有価証券報告書-第67期(令和3年7月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/09/28 9:55
【資料】
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【項目】
95項目

事業等のリスク

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち当社の経営成績、財政状態及び株価等に影響を及ぼす可能性のあるリスクとして以下のような事項があります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。また、当社の業績に影響を及ぼすリスク要因は、これらに限定されるものではありません。
(1)公共事業投資動向の影響
当社の売上において国土交通省をはじめ地方自治体が発注する公共事業の予算規模・工事内容等の動向により当社の製品需要が変動いたします。
(2)主要原材料の価格変動
当社製品の主要原材料であるセメント・鉄筋等の値上がりに伴う製造原価の上昇は当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
(3)金利上昇
当社は、事業運営に必要な運転資金及び設備資金を、内部資金及び金融機関からの借入により調達しております。急激な金利の上昇により、当社の経営成績に少なからず影響を及ぼす可能性があります。
(4)貸倒損失
当社では与信管理の徹底に努めておりますが、建設業界には他業界に比べて債権回収上の高いリスクが存在しており、貸倒れなどの発生により経営成績や財政状態に少なからず影響を及ぼす可能性があります。
(5)関連会社への投資リスク
当社は、同業他社3社と合弁で設立した株式会社日本アクシスインベストメント(以下、JAI)の子会社Fuji Infrastructure Technologies Private Limited を通じてインド国でのプレキャストコンクリート事業を展開しております。資金調達に際し、JAIへの債務保証を行っており、インド事業の創業時期の業績、商慣習の違いやインド国の複雑な税制の影響、為替水準などによっては当社の経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(6)疫病発生に係るリスク
当社の業務形態において、生産工場の分散等により、感染拡大による影響は現時点では少ないと考えております。感染の防止に向けた諸施策を通して、事業リスクの最小化を目指しております。
当社において感染者が発生した場合には、生産工程、製品出荷及び営業活動に支障をきたすリスクが内在しております。また、当社顧客への感染拡大による建設現場の進捗遅延の発生も懸念されます。
新型コロナウイルスの収束時期は依然として不透明であり、前述の事由等により最終的な影響は予測し難く、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。