半期報告書-第70期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2015/12/22 9:43
【資料】
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【項目】
52項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社の中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当社の中間財務諸表の作成にあたっては、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた、当中間会計期間の末日現在における見積りや評価が含まれております。これらの見積り及び評価については過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。
詳細につきましては、「第5 経理の状況 1.中間財務諸表等 (1) 中間財務諸表 重要な会計方針」に記載しております。
文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当中間会計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀による金融政策を背景に、企業収益や雇用環境に改善傾向が見られ、景気は緩やかな回復基調が続いております。
しかしながら、当社が属するボイラー業界におきましては、ボイラー新設の引き合いが非常に厳しい状況にあります。
このような状況のもと、当社は営業努力と原価の低減に努めてまいりました。
① 売上高は、主としてボイラー部門の売上減少により、前年同期比14.4%減少の92,657千円となりました。
② 売上総利益は、主としてボイラー部門の売上減少により、前年同期比18.1%減少の44,074千円となりました。
③ 販売費及び一般管理費は、前年同期比0.1%増加の41,285千円となりました。
④ 上記の結果、営業利益は前年同期比77.9%減少の2,788千円となりました。
⑤ 営業外収益は、貸倒引当金の取崩が主なものであり、778千円となりました。
また営業外費用は、支払利息及び保証料が主なものであり、846千円となりました。
その結果、経常利益は前年同期比77.1%減少の2,720千円となりました。
⑥ 上記の結果、中間純利益は前年同期比80.2%減少の1,431千円となりました。
(2) 財政状態の分析
当中間会計期間末の総資産合計は、前事業年度末より32,749千円減少の556,187千円、負債合計は、34,181千円減少の213,140千円となりました。また純資産合計は、1,431千円増加の343,046千円となりました。
① 流動資産の部は、主として現金及び預金4,268千円の増加、受取手形1,943千円の増加、売掛金64,931千円の減少及びたな卸資産26,718千円の増加により、前事業年度末より30,616千円減少の114,266千円となりました。
② 固定資産の部は、主として減価償却4,868千円により、前事業年度末より2,133千円減少し、441,920千円となりました。
③ 上記①、②の結果、総資産合計残高は前事業年度末より32,749千円減少の556,187千円となりました。
④ 流動負債の部は、主として買掛金2,016千円の増加、未払金6,764千円の減少、未払消費税等2,399千円の減少及び前受金6,480千円の減少により、前事業年度末より15,784千円減少の58,220千円となりました。
⑤ 固定負債の部は、主として長期借入金17,136千円の減少により、前事業年度末より18,396千円減少の154,919千円となりました。
⑥ 上記④、⑤の結果、負債合計残高は前事業年度末より34,181千円減少の213,140千円となりました。
⑦ 純資産の部は、中間純利益の計上により、純資産残高は前事業年度末より1,431千円増加の343,046千円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当中間会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末より4,267千円増加の38,898千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
① 当中間会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは26,675千円となりました。
当中間会計期間の主な増加原因は、売上債権の減少63,053千円及び減価償却費4,868千円であります。
② 前中間会計期間比較における営業活動によるキャッシュ・フローは24,072千円の収入の減少となりました。主な増加原因を前年同期と比較すると、税引前中間純利益2,720千円(前年同期は税引前中間純利益11,879千円)、減価償却費4,868千円(前年同期は減価償却費5,041千円)、売上債権の減少63,053千円(前年同期は売上債権の減少9,201千円)、主な減少原因を前年同期と比較すると、たな卸資産の増加26,718千円(前年同期はたな卸資産の減少11,620千円)、未払金の減少5,177千円(前年同期は未払金の増加184千円)、その他の負債の減少6,564千円(前年同期はその他の負債の増加4,259千円)であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
① 当中間会計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは△4,431千円となりました。
これは有形固定資産の取得による支出1,790千円、保険積立金の積立による支出2,641千円によるものであります。
② 前中間会計期間比較における投資活動によるキャッシュ・フローは、3,377千円の支出の増加となりました。支出の増加原因を前年同期と比較すると、有形固定資産の取得による支出1,790千円(前年同期は有形固定資産の取得による支出0千円)、保険積立金の積立による支出2,641千円(前年同期は保険積立金の積立による支出1,054千円)であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
① 当中間会計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは△17,977千円となりました。
これは長期借入金の返済による支出17,977千円によるものであります。
② 前中間会計期間比較における財務活動によるキャッシュ・フローは4,157千円の支出の減少となりました。支出の減少原因を前年同期と比較すると、長期借入金の返済による支出17,977千円(前年同期は長期借入金の返済による支出22,134千円)であります。