有価証券報告書-第67期(令和3年7月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/09/28 9:55
【資料】
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【項目】
95項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社は設備投資計画に照らして、必要な資金を銀行借入により調達する方針であります。一時的な余資は短期的な預金等を中心に運用しており、また、短期的な運転資金及び長期的な設備資金を銀行借入及び社債により調達しております。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である受取手形、電子記録債権及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されており、また、主に業務上の関係を有する企業の株式である投資有価証券につきましても、市場価格の変動リスクに晒されております。
営業債務である支払手形、電子記録債務、買掛金及び未払金は、そのほとんどが4ヵ月以内の支払期日であり、また、借入金及び社債は主に運転資金や設備投資に係る資金調達を目的としたものであり、返済日は最長で決算日後5年であります。このうち一部は金利の変動リスクに晒されております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)
当社は、営業債権について与信管理規程に従い、個々の取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引先ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。
②市場リスク(金利等の変動リスク)
当社は投資有価証券について、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、市況や取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。また、借入金は一部を、社債はその全部を固定金利による借入れとすることで、金利変動リスクの回避を図っております。
③資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)
当社は、各部門からの報告に基づき管理本部が適時に資金計画を作成・更新するとともに、各部門における資金需要に応じて手許流動性を確保することなどにより、流動性リスクを管理しております。
2.金融商品の時価等に関する事項
貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。
前事業年度(令和3年6月30日)
貸借対照表計上額
(千円)
時価(千円)差額(千円)
(1)現金及び預金221,140221,140-
(2)受取手形200,292200,292-
(3)電子記録債権112,265112,265-
(4)売掛金661,461661,461-
(5)投資有価証券
その他有価証券
28,32328,323-
(6)長期性預金141,100141,100-
資産計1,364,5831,364,583-
(1)支払手形87,42787,427-
(2)電子記録債務319,959319,959-
(3)買掛金310,458310,458-
(4)短期借入金708,700708,700-
(5)1年内償還予定の社債20,00020,000-
(6)1年内返済予定の長期借入金54,77054,770-
(7)未払金195,436195,436-
(8)社債130,000130,000-
(9)長期借入金34,45034,4481
負債計1,861,2021,861,2011

(注1)金融商品の時価の算定方法並びに有価証券に関する事項
資 産
(1)現金及び預金、(2)受取手形、(3)電子記録債権、(4)売掛金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(5)投資有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっております。
(6)長期性預金
長期性預金の時価は、元利金の合計額を同様の新規預け入れを行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
負 債
(1)支払手形、(2)電子記録債務、(3)買掛金、(4)短期借入金、(5)1年内償還予定の社債、(6)1年内返済予定の長期借入金、(7)未払金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(8)社債
社債の時価は、元利金の合計額を、同様の新規発行を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
(9)長期借入金
長期借入金の時価は、元利金の合計額を、同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。

(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品

区分貸借対照表計上額(千円)
関連会社株式4,800

これらについては、市場価格がなく、かつ将来キャッシュ・フローを見積もることなどができず、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「(5)投資有価証券」に含めておりません。
当事業年度(令和4年6月30日)
貸借対照表計上額
(千円)
時価(千円)差額(千円)
(1)投資有価証券
その他有価証券
26,03326,033-
(2)長期性預金133,300133,300-
資産計159,333159,330-
(1)社債(1年内償還予定の社債を含む)130,000130,000-
(2)長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む))120,770120,7672
負債計250,770250,7672

(注1)「現金及び預金」、「受取手形」、「電子記録債権」、「売掛金」、「支払手形」、「電子記録債務」、「買掛金」、「短期借入金」、及び「未払金」については、現金及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。
(注2)市場価格のない株式は「(1)投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の貸借対照表計上額は以下のとおりであります。
区分貸借対照表計上額(千円)
非上場株式4,800

(注3)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算出された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。
3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項
前事業年度(令和3年6月30日)
該当事項はありません。
当事業年度(令和4年6月30日)
金融商品の時価を、時価の算出に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。
レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格より算定した時価
レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定によるインプットを用いて算定した時価
レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価
時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。
(1)時価で貸借対照表上に計上している金融商品
当事業年度(令和4年6月30日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
有価証券及び投資有価証券
その他有価証券
株式26,033--26,033
資産計26,033--26,033

(2)時価で貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品
当事業年度(令和4年6月30日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
長期性預金-133,300-133,300
資産計-133,300-133,300
社債(1年内償還予定の社債を含む)-130,000-130,000
長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)-120,767-120,767
負債計-250,767-250,767

(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明
有価証券及び投資有価証券
上場株式は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。
長期性預金
長期性預金の時価は、元利金の合計額を同様の新規預け入れを行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。活発な市場における価格とは認められないため、その時価をレベル2の時価に分類しております。
社債
社債の時価については、元利金の合計額を同様の新規発行を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。活発な市場における価格とは認められないため、その時価をレベル2の時価に分類しております。
長期借入金
長期借入金の時価は、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しています。活発な市場における価格とは認められないため、その時価をレベル2の時価に分類しております。
4.金銭債権の決算日後の償還予定額
前事業年度(令和3年6月30日)
1年以内
(千円)
1年超
5年以内
(千円)
5年超
10年以内
(千円)
10年超
(千円)
預金219,666---
受取手形200,292---
電子記録債権112,265---
売掛金661,461---
長期性預金-141,100--
合計1,193,685141,100--

当事業年度(令和4年6月30日)
1年以内
(千円)
1年超
5年以内
(千円)
5年超
10年以内
(千円)
10年超
(千円)
預金148,287---
受取手形269,055---
電子記録債権144,682---
売掛金773,211---
長期性預金-133,300--
合計1,335,236133,300--

5.社債、長期借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額
前事業年度(令和3年6月30日)
1年内
(千円)
1年超 2年以内
(千円)
2年超 3年以内
(千円)
3年超 4年以内
(千円)
4年超 5年以内
(千円)
5年超
(千円)
短期借入金708,700-----
社 債20,00020,000100,00010,000--
長期借入金54,77034,450----
合計783,47054,450100,00010,000--

当事業年度(令和4年6月30日)
1年内
(千円)
1年超 2年以内
(千円)
2年超 3年以内
(千円)
3年超 4年以内
(千円)
4年超 5年以内
(千円)
5年超
(千円)
短期借入金785,300-----
社 債20,000100,00010,000---
長期借入金54,37019,92019,92019,9206,640-
合計859,670119,92029,92019,9206,640-