当社の主力商品である「アスロック」は、1971年3月に発売を開始し、本年で発売50周年を迎えることができました。これもひとえに皆様のおかげと感謝し、御礼申し上げます。発売から節目を迎えた本年、お客様の欲しいを具現化する取り組み「アスロック発売50周年企画」を展開し、企画第一弾として新商品「彩実(あやざね)」と「バンブーボーダー」の2種の発売を本年6月に発表いたしました。「彩実」はリアルな木目を転写した業界初の押出成形セメント板で、木目の美しさに細部までこだわり柔らかで暖かみのある杉の板目を再現し、繊細かつ情緒あふれる景観を演出します。「バンブーボーダー」はタイルを用いない意匠一体化パネル「グリッドデザインシリーズ」の5年ぶりとなる新たなデザインで、要望の多いボーダー調タイルをモチーフに、竹の節を連想させるランダムなグリッドを細長のパネル縦基調で配置しました。横張りでも長さ方向を意識させる外観に仕上げることができ、建築デザインの可能性がさらに広がります。
当第2四半期連結累計期間におけるアスロックの販売については、コロナ感染症の影響等により前年を下回る状況で推移しましたが、販売部門では、陶磁器質タイルを張付加工した化粧パネル「アスロックタイルパネル」の販売を伸ばすなど、高付加価値品の拡販に注力しました。生産部門では、コロナ感染症が未だ収束しない状況のなか、生産工場の安定操業維持のため、各種感染予防策の実行と資材の安定調達に継続して取り組みました。また、NNPS(ノザワ・ニュー・プロダクション・システム)による改善活動により、生産性と品質の向上及びコストダウンに努めました。管理部門では、昨年締結した40億円のコミットメントライン契約を更新し、不透明な経営環境下においても安定的に資金を調達するための対策を講じるとともに、システム構築・改善による業務効率化、働きやすい職場環境づくりを目的とした社内諸制度の改定等、経営基盤の安定化に取り組みました。マインケミカル事業では、前年同期はコロナ感染症による農産物需要減の影響等から農業資材節減の動きが顕著に見られ、ミネラル肥料「マインマグ」の販売が低迷しましたが、当第2四半期では需要が徐々に回復し、前年同期比増販となりました。海外事業では、中国国内の不動産業界への規制強化や景気停滞の影響等により、中国における「アスロック」販売は前期に引き続き厳しい状況で推移しました。なお、中国の連結子会社「野澤積水好施新型建材(瀋陽)有限公司」の清算手続きを前期より進めておりましたが、本年9月に清算が結了いたしました。
これらの結果、当社グループの単一の報告セグメントである建築材料関連事業の品種別売上高については、主力の押出成形セメント板「アスロック」は、58億51百万円(前年同期比12.3%減少)、住宅用高遮音床材は8億88百万円(前年同期比11.0%増加)、住宅用軽量外壁材は13億64百万円(前年同期比3.0%増加)となり、押出成形セメント製品合計では81億5百万円(前年同期比7.9%減少)に、耐火被覆等は4億12百万円(前年同期比28.2%減少)、スレート関連は3億62百万円(前年同期比5.9%増加)、肥料(マインマグ)は1億37百万円(前年同期比5.9%増加)となったこと等から、当第2四半期連結累計期間の売上高は100億43百万円(前年同期比10.4%減少)となりました。
2021/11/12 11:28