年初に底打ちした原油価格は、4月以降バレルあたり40~50ドルの水準で安定的に推移する一方、為替レートは対米ドルで円高が進行、円建てでの原油輸入価格は前年同期と比較して低位に留まったこともあり、当第3四半期連結累計期間における国内燃料油需要の縮小幅は限定的なものとなりました。このような中で、当社グループにおける同期間の国内石油製品販売は堅調に推移し、ガソリン、軽油、灯油、A重油を合計した比較的付加価値の高い主要燃料油の販売数量は前年を上回るとともに、対前年伸び率も業界平均を上回る結果となりました。燃料油市況に関しましては、中国の製油所からの製品輸出拡大等の要因で、輸出マージンが低下傾向にあったこと、また原油価格下落の影響を受け、国内燃料油マージンは前年同期比で低下しました。このように外部環境としては厳しい状況にありましたが、中期経営計画に沿って自社で取り組むべき課題に取り組み、収益の最大化を図りました。サービスステーションにおけるお客様基盤の拡大のため、新プレミアムガソリン「Shell V-Power」や異業種間共通ポイントサービス「Ponta」などの商品・サービスの差別化戦略に引き続き注力するとともに、潤滑油やアスファルトなどの産業向けの製品販売についても、特に環境性能や長寿命といった付加価値の高い製品分野に重点を置いて取り組みました。加えて、変化する国内外の市況動向を注視しながら、収益機会を確実に取り込むべく、ガソリンや軽油などの製品輸出にも取り組むとともに、比較的収益性が高いミックスキシレンなどの化成品の生産最大化も継続して実施しました。
このような状況の下、石油事業の売上高は1兆1,669億円(前年同期比26.3%減収)、営業利益は318億円(前年同期比326億円の増益)となりました。また、たな卸資産評価の影響を除いた場合の営業利益相当額は317億円(前年同期比49億円の減益)となりました。
② エネルギーソリューション事業
2016/11/11 12:34