有価証券報告書-第97期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/27 9:16
【資料】
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【項目】
154項目
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、時代のニーズに速やかに応えるための機敏な対応と、グローバルな視点で独創的な開発システムにより、プラスチックの可能性を追求し、いつもお客様の信頼に値する製品づくりに徹し、全てのステークホルダーに対し魅力ある企業であることを経営理念としております。
(2) 目標とする経営指標
当社グループは、2025年3月期の売上高154億円、営業利益4億60百万円を達成目標としております。
(3) 中長期的な経営戦略および対処すべき課題
今後の見通しにつきましては、自動車業界のサプライチェーン正常化の動きもあり、国内外の需要も緩やかに改
善に向かいつつあるものと予測しております。
一方で、世界的なインフレや金利上昇、持続的な資源・エネルギー価格の上昇および先行きが不透明な地政学リ
スクの顕在化など、今後の景気動向に対する懸念が依然として払拭されないまま推移しております。
この様な先行きが不透明な状況におきましても、当社は変化する市場のニーズに柔軟に対応し、持続的に発展し
続けることが当社グループの果たすべき重要な使命であると認識し、当社グループの経営資源を最大限に活用しつ
つ、以下の課題に取り組み、企業価値の更なる拡大を目指してまいります。
・企業体質の向上
更なる企業体質向上のため、継続して業務品質の向上を目指す共に、生産工程の機能を見直し、全ての無駄を今まで以上に排除して生産性・財務体質の改善を図ると同時に、常に信頼性の維持・向上を第一として、品質マネジメントシステムを確実に履行・維持し、安定した品質の確保により、お客様の視点に立つモノづくりを行います。
・成長分野への進出
当社グループは、樹脂加工の領域として「モビリティ事業」「リビングスペース事業」「アドバンスド&エッセンシャル事業」で事業を展開するとともに、当社が持つ軽量化・断熱等省エネ技術を強みとして樹脂加工領域における時代のニーズに合致した新しい事業を開拓してまいります。