有価証券報告書-第85期(令和1年6月1日-令和2年5月31日)

【提出】
2020/08/28 13:13
【資料】
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【項目】
139項目

研究開発活動

研究開発活動は、ボルティング・ソリューション・カンパニーとして、今までに無い新しい工具を創造し、便利で使いやすく、そして長く使っていただけるものを目指し取り組んでおります。また、TONEブランド戦略として、モータースポーツを応援する事を通じて様々な要望を研究開発活動にフィードバックし、新製品の開発及び既存製品の改良につなげております。
当連結会計年度におきましては、ソケット・ジョイント類のサイズ・ラインアップ拡充、ハイパーウォームモンキレンチ、省力化工具、市場ニーズへの対応、油圧式軸力計の開発を進め、製品化を行っております。
ハイパーウォームモンキレンチは、口開きのサイズ拡大、ガタが少ないウォーム機構の採用、軽量化を行うことで、操作性・耐久性に優れた製品となっております。
省力化工具では、電動アシストにて作業時間短縮を図ることを新しい取り組みとし、電動で仮締め・手動で本締め可能な電動ラチェットハンドルや、高効率なブラシレスモータと高出力のバッテリを搭載したコードレスインパクトレンチを製品化いたしました。
市場ニーズへの対応では、反力レバーによる指詰め防止として、ダブルスイッチ仕様の建方1番・トルシャット、標準型より全長の短いM27用コーナー型ハックロックシヤーレンチ、鉄筋継手を反力レバーなしで締付け可能なナットランナー、片側施工ボルト用ナットランナー、厳しい寸法規制やボルト余長が長い等個々の条件に応じた専用のオフセットアダプタを製品化いたしました。
海外向けとしては、タワークレーン向けM45対応ナットランナー、スナッグマスターの適応ボルト拡大や各国に応じた認証に対応し、販売国の拡大に努めております。
当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は44,797千円であります。
なお、当社グループにおける研究開発活動は各セグメントに共通するものであり、各セグメントに関連付けた記載を行っておりません。