- #1 事業等のリスク
継続企業の前提に関する重要事象等
当社は、2020年3月期における海外子会社での固定資産の減損損失計上に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響及び高炉改修費用による原材料コストの高騰などによる厳しい経営環境を受けて当期純損失が発生していたことにより、前連結会計年度において当社を借入人とする財務制限条項付きのタームローン契約のうち、短期借入金50億円が財務制限条項に抵触し、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在していました。
当四半期連結会計期間の末日においても、引き続き財務制限条項に定められた2018年3月期の末日における連結の貸借対照表における純資産の部の金額の75%の金額以上に維持する規定に違反している状況にあります。一方で、当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染拡大の影響、原材料価格の高騰などのリスクは引き続きあるものの、需要回復や高炉改修に伴う一過性費用が解消するなど経営環境が回復してきております。また、北米拠点の集約、国内における希望退職者の募集及び海外拠点における人員削減などのコスト構造改革の施策を実施した結果、当第2四半期連結累計期間において営業利益が黒字となり、当連結会計年度の通期においても営業利益の黒字確保を見込んでおります。資金面では、金融機関からは2021年6月に期限の利益請求喪失事由の発生により貸付人が取得した契約上の借入人としての当社に対する権利を放棄することについて了承を得ており、また、業績の回復に加えて政策保有株式や遊休不動産の売却収入等もあり、財務制限条項が付された借入金を大きく上回る手元資金を確保しております。
2023/08/08 16:07- #2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
有形固定資産の取得による支出10億2千万円等に対し、投資有価証券の売却による収入44億1千8百万円により、投資活動によるキャッシュ・フローは34億6百万円の収入となり、前第2四半期連結累計期間に比べ59億円収入が増加しました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
2023/08/08 16:07- #3 追加情報、四半期連結財務諸表(連結)
当社は、前連結会計年度にて新型コロナウイルス感染症の感染拡大による売上減の影響を受けておりましたが、需要が回復基調にあることや市況等による需要見込みより、売上減の影響は当連結会計年度に一定程度収束すると仮定しています。
各国の施策により一時的に操業を制限されるなどの影響を受けることが見込まれますが、これらの影響は一時的であり、需要自体への重要な影響はないと見込んでいることから、固定資産の減損や繰延税金資産の回収可能性等の会計上の見積りに重要な影響を与えるものではないと判断しています。
なお、この仮定は不確実性が高く、感染拡大の収束が遅延し、影響が長期化した場合には、将来において損失が発生する可能性があります。
2023/08/08 16:07