- #1 セグメント情報等、連結財務諸表(連結)
したがって、当社は、事業本部又は事業部を基礎とした製品別のセグメントから構成されており、「金属チタン事業」、「触媒事業」、「化学品事業」の3つを報告セグメントとしております。「金属チタン事業」は、スポンジチタン、チタンインゴット、高純度チタン等を生産しております。「触媒事業」はプロピレン重合用触媒を生産しており、「化学品事業」は超微粉ニッケル、高純度酸化チタン等を生産しております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一であります。
2024/06/20 15:00- #2 主要な顧客ごとの情報
3.主要な顧客ごとの情報
| | (単位:百万円) |
顧客の名称又は氏名 | 売上高 | 関連するセグメント |
Titanium Metals Corporation | 26,269 | 金属チタン事業 |
2024/06/20 15:00- #3 事業の内容
この他に親会社はENEOSホールディングス㈱とその子会社のJX金属㈱があります。ENEOSホールディングス㈱は、エネルギー事業、石油・天然ガス開発事業、金属事業を行う子会社及びグループ会社の経営管理並びにこれに付帯する業務を行っております。JX金属㈱は、ENEOSホールディングス㈱の100%子会社であり、非鉄金属事業を主な事業の内容としております。当社と関係会社の事業上の位置付け並びにセグメントとの関連は次のとおりであります。
セグメントの名称 | 主要製品 | 主要な会社 |
触媒事業 | 触媒製品(プロピレン重合用触媒等) | 当社、Toho Titanium America Co.,Ltd. |
化学品事業 | 電子部品材料(超微粉ニッケル、高純度酸化チタン) | 当社、東邦マテリアル㈱ |
事業の系統図は次のとおりであります。
(注)関連会社である㈱TOHOWORLDは、報告セグメントに属しておりません。
2024/06/20 15:00- #4 事業等のリスク
③ 輸出比率が高いことによる為替リスク
金属チタン事業のスポンジチタンや、触媒事業のTHC、化学品事業における電子部品材料は、輸出が販売量の大きな割合を占めており、当社グループ全体の売上高に占める輸出の割合は、当連結会計年度実績で55.1%となっております。輸出の多くはUSドル建てとなっているため、為替による影響を受けます。当社グループは、短期的な変動に関し為替予約取引によるヘッジを行うなど、為替リスクを低減すべく努めておりますが、為替が大きく円高に振れた場合には、当社グループの業績に悪影響が及ぶ可能性があります。
④ 自然災害等に関するリスク
2024/06/20 15:00- #5 会計方針に関する事項(連結)
(5) 重要な収益及び費用の会計基準
当社グループは、金属チタン事業、触媒事業、化学品事業の各製品の製造、販売を主な事業としており、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識しております。
これにより、顧客との契約における対価に変動対価が含まれている場合には、変動対価の額に関する不確実性が事後的に解消される際に、解消される時点までに計上された収益の著しい減額が発生しない可能性が高い部分に限り、変動対価を取引価格に含めております。
2024/06/20 15:00- #6 収益認識関係、連結財務諸表(連結)
(単位:百万円)
| 報告セグメント | 合計 |
金属チタン事業 | 触媒事業 | 化学品事業 |
顧客との契約から生じる収益 | 54,389 | 8,778 | 17,182 | 80,351 |
外部顧客への売上高 | 54,389 | 8,778 | 17,182 | 80,351 |
当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
(単位:百万円)
2024/06/20 15:00- #7 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法(連結)
- 告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一であります。
報告セグメントの利益又は損失は、営業損益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。2024/06/20 15:00 - #8 報告セグメントの概要(連結)
当社は、製品別の事業本部又は事業部を置き、各事業本部又は事業部は取り扱う製品について国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動をしております。
したがって、当社は、事業本部又は事業部を基礎とした製品別のセグメントから構成されており、「金属チタン事業」、「触媒事業」、「化学品事業」の3つを報告セグメントとしております。「金属チタン事業」は、スポンジチタン、チタンインゴット、高純度チタン等を生産しております。「触媒事業」はプロピレン重合用触媒を生産しており、「化学品事業」は超微粉ニッケル、高純度酸化チタン等を生産しております。
2024/06/20 15:00- #9 売上高、地域ごとの情報(連結)
- 売上高
(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。2024/06/20 15:00 - #10 従業員の状況(連結)
2024年3月31日現在
セグメントの名称 | 従業員数(人) |
触媒事業 | 149 | (5) |
化学品事業 | 214 | (5) |
全社(共通) | 340 | (17) |
(注) 1 従業員数は当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であります。
2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員数の当連結会計年度の平均雇用人員であります。
2024/06/20 15:00- #11 略歴、役員の状況(取締役(及び監査役))(連結)
1983年4月 | 当社入社 |
2012年7月 | 触媒統括部 触媒企画担当部長、製品技術担当部長 |
2015年4月 | 当社執行役員、機能化学品事業統括本部副本部長、機能化学品事業統括本部触媒事業本部長 |
2020年4月 | IT化推進室管掌、技術本部副本部長 |
2024/06/20 15:00- #12 研究開発活動
触媒事業においては、触媒製品に係る品質向上、生産技術の改善・改良、新規製品開発等の研究開発に取り組んでおります。当事業に係る研究開発費は496百万円であります。
(化学品事業)
化学品事業においては、超微粉ニッケル、高純度酸化チタン等の製品に係る品質向上、生産技術の改善・改良、新規製品開発等の研究開発に取り組んでおります。当事業に係る研究開発費は446百万円であります。
2024/06/20 15:00- #13 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
また、当面の経済環境としては、世界的には物価上昇率にピークアウトの動きがみられるが依然として水準は高く、インフレ抑制のための各国中央銀行による金融政策が景気回復の下振れ要因となりました。長期化する世界的な金融引き締めの影響や、中東地域をめぐる情勢、中国経済の先行き懸念などの海外経済の減速による下振れ要因に加え、物価上昇を背景とする個人消費の落込みやコスト高による設備投資の抑制等により先行き不透明な状況が続きました。
当社グループを取り巻く事業環境は、チタン事業においては航空機向け需要の本格的な回復に加えウクライナ紛争に起因するロシアからの調達回避もあり、製品販売は引き続き堅調に推移しましたが、触媒・化学品事業においては海外の景気低迷長期化等により販売は低調に推移しました。一方、為替円安による収益改善の効果はあるものの、コスト面では、輸入原材料・副資材コストの高止まりが、収益を大きく圧迫する要因となりました。
当社グループでは、社会的、経済的にも当社を取り巻く環境は、これまでとは大きく変わるものと考え、より長期的な視点で企業経営に取組むことを全社的に共有することを目的に、2023年5月に「2030年ありたい姿」を再構築しています。そして2030年の目標に対するキャッチアップ戦略を立案し、向こう3年間のアクションプランを「2023-2025年度中期経営計画」と位置づけています。
2024/06/20 15:00- #14 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
② 各セグメント
セグメントごとの
売上高、営業利益については、以下のとおりです。
金属チタン事業
2024/06/20 15:00- #15 脚注(取締役(及び監査役)(連結)
常務執行役員化学品事業部長 | 藤井 隆 |
常務執行役員チタン事業部長 | 三戸 武士 |
常務執行役員技術戦略本部長技術戦略本部技術開発センター所長新素材事業部審議役 | 堀川 松秀 |
常務執行役員ESG推進部・経営企画部・総務人事部・調達部管掌 | 井ノ川 朗 |
チタン事業部副事業部長物流部管掌 | 中嶌 健 |
チタン事業部副事業部長チタン事業部高純度金属製造部長チタン事業部茅ヶ崎インゴット製造部長 | 鈴木 純一 |
技術戦略本部副本部長技術戦略本部技術戦略部長技術戦略本部知的財産部長新素材事業部審議役 | 生澤 正克 |
ESG推進部長 | 足立 倫明 |
触媒事業部副事業部長 | 高村 俊夫 |
新素材事業部長技術戦略本部技術戦略部審議役東邦マテリアル㈱代表取締役 | 山口 健一 |
総務人事部長 | 平田 章 |
2024/06/20 15:00- #16 製品及びサービスごとの情報(連結)
1.製品及びサービスごとの情報
| | | | (単位:百万円) |
| 金属チタン製品 | 触媒製品 | 化学品製品 | 合計 |
外部顧客への売上高 | 59,363 | 7,326 | 11,714 | 78,404 |
2024/06/20 15:00- #17 設備投資等の概要
触媒事業においては、723百万円の設備投資を行いました。
化学品事業においては、若松工場における超微粉ニッケルの新工場建設を主体とし1,340百万円の設備投資を行いました。
また、全社共通の投資として、維持保全等に2,650百万円の投資を行いました。
2024/06/20 15:00- #18 重要な会計方針、財務諸表(連結)
4.収益及び費用の計上基準
当社は、金属チタン事業、触媒事業、化学品事業の各製品の製造、販売を主な事業としており、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識しております。
これにより、顧客との契約における対価に変動対価が含まれている場合には、変動対価の額に関する不確実性が事後的に解消される際に、解消される時点までに計上された収益の著しい減額が発生しない可能性が高い部分に限り、変動対価を取引価格に含めております。
2024/06/20 15:00- #19 関係会社との営業取引による取引高の総額及び営業取引以外の取引による取引高の総額の注記
※1 関係会社との営業取引及び営業取引以外の取引の総額
| 前事業年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) | 当事業年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日) |
営業取引による取引高 | | | | |
売上高 | 3,100 | 百万円 | 1,686 | 百万円 |
仕入高 | 13,144 | | 19,080 | |
2024/06/20 15:00- #20 関連当事者情報、連結財務諸表(連結)
当連結会計年度において、重要な関連会社はAdvanced Metal Industries Cluster and Toho Titanium Metal Co.,Ltd.であり、その要約財務情報は以下のとおりであります。
| (単位:百万円) |
|
売上高 | 10,949 | 17,253 |
税引前当期純損失(△) | △5,042 | △2,800 |
2024/06/20 15:00