有価証券報告書-第92期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/24 15:05
【資料】
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【項目】
133項目
(3) 【監査の状況】
①内部監査及び監査役監査の状況
1)内部監査及び監査役監査の組織、人員及び手続き
内部監査及び監査役監査の組織、人員及び手続きは、上記(1)コーポレート・ガバナンスの概要の②の1)に記載のとおりであります。なお、社外監査役竹中雅史氏は、三井化学株式会社において長年にわたる経理業務の経験を通じて、また、社外監査役中野敬久氏は、公認会計士及び税理士の資格を有しており、それぞれ財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。
2)内部監査、監査役監査及び会計監査の相互連携並びにこれらの監査と内部統制部門との関係
内部監査、監査役監査及び会計監査において、監査役は、会計監査人及び内部監査部門(監査室)との間で、監査結果等について報告・説明を受けるほか、随時情報・意見交換を行うなど、相互に連携を図りながら効率的・実効的な監査を実施しております。また、当社の内部統制部門である人事総務部及び経理部は、内部監査、監査役監査及び会計監査において、金融商品取引法に基づく財務報告に係る内部統制等に関する事項について次のとおり関与しております。
人事総務部:財務報告に係る内部統制における全社的な内部統制の整備・運用に関する事項
経 理 部:財務報告に係る内部統制における決算・財務報告プロセスその他業務プロセスに係る内部統制の整備・運用に関する事項
3)当事業年度における監査役及び監査役会の活動状況
監査役は、取締役会に出席して、その議事運営や決議内容等を監査し、必要により意見表明を行いました。その他、監査役全員による、代表取締役との定期会合における意見交換及び主要な事業所への往査を実施しました。
監査役会は、当事業年度において14回開催しており、監査役4名全員がそのすべてに出席し、監査方針及び監査計画、取締役の職務執行状況や内部統制システムの整備・運用状況、会計監査人の評価、監査報告書の作成等について検討しました。
また、常勤監査役は、常勤者としての特性を踏まえ、監査役会で決定した監査方針・監査計画に従い、取締役会以外の経営会議その他重要な会議にも出席し、主要な事業所並びに子会社における業務及び財産の状況を調査し、取締役等から職務執行状況等を聴取し、重要な決裁書類等を閲覧するなど日常的に監視・検証するとともに、その内容を監査役会に報告し他の監査役と情報共有及び意思疎通を図りました。なお、監査に当たっては、会計監査人及び内部監査部門(監査室)との間で監査結果等について意見交換を行うなど、相互に連携を図りました。
②会計監査の状況
1)監査法人の名称
EY新日本有限責任監査法人
2)継続監査期間
49年間
3)業務を執行した公認会計士
渡辺 伸啓
垂井 健
4)監査業務に係る補助者の構成
当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士2名、その他6名であります。
5)監査公認会計士等の選定の理由
監査公認会計士等の選定においては、当期の監査公認会計士等の監査計画・体制や報酬について、過年度の実績と比較し、かつ監査公認会計士等の品質管理体制及びその品質評価を行い、また、監査役会は、会社法第340条第1項各号に定める事由の発生による会計監査人の解任のほか、会計監査人においてその適格性又は独立性を害する事由等の発生により適正な監査の遂行が困難となり当社の監査業務に重大な支障をきたす事態が生じたと認められる場合には、株主総会に提出する会計監査人の解任又は不再任に関する議案の内容を決定します。監査役会による会計監査人の評価は6)に記載のとおりであり、解任又は不再任の基準には該当しないものと判断し選定しております。
6)会計監査人の評価
監査役会は、会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施しているかを監視及び検証するとともに、会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、監査に関する品質管理基準等に従ってその職務の遂行が適正に行われることを確保するための体制を適切に整備している旨の通知を受けました。
また、期中および期末に監査の実効性、品質管理、監査体制、独立性、監査報酬等につき会計監査人の評価及び選定基準に従って評価した結果、会計監査人は求められる独立性と専門性・適切性を有しており、その監査活動は妥当であると判断しております。
③監査報酬の内容等
1)監査公認会計士等に対する報酬の内容
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
提出会社361350
連結子会社----
361350

(非監査業務の内容)
(前連結会計年度)
当社における非監査業務の内容は、収益認識基準に係る助言業務であります。
(当連結会計年度)
当社における非監査業務の内容は、収益認識基準に係る助言業務であります。
2)監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬(1)を除く)
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
監査証明業務に
基づく報酬(百万円)
非監査業務に
基づく報酬(百万円)
提出会社4435
連結子会社4347
88712

(非監査業務の内容)
(前連結会計年度)
当社における非監査業務の内容は、EY税理士法人の税務調査に係る助言業務であります。
また、連結子会社における非監査業務の内容は、アーンスト・アンド・ヤングの税務に係る助言業務等であります。
(当連結会計年度)
当社における非監査業務の内容は、EY税理士法人の税務調査に係る助言業務であります。
また、連結子会社における非監査業務の内容は、アーンスト・アンド・ヤングの税務に係る助言業務等であります。
3)その他重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
(前連結会計年度)
該当事項はありません。
(当連結会計年度)
該当事項はありません。
4)監査報酬の決定方針
該当事項はありません。
5)監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、当事業年度に係る会計監査人の報酬の同意にあたり、会計監査人の前事業年度の監査計画と実績を対比する等を通じ実績を分析・評価し、また当事業年度の監査における監査体制、リスク認識、監査計画等を精査し、会計監査人より提出された報酬額の見積もり内容について会計監査人より必要な説明を求めるとともに、取締役等と意見交換を行い、その内容の妥当性を検討いたしました。その結果、妥当と判断し、会社法第399条第1項の同意を行っております。