、借手のリースについてファイナンス・リースとオペレーティング・リースに分類し、オペレーティング・リースについては通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を行っておりました。IFRSでは、借手のリースについてファイナンス・リース又はオペレーティング・リースに分類することはないため、リース取引について使用権資産及びリース負債を両建て計上しております。
(8) その他の金融資産(非流動資産)
当社グループは、日本基準では非上場株式を主として移動平均法による原価法により評価しておりましたが、IFRSでは、公正価値で評価することにより、その他の金融資産が減少しております。
(9) 債権流動化
当社グループは、日本基準では、債権流動化取引について営業債権を譲渡した際に、全額金融資産としての認識を中止しておりましたが、IFRSでは、一部の営業債権に関して金融資産の認識の中止要件を満たさないことから、営業債権及び借入金を両建て計上しているため、営業債権、社債及び借入金が増加しております。
(10) 賦課金
当社グループは、日本基準では、固定資産税等の賦課金に該当する項目について、納税した会計年度にわたって費用計上しておりましたが、IFRSでは、債務発生事象が生じた時点で一括して計上しているため、営業債務及びその他の債務が増加しております。
(11) 繰延税金資産及び繰延税金負債
当社グループは、日本基準からIFRSへの調整に伴い一時差異が発生したこと等により、繰延税金資産及び繰延税金負債の金額を調整しております。
(12) 退職給付に係る資産及び退職給付に係る負債
当社グループは、日本基準では、数理計算上の差異は、発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額法により按分した額を発生の翌年度から費用処理しておりましたが、IFRSでは、数理計算上の差異は、発生時にその他の包括利益で認識し、直ちに利益剰余金に振り替えております。
日本基準では、過去勤務費用は、発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額法により費用処理しておりましたが、IFRSでは、過去勤務費用は、発生時に損益で認識することから、その調整を利益剰余金に認識しております。
また、IFRSでは、日本基準と異なり、確定給付制度が積立超過である場合には、確定給付資産の純額は資産上限額に制限されるとともに、過去の勤務に関する最低積立要件がある場合には、制度に支払うべき最低積立掛金が返還又は将来掛金の減額のいずれかとして利用可能とならない範囲で資産の減額又は負債の増額を行うことから、その調整をその他の包括利益で認識し、直ちに利益剰余金に振り替えております。
(13) 利益剰余金
IFRS適用に伴う調整による利益剰余金への影響は以下のとおりであります。なお、以下の金額は、関連する税効果及び非支配持分を調整した後の金額であります。
(単位:百万円)
移行日
(2018年4月1日)
有形固定資産に関する調整((3)参照)△15,105
非金融資産の減損に関する調整((5)参照)△4,311
無形資産に関する調整((6)参照)△644
賦課金に関する調整((10)参照)△1,126
退職給付に関する調整((12)参照)385
その他31
利益剰余金に関する調整合計△20,770

(14) その他の資本の構成要素
当社グループは、IFRS第1号に規定されている免除規定を選択し、在外営業活動体に係る累積換算差額の残高を、移行日である2018年4月1日時点においてすべて利益剰余金に振り替えております。
(15) 表示組替
当社グループは、上記のほか、IFRSの規定に準拠するために表示組替を行っており、主なものは以下のとおりであります。
・日本基準では、預入期間が3ヶ月を超える短期の定期預金を「現金及び預金」に含めて表示しておりましたが、IFRSでは、流動資産の「その他の金融資産」に含めて表示しております。
・日本基準では「商品及び製品」、「仕掛品」及び「原材料及び貯蔵品」を独立掲記しておりますが、IFRSでは「棚卸資産」に一括して表示しております。
・日本基準では「短期貸付金」を独立掲記しておりますが、IFRSでは、流動資産の「その他の金融資産」に一括して表示しております。
・日本基準では「貸倒引当金」を独立掲記しておりますが、IFRSでは、「営業債権及びその他の債権」及び「その他の金融資産」に含めて表示しております。
・IFRSの表示規定に基づき、「商品及び製品」及び「有形固定資産」から「売却目的で保有する資産」に振り替えて表示しております。
・日本基準では、持分法で会計処理される投資について「投資有価証券」に含めて表示しておりましたが、IFRSでは、「持分法で会計処理されている投資」として区分掲記しております。
(16) 連結範囲の差異
当社グループは、日本基準では連結範囲に含めず非連結子会社としていた重要性の低い一部の子会社を、IFRSでは、連結範囲に含めております。また、日本基準では持分法適用関連会社であった㈱堺ガスセンターを、IFRSでは、ジョイント・オペレーションとしております。
前連結会計年度末(2019年3月31日)現在の資本に対する調整
(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替連結範囲
変更の影響
認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
資産の部資産
流動資産流動資産
現金及び預金32,621△1,15063832,108現金及び現金同等物
受取手形及び売掛金194,938△9,415△1,550914184,887(1),(9)営業債権及び
その他の債権
商品及び製品33,740△33,740
仕掛品9,238△9,238
原材料及び貯蔵品17,16742,096666△4,60655,325(2)棚卸資産
短期貸付金5,269△5,269
6,766△3321196,553その他の金融資産
2,49502,495未収法人所得税
その他14,6894,229△3775618,598その他の流動資産
貸倒引当金△2,3432,343
305,323△882△955△3,516299,969小計
14,00214,002売却目的で保有する資産
流動資産合計305,32313,119△955△3,516313,971流動資産合計
固定資産非流動資産
有形固定資産329,590△13,11912,0213,601332,093(2),(3),
(4),(7)
有形固定資産
無形固定資産
のれん24,3532△1,58122,775(5)のれん
その他14,9800△35014,629(5),(6)無形資産
投資その他の資産
26,746△17638326,953持分法で会計処理
されている投資
退職給付に係る
資産
4,407△704,336(12)退職給付に係る資産
投資有価証券77,349△7,512△3,128△4,37062,337(8)その他の金融資産
長期貸付金8,133△8,133
繰延税金資産5,92685551,4217,489(11)繰延税金資産
再評価に係る
繰延税金資産
85△85
その他15,942△14,1446△4471,356その他の非流動資産
貸倒引当金△3,0453,045
固定資産合計477,723△13,1198,782△1,414471,972非流動資産合計
資産合計783,0477,827△4,930785,944資産合計


(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替連結範囲
変更の影響
認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
負債及び資本
負債の部負債
流動負債流動負債
支払手形及び買掛金127,67026,6598321,195156,357(1),(10)営業債務及び
その他の債務
短期借入金54,90617,7485511,95475,162(9)社債及び借入金
1年内返済予定の
長期借入金
17,498△17,498
リース債務2,968△2,968
未払費用16,855△16,855
4,0114686285,108(7)その他の金融負債
未払法人税等8,000△748137,266未払法人所得税
その他の引当金1,528△36110△244933引当金
その他33,086△9,48554△12423,530その他の流動負債
流動負債合計262,5165011,9313,409268,358流動負債合計
固定負債非流動負債
社債30,250△30,250
長期借入金136,01330,2502,540168,803社債及び借入金
リース債務21,277△21,277
22,4213,1554,87330,449(7)その他の金融負債
役員退職慰労引当金1,214△1,214
退職給付に係る負債9,153969,249(12)退職給付に係る負債
その他の引当金370601972引当金
繰延税金負債7,151921△3,3274,745(11)繰延税金負債
再評価に係る
繰延税金負債
921△921
その他5,480△1,032163,8908,354(4)その他の非流動負債
固定負債合計211,832△5015,7125,531222,575非流動負債合計
負債合計474,3487,6438,941490,934負債合計
純資産の部資本
資本金32,26332,263資本金
資本剰余金36,6512436,675資本剰余金
自己株式△3,463△3,463自己株式
利益剰余金228,0156△19,838208,183(13)利益剰余金
その他の包括利益
累計額
△2,2554236,2274,395(14)その他の資本の
構成要素
新株予約権423△423
291,6346△13,587278,053親会社の所有者に
帰属する持分合計
非支配株主持分17,063177△28416,956非支配持分
純資産合計308,698183△13,871295,009資本合計
負債純資産合計783,0477,827△4,930785,944負債及び資本合計


資本に対する調整に関する注記
(1) 営業債権及び営業債務
当社グループは、日本基準では、一部の受託加工取引により発生した債権債務を売掛金及び買掛金として総額で表示しておりましたが、IFRSでは、純額で表示しているため、営業債権及びその他の債権、営業債務及びその他の債務が減少しております。
(2) 棚卸資産
当社グループは、日本基準では「原材料及び貯蔵品」の貯蔵品に含めていた交換部品及び保守用の物品を、IFRSでは、有形固定資産に振り替えたため、棚卸資産が減少しております。
(3) 有形固定資産
当社グループでは、IFRS第1号に規定されている免除規定を選択し、一部の有形固定資産についてIFRS移行日現在の公正価値をみなし原価として使用する選択可能な免除規定を適用しております。
(4) 政府補助金
当社グループは、日本基準では、政府補助金を受領した時点で一括して収益を計上しておりましたが、IFRSでは、繰延収益として計上し、政府補助金により取得した有形固定資産の減価償却に応じて収益を計上しております。
(5) 非金融資産の減損
当社グループは、日本基準では、のれんは一定の年数で償却を行っており、減損の兆候がある場合にのみ資産から見込まれる割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額との比較により減損損失の認識要否を判定しておりました。IFRSでは、のれんの償却は行わず、減損の兆候の有無に関わらず毎期減損テストを実施し、資産から見込まれる回収可能価額が帳簿価額を下回った一部ののれんについて、当該資産の帳簿価額と回収可能価額の差額を減損損失として計上しております。
(6) 資産性のない無形資産
当社グループは、日本基準では、その効果が長期にわたると判断した支出について、その効果が見込まれる期間にわたって費用計上しておりましたが、IFRSでは、無形資産の要件を満たさないことから支出時に一括で費用計上しているため、無形資産が減少しております。
(7) リース
当社グループは、日本基準では、借手のリースについてファイナンス・リースとオペレーティング・リースに分類し、オペレーティング・リースについては通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を行っておりました。IFRSでは、借手のリースについてファイナンス・リース又はオペレーティング・リースに分類することはないため、リース取引について使用権資産及びリース負債を両建て計上しております。
(8) その他の金融資産(非流動資産)
当社グループは、日本基準では非上場株式を主として移動平均法による原価法により評価しておりましたが、IFRSでは、公正価値で評価することにより、その他の金融資産が減少しております。
(9) 債権流動化
当社グループは、日本基準では、債権流動化取引について営業債権を譲渡した際に、全額金融資産としての認識を中止しておりましたが、IFRSでは、一部の営業債権に関して金融資産の認識の中止要件を満たさないことから、営業債権及び借入金を両建て計上しているため、営業債権、社債及び借入金が増加しております。
(10) 賦課金
当社グループは、日本基準では、固定資産税等の賦課金に該当する項目について、納税した会計年度にわたって費用計上しておりましたが、IFRSでは、債務発生事象が生じた時点で一括して計上しているため、営業債務及びその他の債務が増加しております。
(11) 繰延税金資産及び繰延税金負債
当社グループは、日本基準からIFRSへの調整に伴い一時差異が発生したこと等により、繰延税金資産及び繰延税金負債の金額を調整しております。
(12) 退職給付に係る資産及び退職給付に係る負債
当社グループは、日本基準では、数理計算上の差異は、発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額法により按分した額を発生の翌年度から費用処理しておりましたが、IFRSでは、数理計算上の差異は、発生時にその他の包括利益で認識し、直ちに利益剰余金に振り替えております。
日本基準では、過去勤務費用は、発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数による定額法により費用処理しておりましたが、IFRSでは、過去勤務費用は、発生時に損益で認識することから、その調整を利益剰余金に認識しております。
また、IFRSでは、日本基準と異なり、確定給付制度が積立超過である場合には、確定給付資産の純額は資産上限額に制限されるとともに、過去の勤務に関する最低積立要件がある場合には、制度に支払うべき最低積立掛金が返還又は将来掛金の減額のいずれかとして利用可能とならない範囲で資産の減額又は負債の増額を行うことから、その調整をその他の包括利益で認識し、直ちに利益剰余金に振り替えております。
(13) 利益剰余金
IFRS適用に伴う調整による利益剰余金への影響は以下のとおりであります。なお、以下の金額は、関連する税効果及び非支配持分を調整した後の金額であります。
(単位:百万円)
前連結会計年度末
(2019年3月31日)
有形固定資産に関する調整((3)参照)△14,988
非金融資産の減損に関する調整((5)参照)△2,090
無形資産に関する調整((6)参照)△582
賦課金に関する調整((10)参照)△1,860
退職給付に関する調整((12)参照)△1,100
その他783
利益剰余金に関する調整合計△19,838

(14) その他の資本の構成要素
当社グループは、IFRS第1号に規定されている免除規定を選択し、在外営業活動体に係る累積換算差額の残高を、移行日である2018年4月1日時点においてすべて利益剰余金に振り替えております。
(15) 表示組替
当社グループは、上記のほか、IFRSの規定に準拠するために表示組替を行っており、主なものは以下のとおりであります。
・日本基準では、預入期間が3ヶ月を超える短期の定期預金を「現金及び預金」に含めて表示しておりましたが、IFRSでは、流動資産の「その他の金融資産」に含めて表示しております。
・日本基準では「商品及び製品」、「仕掛品」及び「原材料及び貯蔵品」を独立掲記しておりますが、IFRSでは、「棚卸資産」に一括して表示しております。
・日本基準では「短期貸付金」を独立掲記しておりますが、IFRSでは、流動資産の「その他の金融資産」に一括して表示しております。
・日本基準では「貸倒引当金」を独立掲記しておりますが、IFRSでは、「営業債権及びその他の債権」及び「その他の金融資産」に含めて表示しております。
・IFRSの表示規定に基づき、「商品及び製品」及び「有形固定資産」から「売却目的で保有する資産」に振り替えて表示しております。
・日本基準では、持分法で会計処理される投資について「投資有価証券」に含めて表示しておりましたが、IFRSでは、「持分法で会計処理されている投資」として区分掲記しております。
(16) 連結範囲の差異
当社グループは、日本基準では連結範囲に含めず非連結子会社としていた重要性の低い一部の子会社を、IFRSでは、連結範囲に含めております。また、日本基準では持分法適用関連会社であった㈱堺ガスセンターを、IFRSでは、ジョイント・オペレーションとしております。
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)の純損益及び包括利益に対する調整
(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替連結範囲
変更の影響
認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
売上高801,493△25,599△706△32,899742,288(1)売上収益
売上原価△631,23222,78878830,250△577,404(1)売上原価
売上総利益170,261△2,81082△2,649164,884売上総利益
販売費及び一般管理費△126,6811,093△404,393△121,235(2)販売費及び一般管理費
3,381△964423,728その他の収益
△5,983△66△213△6,263その他の費用
1,307△53831,685持分法による投資利益
営業利益43,580△3,011△1252,35642,799営業利益
営業外収益6,624△6,624
営業外費用△3,2273,227
特別利益833△833
特別損失△7,9727,972
1,858△31△6961,130金融収益
△1,993△142318△ 1,818金融費用
税金等調整前
当期純利益
39,838594△3001,97742,111税引前当期利益
法人税、住民税
及び事業税
法人税等調整額
△11,768230△4396△11,145法人所得税費用
28,070825△3042,37430,965継続事業からの
当期利益
△825△825(3)非継続事業からの
当期損失
当期純利益28,070△3042,37430,139当期利益
親会社株主に帰属する
当期純利益
26,468△1812,52828,815親会社の所有者に
帰属する当期利益
非支配株主に帰属する
当期純利益
1,601△122△1541,324非支配持分に
帰属する当期利益

(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替連結範囲
変更の影響
認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
当期純利益28,070△3042,37430,139当期利益
その他の包括利益その他の包括利益
その他有価証券
評価差額金
△3,593△1,884△5,478その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動
退職給付に係る調整額△2,442614△1,828確定給付制度の再測定
為替換算調整勘定△28634△252在外営業活動体の
換算差額
繰延ヘッジ損益1,5151301,645キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の
変動額の有効部分
持分法適用会社に
対する持分相当額
△192△7△200持分法適用会社に
おけるその他の
包括利益に対する持分
その他の包括利益合計△4,999△1,113△6,113その他の包括利益合計
包括利益23,070△3041,26024,026当期包括利益

純損益及び包括利益に対する調整に関する注記
(1) 売上収益及び売上原価
当社グループは、日本基準では、代理人として関与した取引額を売上高及び売上原価として総額で表示しておりましたが、IFRSでは、純額で表示しているため、売上収益及び売上原価が減少しております。
(2) 販売費及び一般管理費
当社グループは、日本基準では一定期間でのれんの償却を行っておりましたが、IFRSでは、のれんの償却を行っていないため販売費及び一般管理費が減少しております。
(3) 表示組替
IFRSでは非継続事業を区分表示しており、非継続事業に関する売上収益から法人所得税については、表示組替に含めております。
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)のキャッシュ・フローに対する調整
IFRSに基づいた連結キャッシュ・フロー計算書と日本基準における連結キャッシュ・フロー計算書に重要な差異はありません。
  • 有価証券報告書-第20期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

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