当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に係る緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の解除に伴った経済活動の再開を背景に持ち直しの動きが見られるものの、足元においては新型コロナウイルスの新たな変異株であるオミクロン株の感染急拡大や原材料価格の上昇等、下振れ要因も存在しており依然として先行き不透明な状況が続いております。
日銀短観(2021年12月調査)によれば、2021年度の設備投資計画(全規模・全産業)は、前年度比7.9%増と、9月調査(同7.9%増)と同水準となりました。一方、経常利益計画(全規模・全産業)については、前年度比28.0%増と9月調査(同15.0%増)から上方修正されており、前年度の落ち込みからの反動を主因に増益が見込まれています。
このような状況下、当第3四半期累計期間における当社業績は、海外向け化学プラント案件及び燃料電池車(FCV)用水素ステーション案件の遅延等により、売上高は前年同期比15.1%減の3,384百万円となりました。材料調達コスト低減等の経営努力による採算改善はあったものの、前述の売上高減少により、売上総利益は前年同期比3.3%減の1,061百万円となりました。一方で、研究開発活動として進めていた電気化学式水素ポンプの試験機の製作・実証が一段落したことにより、販売費及び一般管理費は前年同期比5.4%減の761百万円となりました。売上総利益の減少額36百万円及び販売費及び一般管理費の減少額43百万円の影響により、営業利益は前年同期比2.7%増の299百万円、経常利益は前年同期比2.9%増の310百万円となりました。また、本社総合組立工場の建設工事を昨年度より継続しており、当年度においても旧工場解体費用20百万円を工場再編費用として特別損失に計上し、結果として四半期純利益は前年同期比0.7%減の225百万円となりました。なお、当該特別損失の計上は、業績予想に織り込まれております。
2022/02/08 13:04