有価証券報告書-第56期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/28 14:02
【資料】
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【項目】
120項目

研究開発活動

セグメント別の研究開発活動を示すと、次のとおりであります。
(1) 工作機械事業
工作機械事業においては、あらゆるユーザニーズに対応可能な製品の提供を目指して、研究開発活動を実施しております。この点、当社の主力製品であるCNC精密旋盤のみならず、コレットチャックやローダ等の周辺装置群の開発を含めて、省力化や自動化といったユーザニーズを充足することに努めております。
当連結会計年度においては、「ESL-10」、「XTT-500」及び「GSL-15 PLUS」の3機種を新たに発表いたしました。
「ESL-10」は、アジア市場をターゲットとするエントリーモデル「GSL-10」をヨーロッパ向けに改良した1スピンドル1タレット精密旋盤です。省スペース、コンパクト設計に加え、作業者の操作性に配慮し使いやすさを追求したシンプルマシンでありながら、主要部品は日本製を使用するなど、海外でも安心して使える「実用性」と「耐久性」を実現しました。
「XTT-500」は高剛性・高出力と省スペース化を両立させた1スピンドル2タレット旋盤です。コンパクト設計ながら、高い重切削能力と精度を長時間維持できる機械構造を実現しました。また、自動車部品のダウンサイジング化に対応し、450mmサイズのシャフト加工に特化しています。
「GSL-15 PLUS」は従来機である「GSL-15」の操作性・作業性をさらに向上させた1スピンドル1タレット精密旋盤です。人間工学に基づいた低重心構造や誤設定防止機能等の搭載に加え、機械の内部構造を見直し、低コスト化を実現しました。
その他、新製品の開発だけではなく、将来的視野に立った基礎研究及び産学官の共同研究も推進し、当社が得意とする自動化システムにおいても、システム・ソフトの研究開発に取り組んできました。
なお、当連結会計年度に支出した研究開発費の総額は、1億67百万円であります。
(2) IT関連製造装置事業
該当事項はありません。
(3) 自動車部品加工事業
該当事項はありません。