有価証券報告書-第107期(2023/04/01-2024/03/31)
・戦略
気候変動課題については、温暖化防止策の状況により、さまざまなシナリオが考えられます。当社グループでは、各種資料を参考に、代表的とされる平均気温「1.5℃シナリオ」と「4℃シナリオ」を参照し、事業経営における移行リスクと物理的リスクの検討を行っております。当社事業のドメインである製品を通じたお役立ちへの影響に関して、リスクと機会、およびそのインパクトを分析し、積極的に取り組んでまいります。
<気候変動におけるリスクと機会>
影響度 ++:大きな影響がある、+:一定程度の影響がある、-:影響が小さいもしくは、ほぼ無い
顕在化時期 短期:0~1年、中期:3~5年、長期:10年~
気候変動課題については、温暖化防止策の状況により、さまざまなシナリオが考えられます。当社グループでは、各種資料を参考に、代表的とされる平均気温「1.5℃シナリオ」と「4℃シナリオ」を参照し、事業経営における移行リスクと物理的リスクの検討を行っております。当社事業のドメインである製品を通じたお役立ちへの影響に関して、リスクと機会、およびそのインパクトを分析し、積極的に取り組んでまいります。
<気候変動におけるリスクと機会>
| シナリオ | 分類 | リスク・機会 | 事業インパクト | 影響度 /顕在化時期 | 対処 |
| 1.5℃ シナリオ | 移行 リスク | 炭素税の導入・上昇 | 炭素税の導入による運用コストの増加 | ++/中期 | ・再エネ証書付き電力の導入 ・太陽光パネルの導入 |
| 再エネ電力のエネルギーコストの上昇 | 再エネ電力の需要拡大により、エネルギーコストの上昇 | ++/短期 | |||
| 包装材やプラスチック製品の「持続可能な製品」への移行によるコスト | 包装材やプラスチック製品に関する「持続可能な製品」への移行が進まなければ、市場から締め出されるリスク | ++/長期 | ・環境配慮型製品の推進 ・製品包材におけるプラスチック使用量の削減(継続的な仕様変更、外装削除、詰め替えの発売等) | ||
| 市場の変化による収益の減少、事業コストの増加 | 市場の変化(消費者嗜好の変化)や特定の市場における競争が激化することで収益が減少、事業コストが増加するリスク | ++/中期 | |||
| 機会 | 新しい製品・技術の開発によるコスト削減や収益増加、資産価値の向上等 | 新しい製品・技術の開発によるコスト削減や収益増加、資産価値の向上等 | ++/長期 | ||
| 消費者の嗜好を反映することによる収益の増加、市場競争力の強化 | 消費者の嗜好を反映することによる収益の増加、市場競争力の強化 | ++/中期 |
| 4℃ シナリオ | 物理 リスク | サプライヤーの被害によるサプライチェーンの分断 | 異常気象等により、事業拠点やサプライヤーの被害、サプライチェーン分断により、収益が減少するリスク | ++/長期 | ・サードパーティロジスティクスの活用 ・OEMメーカーとの協働体制の構築 ・グループ生産拠点間での生産移管、原料調達の戦略的実施 ・原材料の複数購買の実施 |
| 熱波や干ばつでの水不足による事業活動が停滞するリスク | 熱波や干ばつの頻度増加が予測されているため、水不足による事業活動が停滞するリスク | ++/長期 | ・上質な水源を確保できる地域から水を調達 ・取水量低減に向けた目標設定(予定) | ||
| 移行 リスク | 再エネ電力のエネルギーコストの上昇 | 再エネ電力の需要拡大により、エネルギーコストの上昇 | ++/短期 | ・再エネ証書付き電力の導入 ・太陽光パネルの導入 | |
| 機会 | 物理的リスク関連の製品開発・市場拡大およびコスト削減、それに伴う投資家からの評判向上 | 物理的リスク関連の製品開発・市場拡大およびコスト削減、それに伴う投資家からの評判向上 | ++/長期 | ・独自技術* を活用した製品開発 *TRPチャネルの研究「Kai-tech技術」 |
影響度 ++:大きな影響がある、+:一定程度の影響がある、-:影響が小さいもしくは、ほぼ無い
顕在化時期 短期:0~1年、中期:3~5年、長期:10年~