有価証券報告書-第88期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)
有報資料
(1) 業績
当連結会計年度におきましては、欧州では英国のEU離脱に伴う先行き不透明感があるものの、輸出が復調しつつあることから緩やかな景気回復が続きました。米国では、雇用環境の安定的な改善もあり個人消費が堅調に推移したことにより景気回復が継続いたしました。
一方、国内では、海外経済の先行き不透明感や為替相場の不安定などから足踏み状態が続いていますが、輸出の持ち直しや在庫調整等により、企業収益や雇用環境は緩やかな回復が続きました。
このような環境の中、当社グループは、競争力向上のためにロスコストの徹底した排除や拡販活動の強化、品質及び技術力向上による企業体質強化を図ってまいりました。中国におきましては、期央まで景気の停滞感がありましたものの、建設機械メーカーの強い部品需要が起こり、それまで好調であったロボット部品需要、拡販活動とも併せ、販売量はV字回復いたしました。その結果、売上高は227億26百万円(前年同期比1.2%増加)、営業利益は3億60百万円(前年同期比15.8%増加)、経常利益は9億30百万円(前年同期比14.1%減少)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億67百万円(前年同期比36.6%減少)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①可鍛事業
当セグメントにおきましては、当社グループの主要取引先であります自動車業界では、熊本地震による一時的な生産台数の減少はありましたものの、回復以後は堅調に推移している中、電気自動車やプラグインハイブリッド車に代表される次世代自動車の開発競争も激しさを増し、自動車メーカーも勝ち残りを賭け熾烈な争いを行っております。その結果、売上高は217億59百万円(前年同期比1.1%増加)、セグメント利益(営業利益)は12億17百万円(前年同期比1.4%増加)となりました。
②金属家具事業
当セグメントにおきましては、低価格商品の浸透による価格競争の激化、買い控えによる需要の低迷等厳しい経営環境が継続しているなか、顧客ニーズに対応した新製品の市場投入により販売強化を行いました。その結果、売上高は9億67百万円(前年同期比2.0%増加)、セグメント利益(営業利益)は2百万円(前年同期はセグメント損失9百万円)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べ3億93百万増加し、23億42百万円(前年同期比20.1%増加)となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益6億99百万円、減価償却費16億40百万円及び売上債権の増加8億35百万円などにより、15億13百万円の収入(前年同期は18億85百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出14億18百万円などにより、15億38百万円の支出(前年同期は21億45百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入9億56百万円、長期借入金の返済による支出4億27百万円などにより、4億65百万円の収入(前年同期は4億67百万円の支出)となりました。