有価証券報告書-第159期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/27 9:06
【資料】
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【項目】
153項目
(3)【監査の状況】
① 監査役監査の状況
イ.監査役監査の組織、人員、個々の監査役の出席状況、活動状況
当社における監査役監査は、監査役会制度を採用しております。常勤監査役1名及び非常勤監査役3名で構成されており、うち3名が社外監査役であります。
監査役会は、取締役会開催に先立ち月次で開催されるほか、必要に応じて随時開催されております。当事業年度は合計14回開催し、1回あたりの所要時間は約1時間30分でした。年間を通じ次のような決議・協議・審議・報告がなされました。
決議:監査役会監査方針・監査計画・職務分担・予算、常勤監査役の選定、監査役会の監査報告書、会計監査
人の再任、会計監査人の監査報酬に対する同意、補欠監査役候補者選任に対する同意
協議:監査役の報酬
審議:監査役会監査方針案・監査計画案・職務分担案・予算案、監査役会監査報告書案、会計監査人の選解任
並びに不再任に関する議案の内容の決定、補欠監査役候補者選任案、会計監査人の監査計画及び監査報

報告:監査役月次活動状況報告、会計監査人・内部監査部門との連携状況報告、内部通報等報告、執行部門活
動報告(今年度は営業部門(AP・BP)、サービス部門、財務部門、内部監査部門の各責任者から報告を
受けました)
各監査役の経験、能力及び出席状況については次のとおりであります。
氏名経験及び能力出席率
(出席回数)
保田 信高
常任(常勤)監査役(社内)
当社の営業部門において、支店長、支社長を経験し、事業全般の業務プロセスに精通しております。100%
(14/14)
貞苅 茂
非常勤監査役(社外)
金融機関及び事業会社において長年企業経営に携わり、経営全般について豊富な経験と幅広い見識を有しております。100%
(14/14)
大田 直樹
非常勤監査役(社外)
事業会社において長年企業経営に携わり、経営全般について豊富な経験と幅広い見識を有しております。100%
(14/14)
福井 剛
非常勤監査役(社外)
公認会計士の資格を有し、財務及び会計分野のプロフェッショナルとして長年活動しており、財務及び会計に関する相当程度の見識を有しております。100%
(14/14)

ロ.監査役監査の手続き、役割分担
監査役は、監査役会で策定した監査計画に基づいて、当社及び連結子会社の業務全般について、常勤監査役を中心として計画的かつ網羅的な監査を実施しております。
常勤監査役は取締役会、監査役会、経営会議等の重要な会議への出席、重要な書類の閲覧、支店、倉庫の視察、業務部門の面談及び連結子会社の往査等を担い、非常勤監査役は取締役会、監査役会等の重要な会議への出席を主に担い、積極的に意見等を表明し、取締役の業務執行に関して監視できる体制となっております。
ハ.会計監査人、内部監査部門との連携
主に常勤監査役が内部監査部門及び会計監査人との情報・意見交換、両者が行う支店往査・期末棚卸への同行を定期的に行い、監査内容・結果等を共有し、適宜監査役会へ報告を行っております。また、定期的に両者に監査役会への出席や報告を求める等、非常勤監査役も含めた連携を密にし、監査機能の向上を図っております。
ニ.重点監査項目
・国内外グループ会社の内部統制システムの構築・運用体制
・事業領域の拡大、新規事業創出、新規製品の市場投入に向けた取組状況
以上の二項目を重点監査項目に掲げております。今期もコロナ禍の影響を受け、往査等の実施が困難な状況でしたが、web会議等を活用し国内外事業所の調査、会計監査人及び内部監査部門との情報共有を行い、監査の実効性の向上に努めました。
② 内部監査の状況
当社における内部監査は、内部統制室が、内部統制の普及、浸透の推進、各統制責任者に対する支援等を行い、内部監査室が、内部監査規則に基づき監査計画を立案、社長承認後、各部署及びグループ子会社の業務全般について、適法性及び合理性を当社の戦略に照らして独立した立場から検証し、その結果に基づく改善提案を取締役社長及び内部統制室に報告しております。
③ 会計監査の状況
イ. 監査法人の名称
有限責任 あずさ監査法人
ロ. 継続監査期間
16年間
ハ. 業務を執行した公認会計士の氏名
指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 黒木 賢一郎
指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 青木 靖英
ニ. 監査業務に係る補助者の構成
公認会計士 6名
その他 3名
ホ. 監査法人の選定方針と理由
監査役会は、会計監査人候補者から、監査法人の概要、監査の実施体制等、監査報酬の見積額についての書面を入手し、面談、質問等を通じて選定しております。
監査役会は、会計監査人の評価に関する基準を定めており、その基準に基づいて監査法人の品質管理体制、監査チームの独立性、監査報酬等の水準、監査役・経営者・内部監査部門とのコミュニケーションの状況等に関する情報を収集・評価し、慎重に検討した結果、有限責任 あずさ監査法人を選定いたしました。
会計監査人が職務上の義務に違反し、又は職務を怠り、もしくは会計監査人としてふさわしくない非行があるなど、当社の会計監査人であることにつき当社にとって重大な支障があると判断した場合には、監査役会が会社法第340条の規定により会計監査人を解任いたします。
また、そのほか会計監査人が職務を適切に遂行することが困難であると認められる場合、又は監査の適正性をより高めるために会計監査人の変更が妥当であると判断される場合には、監査役会は、会計監査人の選任及び会計監査人を再任しないことに関する議案の内容を決定します。
ヘ. 監査役及び監査役会による監査法人の評価
監査役及び監査役会は、会計監査人に対して評価を行っております。この評価については、会計監査人が独立の立場を保持し、かつ適正な監査を実施しているかを監視及び検証するとともに、会計監査人からその職務の執行状況についての報告、「職務の遂行が適正に行われることを確保するための体制」(会社計算規則第131条各号に掲げる事項)を「監査に関する品質管理基準」(2005年10月28日企業会計審議会)等にしたがって整備している旨の通知を受け、必要に応じて説明を求めました。その結果、会計監査人の職務執行は相当であると評価し、有限責任 あずさ監査法人の再任を決議いたしました。
④ 監査報酬の内容等
イ. 監査公認会計士等に対する報酬
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)
提出会社293295
連結子会社----
293295

ロ. 監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容
(前連結会計年度)
当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容としましては、新システム稼働に際しての内部統制文書レビュー業務であります。
(当連結会計年度)
当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容としましては、企業買収に伴う財務・税務デューデリジェンス業務であります。
ハ. 監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGメンバーファーム)に属する組織に対する報酬(イ.を除く)
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)監査証明業務に基づく報酬(百万円)非監査業務に基づく報酬(百万円)
提出会社----
連結子会社9-12-
9-12-

ニ. その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
(前連結会計年度)
該当事項はありません。
(当連結会計年度)
該当事項はありません。
ホ. 監査報酬の決定方針
監査日数等を考慮して決定しております。
ヘ. 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、日本監査役協会が公表する「会計監査人との連携に関する実務指針」を踏まえ、取締役、社内関係部署及び会計監査人からの必要な資料の入手や報告の聴取を通じて、会計監査人の監査計画の内容、事業年度における職務執行状況や報酬見積の算出根拠などを確認し、検討した結果、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行っております。