四半期報告書-第77期第3四半期(平成30年7月1日-平成30年9月30日)
有報資料
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国では個人消費や設備投資の増加から景気の回復が続き、欧州においても緩やかな回復が見られました。新興国では景気の持ち直しが続いているものの、米中貿易摩擦により世界のけん引役であった中国の経済減速が懸念されております。また、国内経済は、相次ぐ自然災害の経済に与える影響が懸念されつつも、企業収益や雇用情勢の改善により、緩やかな回復基調で推移しました。
当企業グループを取り巻く事業環境は、好調な半導体市場を背景に、各種ウェハー製造装置向け製品の需要が増加し、輸送機器関連市場においても、自動車向けの放電加工電極や、電車向けパンタグラフ用すり板などが堅調に推移しました。そのほかエネルギー関連市場では、太陽電池については中国政府の政策転換による影響が懸念されつつあるものの、総じて堅調に推移しました。
このような中、当企業グループは、競合他社との激しい競争が継続し、依然として厳しい状況にあるものの、中期経営計画の達成に向けて、高付加価値製品の生産・販売強化や、採算性の改善、新製品・新規事業開発の推進に努めてまいりました。
なお、平成20年に受注した中国高温ガス炉(HTR-PM)向け黒鉛材は、第1四半期連結会計期間において検収が完了し、売上3,208百万円を計上しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は31,763百万円(前年同期比23.6%増)、利益については、営業利益5,983百万円(同140.5%増)、経常利益6,030百万円(同148.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4,404百万円(同122.5%増)となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりであります。
日本
半導体用が好調に推移し、冶金用、LED用および機械用カーボン分野も総じて堅調を維持したほか、中国高温ガス炉(HTR-PM)向け売上2,651百万円を計上した結果、売上高は17,097百万円(前年同期比28.6%増)、営業利益は3,841百万円(同131.0%増)となりました。
米国
半導体用およびLED用のエレクトロニクス関連が好調に推移し、冶金用が堅調を維持したほか、収益改善に取り組んだことにより、売上高は2,135百万円(同16.4%増)、営業利益は456百万円(前年同期は124百万円の営業損失)となりました。
欧州
エレクトロニクス関連が好調に推移し、冶金用が堅調を維持した結果、売上高は2,513百万円(前年同期比14.0%増)となったものの、設備増強にともなう費用増により、営業損失は179百万円(前年同期は4百万円の営業損失)となりました。
アジア
カーボンブラシ製品が軟調に推移したものの、太陽電池用は先行き不透明ながらも冶金用とともに好調を維持しました。また、中国高温ガス炉(HTR-PM)向け売上557百万円を計上した結果、売上高は10,015百万円(前年同期比19.8%増)、営業利益は1,951百万円(同148.9%増)となりました。
品目別の概況は以下のとおりであります。
特殊黒鉛製品
エレクトロニクス分野は、太陽電池用については、中国政府の政策転換による影響が懸念されるものの、一定量の需要を維持したほか、半導体用も順調に推移したことにより前年同期を大幅に上回りました。
一般産業分野は、放電加工電極用は前年同期を下回ったものの、自動車関連産業の設備投資が堅調なことから工業炉用が好調に推移し、前年同期を上回りました。
その他、中国高温ガス炉(HTR-PM)向け売上3,208百万円を計上したことにより、特殊黒鉛製品全体において前年同期を大幅に上回りました。
一般カーボン製品
機械用カーボン分野は、主力製品である軸受・シール材、パンタグラフ用すり板などの需要が好調に推移したことにより、前年同期を上回りました。
電気用カーボン分野は、電動工具用やクリーナー用が軟調に推移したことにより、前年同期を下回りました。
複合材その他製品
SiC(炭化ケイ素)コーティング黒鉛製品は、半導体用およびLED用の需要が増加したことにより、前年同期を上回りました。C/Cコンポジット製品は、太陽電池用が軟調に推移したものの、半導体用が好調に推移したほか、工業炉用も堅調を維持したことにより、前年同期を上回りました。また、黒鉛シート製品は、自動車関連が堅調に推移したことにより、前年同期を若干上回りました。
これらの結果、複合材その他製品全体としては、前年同期を上回りました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当企業グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当企業グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の当企業グループ全体の研究開発活動の総額は832百万円であります。
当企業グループの研究開発は、主として当社の技術開発部門が担っておりますが、生産部門と営業部門との連携により、ユーザーや大学、研究機関等との共同研究も積極的に進め、顧客ニーズに合致した製品やそれを掘り起こす製品の早期開発を推進しております。
なお、平成30年4月1日より、持続的な技術力向上、新製品・新規開発品創出のスピード化、モノづくり強化ならびに、高付加価値製品の開発を推進するため、材料開発部および技術研究部を設置するとともに、中長期開発戦略に立脚した知的財産戦略の推進と、グループ全体での知的財産管理強化のため、知的財産課を開発本部に移設しました。
さらに、平成30年9月1日より、グローバルな視点で子会社および関連企業との連携をより強化し、当企業グループの成長戦略を遂行し担うべく、開発本部をグローバル開発本部に改編しました。また、グローバル開発本部に多孔質炭素部門を移設しました。
その他当企業グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
(注)上記金額には消費税等を含めておりません。
(6)生産、受注及び販売の状況
生産実績
当第3四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
受注状況
当第3四半期連結累計期間の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.外貨建てで受注したもので、当期中の為替相場の変動による差異については、当期受注金額に含めております。
4.半製品(素材製品)は、主として見込生産であるため、上記の金額には含まれておりません。
5.当第3四半期連結累計期間における受注状況を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
6.欧州および一般カーボン製品(機械用カーボン分野)については内示による受注を含めております。
販売実績
当第3四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当第3四半期連結累計期間の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
4.当第3四半期連結累計期間の販売実績には、中国高温ガス炉(HTR-PM)向けの受注分としてセグメント別では日本に2,651百万円、アジアに557百万円、品目別では特殊黒鉛製品に3,208百万円がそれぞれ含まれております。
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国では個人消費や設備投資の増加から景気の回復が続き、欧州においても緩やかな回復が見られました。新興国では景気の持ち直しが続いているものの、米中貿易摩擦により世界のけん引役であった中国の経済減速が懸念されております。また、国内経済は、相次ぐ自然災害の経済に与える影響が懸念されつつも、企業収益や雇用情勢の改善により、緩やかな回復基調で推移しました。
当企業グループを取り巻く事業環境は、好調な半導体市場を背景に、各種ウェハー製造装置向け製品の需要が増加し、輸送機器関連市場においても、自動車向けの放電加工電極や、電車向けパンタグラフ用すり板などが堅調に推移しました。そのほかエネルギー関連市場では、太陽電池については中国政府の政策転換による影響が懸念されつつあるものの、総じて堅調に推移しました。
このような中、当企業グループは、競合他社との激しい競争が継続し、依然として厳しい状況にあるものの、中期経営計画の達成に向けて、高付加価値製品の生産・販売強化や、採算性の改善、新製品・新規事業開発の推進に努めてまいりました。
なお、平成20年に受注した中国高温ガス炉(HTR-PM)向け黒鉛材は、第1四半期連結会計期間において検収が完了し、売上3,208百万円を計上しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は31,763百万円(前年同期比23.6%増)、利益については、営業利益5,983百万円(同140.5%増)、経常利益6,030百万円(同148.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4,404百万円(同122.5%増)となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりであります。
日本
半導体用が好調に推移し、冶金用、LED用および機械用カーボン分野も総じて堅調を維持したほか、中国高温ガス炉(HTR-PM)向け売上2,651百万円を計上した結果、売上高は17,097百万円(前年同期比28.6%増)、営業利益は3,841百万円(同131.0%増)となりました。
米国
半導体用およびLED用のエレクトロニクス関連が好調に推移し、冶金用が堅調を維持したほか、収益改善に取り組んだことにより、売上高は2,135百万円(同16.4%増)、営業利益は456百万円(前年同期は124百万円の営業損失)となりました。
欧州
エレクトロニクス関連が好調に推移し、冶金用が堅調を維持した結果、売上高は2,513百万円(前年同期比14.0%増)となったものの、設備増強にともなう費用増により、営業損失は179百万円(前年同期は4百万円の営業損失)となりました。
アジア
カーボンブラシ製品が軟調に推移したものの、太陽電池用は先行き不透明ながらも冶金用とともに好調を維持しました。また、中国高温ガス炉(HTR-PM)向け売上557百万円を計上した結果、売上高は10,015百万円(前年同期比19.8%増)、営業利益は1,951百万円(同148.9%増)となりました。
品目別の概況は以下のとおりであります。
特殊黒鉛製品
エレクトロニクス分野は、太陽電池用については、中国政府の政策転換による影響が懸念されるものの、一定量の需要を維持したほか、半導体用も順調に推移したことにより前年同期を大幅に上回りました。
一般産業分野は、放電加工電極用は前年同期を下回ったものの、自動車関連産業の設備投資が堅調なことから工業炉用が好調に推移し、前年同期を上回りました。
その他、中国高温ガス炉(HTR-PM)向け売上3,208百万円を計上したことにより、特殊黒鉛製品全体において前年同期を大幅に上回りました。
一般カーボン製品
機械用カーボン分野は、主力製品である軸受・シール材、パンタグラフ用すり板などの需要が好調に推移したことにより、前年同期を上回りました。
電気用カーボン分野は、電動工具用やクリーナー用が軟調に推移したことにより、前年同期を下回りました。
複合材その他製品
SiC(炭化ケイ素)コーティング黒鉛製品は、半導体用およびLED用の需要が増加したことにより、前年同期を上回りました。C/Cコンポジット製品は、太陽電池用が軟調に推移したものの、半導体用が好調に推移したほか、工業炉用も堅調を維持したことにより、前年同期を上回りました。また、黒鉛シート製品は、自動車関連が堅調に推移したことにより、前年同期を若干上回りました。
これらの結果、複合材その他製品全体としては、前年同期を上回りました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当企業グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当企業グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の当企業グループ全体の研究開発活動の総額は832百万円であります。
当企業グループの研究開発は、主として当社の技術開発部門が担っておりますが、生産部門と営業部門との連携により、ユーザーや大学、研究機関等との共同研究も積極的に進め、顧客ニーズに合致した製品やそれを掘り起こす製品の早期開発を推進しております。
なお、平成30年4月1日より、持続的な技術力向上、新製品・新規開発品創出のスピード化、モノづくり強化ならびに、高付加価値製品の開発を推進するため、材料開発部および技術研究部を設置するとともに、中長期開発戦略に立脚した知的財産戦略の推進と、グループ全体での知的財産管理強化のため、知的財産課を開発本部に移設しました。
さらに、平成30年9月1日より、グローバルな視点で子会社および関連企業との連携をより強化し、当企業グループの成長戦略を遂行し担うべく、開発本部をグローバル開発本部に改編しました。また、グローバル開発本部に多孔質炭素部門を移設しました。
その他当企業グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
| 会社名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資予定金額(百万円) | 着手及び完了予定 | ||
| 総額 | 既支払額 | 着手 | 完了 | |||
| 東洋炭素株式会社 生産技術センター (香川県観音寺市) | 日本 | 製造設備の新設 | 2,500 | - | 平成30年3月 | 平成32年7月 |
(注)上記金額には消費税等を含めておりません。
(6)生産、受注及び販売の状況
生産実績
当第3四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第3四半期連結累計期間 (自 平成30年1月1日 至 平成30年9月30日) | |
| 金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
| 日本 | 17,003 | 130.9 |
| 米国 | 2,422 | 124.6 |
| 欧州 | 2,531 | 110.8 |
| アジア | 10,288 | 123.4 |
| 合計 | 32,245 | 126.2 |
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
受注状況
当第3四半期連結累計期間の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第3四半期連結累計期間 (自 平成30年1月1日 至 平成30年9月30日) | |||
| 受注金額 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | 受注残高 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | |
| 日本 | 14,388 | 113.0 | 4,540 | 77.0 |
| 米国 | 2,665 | 147.1 | 1,461 | 234.6 |
| 欧州 | 2,669 | 129.8 | 1,000 | 157.2 |
| アジア | 8,508 | 103.0 | 1,834 | 77.9 |
| 合計 | 28,231 | 113.5 | 8,836 | 92.9 |
(注)1.金額は販売価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.外貨建てで受注したもので、当期中の為替相場の変動による差異については、当期受注金額に含めております。
4.半製品(素材製品)は、主として見込生産であるため、上記の金額には含まれておりません。
5.当第3四半期連結累計期間における受注状況を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 当第3四半期連結累計期間 (自 平成30年1月1日 至 平成30年9月30日) | |||
| 受注金額 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | 受注残高 (百万円) | 前年同四半期比 (%) | |
| 特殊黒鉛製品 | 12,676 | 113.1 | 2,984 | 53.8 |
| 一般カーボン製品(機械用カーボン分野) | 2,730 | 121.8 | 729 | 132.2 |
| 一般カーボン製品(電気用カーボン分野) | 3,725 | 94.6 | 894 | 98.0 |
| 複合材その他製品 | 9,098 | 121.6 | 4,229 | 168.9 |
| 合計 | 28,231 | 113.5 | 8,836 | 92.9 |
6.欧州および一般カーボン製品(機械用カーボン分野)については内示による受注を含めております。
販売実績
当第3四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第3四半期連結累計期間 (自 平成30年1月1日 至 平成30年9月30日) | |
| 金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
| 日本 | 17,097 | 128.6 |
| 米国 | 2,135 | 116.4 |
| 欧州 | 2,513 | 114.0 |
| アジア | 10,015 | 119.8 |
| 合計 | 31,763 | 123.6 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当第3四半期連結累計期間の販売実績を品目ごとに示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 当第3四半期連結累計期間 (自 平成30年1月1日 至 平成30年9月30日) | |
| 金額(百万円) | 前年同四半期比(%) | |
| 特殊黒鉛製品 | 16,234 | 140.0 |
| 一般カーボン製品(機械用カーボン分野) | 2,651 | 109.1 |
| 一般カーボン製品(電気用カーボン分野) | 3,801 | 95.9 |
| 複合材その他製品 | 7,495 | 109.3 |
| 商品 | 1,580 | 185.9 |
| 合計 | 31,763 | 123.6 |
4.当第3四半期連結累計期間の販売実績には、中国高温ガス炉(HTR-PM)向けの受注分としてセグメント別では日本に2,651百万円、アジアに557百万円、品目別では特殊黒鉛製品に3,208百万円がそれぞれ含まれております。