有価証券報告書-第60期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/23 16:54
【資料】
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【項目】
142項目

有報資料

文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社は、『高松機械は「社会に貢献」する。お客様には安全でメリットのある商品を、従業員には生活の安定と希望を、株主には適切な配当を提供するとともに、協力企業とも共存共栄の精神をもって、社会の発展に積極的に貢献する。』という経営理念を掲げ、工作機械メーカーとして、「お客様に稼ぐ機械を提供する」をモットーとしております。高機能・高品質な製品を提供することによる価値の創造と、ステークホルダーへの適切な配分を考慮し、経営活動を行っております。
(2) 経営環境
日本経済の先行きについては、新型コロナウイルス感染症拡大への各種対策やワクチンの普及により、回復が期待されるものの、新規感染者が全国的に増加し、社会経済活動が再び停滞する恐れもあり、先行きは不透明な状況が続くと予想されます。
当社グループの主力分野である工作機械業界の先行きについては、感染状況や社会経済活動の状況により各国間で温度差はあるものの、内需・外需ともにコロナ禍前の受注水準に回帰しつつあり、自動車や半導体製造装置など幅広い分野からの需要が期待されます。
(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは持続的成長を志向して「中期計画2021(2019年度~2021年度)」を策定し、その達成に向けて戦略を推進してきましたが、新型コロナウイルス感染症によって経済環境が急激に悪化し、計画策定時の見通しと大きな乖離を生じました。また、先行きにおいても、新型コロナウイルス感染症の収束時期が見通せず、工作機械需要の回復時期やその規模も不透明な状況にあります。
このような経済環境の状況等を勘案した結果、中期計画2021で掲げる定量目標の達成が困難であると見込まれたことから、これを取下げております。
なお、中期計画2021において掲げていた定量目標は、連結売上高営業利益率(収益性に関する指標)、連結ROE(企業価値に関する指標)、連結売上高(経営規模に関する指標)の3つであり、その具体的目標数値は以下のとおりであります。
(参考)2021年度の経営目標
① 連結売上高営業利益率 10%以上
② 連結ROE 10%以上
③ 連結売上高 260億円以上
(4) 中長期的な会社の経営戦略及び優先的に対処すべき課題
新型コロナウイルス感染症による景気停滞の影響により、当社グループは中期計画2021にて掲げていた定量目標を取下げておりますが、中長期的な企業価値の向上をはかるため、中期計画2021の基本方針「挑戦し、成長し続ける企業となるべく、3ヵ年で更なる企業基盤の強化を目指す」及び最重要テーマ「収益力の強化」「売上高の拡大」は継続し、中長期的視点に立った戦略を推進しております。
一方で足元の経済状況は、新型コロナウイルス感染症による先行き不透明感から厳しさも残っておりますが、緩やかな回復基調にあり、今後も緩やかに回復が継続していくものと見込んでおります。
このような状況下であることから当社グループでは、受注・売上高の確保及び収益力の強化に努め、全社一丸となって今なすべきことをしっかり意識し、業務変革に取り組んでいくことが優先的に対処すべき課題となります。
工作機械事業では、受注・売上高の確保をはかるため、需要の回復にいち早く対応していきます。受注獲得に向け、変化する市場環境に対してリアルとデジタルの両面で営業戦略を推進していくとともに、コロナ禍前よりも高い生産能力を発揮するための設備投資や人材育成など、必要な取り組みを推進していきます。
現在建設を進めている新工場は、当社グループが将来にわたり企業価値を向上し続けていくために必要な設備投資であります。2022年4月の操業開始予定に向けて、スムーズに業務移行できるように、また、需要回復局面に新工場が寄与できるように、全社横断的に課題解決をはかっていきます。
IT関連製造装置事業、自動車部品加工事業では、新規取引先の開拓や既存取引先との関係強化に注力していくとともに、経営資源の有効活用や生産能力の増強による事業拡大を志向するなど、売上高拡大のための施策に取り組んでいきます。
また、すべての事業において、今できる費用の削減や抑制に努めるとともに、ITの活用推進によってグループ一丸で更なる業務効率化に取り組むことで、収益力の強化に努めていきます。

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