有価証券報告書-第55期(平成28年6月1日-平成29年5月31日)

【提出】
2017/08/28 9:18
【資料】
PDFをみる
【項目】
103項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善に伴い緩やかな回復基調にありました。家計部門も、雇用環境が底堅く個人消費の改善も見られました。
また当社グループが主に事業展開するフードビジネス業界においても、消費者マインドの改善などを背景に、外食産業などに回復の動きが見られました。
このような環境下、当社は、環境にやさしく、同時にコストパフォーマンスにも優れた「パウチ包装タイプ高濃度洗剤・洗浄剤」のラインアップの充実と販売拡大に注力してまいりました。
また、フードビジネス業界の多様化するニーズに対応し、省力化や食の安全・安心に貢献できる製品とサービスの提供に努めてまいりました。
これらの活動が功を奏し、当連結会計年度の売上高は、156億2千5百万円(前期比 5.2%増)となりました。
利益につきましては、売上拡大とコスト削減の効果及び原材料仕入価格の低下に加え、前期に発生した退職給付債務計算における割引率変更による数理計算上の差異が当期は発生しないこと等により、営業利益は、10億7千6百万円(同 64.5%増)、経常利益は、11億3百万円(同 59.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、7億7千8百万円(同 64.1%増)となりました。
当社グループは、業務用の化成品事業を行っており、単一セグメントであるため、セグメント別の情報はありません。当社グループの品目別売上高は、次のとおりであります。
<当社グループ製造品>(業務用洗剤・洗浄剤・除菌剤・漂白剤、固形燃料等)
新製品の販売促進や衛生管理支援サービスの強化などが功を奏し、主要製品の売上は順調に増加しました。特に、食の安全・安心意識の高まりによる需要の拡大も背景にあって、「除菌・消毒用アルコール製剤」の売上が増加しました。その結果、当連結会計年度の当社グループ製造品売上高は、120億3千3百万円(前期比 5.9%増)となりました。
<仕入商品等>当連結会計年度の売上高は、35億9千2百万円(同 2.9%増)となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は16億8千2百万円(前期比 3.7%減)となりました。
営業活動によって得られた資金は、11億7千8百万円(同 79.5%増)となりました。
投資活動に使用された資金は、7億5千5百万円(同 14.4%減)となりました。
財務活動によって使用された資金は、4億7千8百万円(前期は2億8千3百万円の収入)となりました。
なお、キャッシュ・フローの詳細は、「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)財政状態の分析 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。