- #1 サステナビリティに関する考え方及び取組(連結)
(b)シナリオ分析の対象範囲の設定
当社グループの主要事業領域としてエンジニアリングプラスチック(ポリプラスチックス株式会社)事業、酢酸セルロースを中心としたアセチル事業(スマートSBU、マテリアルSBU)、セイフティ事業を評価対象とし、気温上昇1.5℃と4℃、時間軸2030年を想定してシナリオ分析を行いました。
1.5℃と4℃シナリオには、TCFDシナリオ分析で一般的に参照されることが多い国際エネルギー機関(IEA)や気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の資料を参照して検討いたしました。
2024/06/24 10:23- #2 セグメント情報等、連結財務諸表(連結)
当社は、「戦略ビジネスユニット(SBU)」を中心とする組織を採用しており、各SBUが国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
したがって、当社は「メディカル・ヘルスケア事業」「スマート事業」「セイフティ事業」「マテリアル事業」「エンジニアリングプラスチック事業」の5つを報告セグメントとしております。
報告セグメントにおける主要製品は、以下の通りです。
2024/06/24 10:23- #3 収益認識関係、連結財務諸表(連結)
(1) 収益の分解情報
当社グループは、メディカル・ヘルスケア事業、スマート事業、セイフティ事業、マテリアル事業、エンジニアリングプラスチック事業およびその他事業を基本として組織が構成されており、当社の取締役会が、経営資源の配分の決定および業績の評価をするために、定期的に検討をおこなう対象としていることから、これらの事業で計上する収益を売上収益として表示しております。また、売上収益は顧客の所在地に基づき地域別に分解しています。これらの分解した売上収益と各報告セグメントの売上収益との関連は以下の通りであります。
なお、前連結会計年度の顧客との契約から生じる収益の分解情報は、「(セグメント情報等)セグメント情報 4. 報告セグメントの変更等に関する情報」に記載した報告セグメント区分変更後の当連結会計年度の報告セグメントの区分に基づき作成しております。
2024/06/24 10:23- #4 従業員の状況(連結)
2024年3月31日現在
セグメントの名称 | 従業員数(人) |
スマート事業 | 255 | (40) |
セイフティ事業 | 4,519 | (222) |
マテリアル事業 | 729 | (44) |
(注) 1 従業員数は就業人員数であり、臨時従業員数は( )内に当連結会計年度の平均人員を外数で記載しております。
2 臨時従業員に派遣社員は含んでおりません。
2024/06/24 10:23- #5 研究開発活動
スマートSBUは、快適なスマート社会に必要な技術・製品で、ソリューションを提供いたします。ディスプレイ・オプト分野(偏光板保護フィルム(TAC)の品質改善、視認性・使用感改善の機能性フィルム、ウエハーレベルレンズ)、IC/半導体分野(半導体ならびにフラットパネルディスプレイ製造用フォトレジスト材料、超高純度溶剤、エレクトロニクス用機能性溶剤、半導体向けプロセス材料)をターゲットにした研究開発を進めております。2023年度は、①電子ブック、PC向け表面フィルムの新規上市、②ウエハーレベルレンズの用途拡大検討、③EUV向けフォトレジスト材料のユーザー展開、④高純度溶剤の電子材料製造プロセスへのソリューション提案、⑤NEDO「ポスト 5G 情報通信システム基盤強化研究開発事業」にて半導体実装に関する技術開発を進めました。
(3) セイフティ事業
当事業に係る研究開発費は6,023百万円であります。
2024/06/24 10:23- #6 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
・ドライコーティング技術による新事業創出
[セイフティ事業]
・生産地統廃合によるメリット拡大
2024/06/24 10:23- #7 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
a.生産実績
セグメントの名称 | 当連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日) |
生産高(百万円) | 前年同期比(%) |
スマート事業 | 28,349 | △18.16 |
セイフティ事業 | 98,654 | 13.83 |
マテリアル事業 | 168,268 | 27.64 |
(注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
b.受注実績
2024/06/24 10:23- #8 設備投資等の概要
スマート事業においては、当社における電子材料向け溶剤製造設備の増強を中心に2,482百万円の設備投資を実施いたしました。
セイフティ事業においては、自動車エアバッグ用インフレータ製造設備増強を中心に9,333百万円の設備投資を実施いたしました。
マテリアル事業においては、当社における酢酸の原料製造設備の更新などに16,896百万円の設備投資を実施いたしました。
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