世界経済は、自律回復の続く米国景気が下支えとなり比較的安定した推移となりましたが、不動産市況の冷え込み等による中国の景気減速に加え、第3四半期以降は原油価格の大幅下落を受けロシアをはじめとする資源国の経済が変調をきたし、ロシアと経済的な結びつきが強い欧州でも景気停滞感が強まりました。また国内でも足元で原油安・円安が追い風となっている面はあるものの、消費増税に伴う景気落込みからの回復ペースは総じて緩慢なものに留まっています。
このような状況のもと、帝人グループの当第3四半期の連結決算(累計)においては、売上高は円安の影響もあり各事業とも増収基調で推移しましたが、一方でパラキシレンの自社生産・販売を中止した影響もあり、前年同期比ではほぼ横ばい(2億円増)の5,785億円となりました。営業利益は重点戦略事業である高機能繊維・複合材料事業及びヘルスケア事業が堅調であることに加え、電子材料・化成品事業等の構造改革効果もあり、前年同期比149億円増加し246億円(同153.8%増)となりました。経常利益も円安に伴う為替差益が加わり同163億円増の290億円(同127.9%増)となりました。四半期純利益は、構造改革等に伴う特別損失を464億円計上したことから、同194億円減少し144億円の赤字となりました。1株当たり四半期純利益は△14円68銭(同19円79銭減)となりました。
当第3四半期連結累計期間におけるセグメント別の概況は次のとおりです。
2015/02/09 9:46