ステンレス特殊鋼業界におきましては、自動車関連での需要回復の動きに加え、生産用機械等の設備投資が底打ちし、需要は緩やかに回復に向かいました。また当社グループの戦略分野である高機能材につきましては、中国向けの需要が回復傾向にあるものの、欧米を中心とした感染症拡大の再加速に伴う各国のロックダウン再実施により、販売ターゲットプロジェクトの停滞が解消されず、排煙脱硫装置や船舶向けSoxスクラバー向け材料、石油・ガス関連材料等の環境・エネルギー分野の海外の大型案件向け需要が引き続き低調に推移いたしました。
当社グループではこうした需要回復の動きを逃さず販売数量の確保に繋げるため、需要レベルに見合った生産水準を維持しつつ高機能材を中心としたリードタイム短縮に取り組んだ他、引き続き原料価格に見合ったロールマージンの確保及び徹底したコストダウンを実施した結果、当第3四半期連結累計期間の販売数量は前年同期比21.1%減(高機能材18.6%減、一般材21.2%減)となり、売上高は82,904百万円(前年同期比20,433百万円減)、利益面につきましては営業利益4,400百万円(前年同期比644百万円減)、経常利益3,799百万円(前年同期比478百万円減)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,436百万円(前年同期比1,218百万円減)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産の額は155,994百万円となり、前連結会計年度末対比2,574百万円減少しております。これは主としてたな卸資産の減少(△4,178百万円)によるものであります。
2021/02/15 9:00