このような経済情勢の中、当社グループは新中期経営計画「Ever Onward 2026」(2024年度から2026年度)の2年目となる当中間連結会計期間におきまして、「経営基盤の再構築」「ソリューションビジネスの確立」「横編機事業の再生」「自動裁断機事業の拡大」の4つの取組みを重点施策として、サステナブルなものづくりを支援する製品・サービスの提案活動を世界各地の顧客、業界に向けて展開しました。7月にイタリアのフィレンツェで開催された、世界的なアパレルブランドやニットメーカー関係者も来場する「第97回 Pitti Immagine Filati」に出展し、イタリア初出展の横編機を含む3機種をはじめ、「yarnbank®」「SHIMA Datamall™」などのデジタルソリューションや最新のニットコレクションを紹介するなど、これらの新技術により複雑な編み地や繊細なデザイン表現を実現し多くの注目を集めました。
当社のコア・ビジネスである横編機事業の状況は、アジア地域では、先進国向けニット製品の生産拠点であるバングラデシュにおいて、2024年7月の大規模な反政府デモによる混乱の平常化に伴い受注は回復基調となり、生産効率の高い「N.SVR®」や「N.SSR®」の販売台数が前期に比べて増加しました。また中国市場においても、香港系大手顧客による設備更新需要が堅調に推移し、売上拡大につながりました。欧州では、付加価値の高い商品開発を得意とするイタリア市場において、主に高級ブランドおよびそのサプライヤーを中心に景気回復の兆候が見られ、ホールガーメント横編機、成型機ともに販売台数が増加しました。これらの結果、横編機事業全体の売上高は134億82百万円(前年同期比35.2%増)、営業利益は17億51百万円(前年同期比245.2%増)となりました。
デザインシステム関連事業においては、国内外のファッション関連教育機関を中心に、SDS®-ONE APEXソフトウェアのサブスクリプションサービスである「APEXFiz®」のライセンス契約数が増加しました。横編機の売上増加に伴い「SDS®-ONE APEX」の販売は伸長しましたが、自動裁断機「P-CAM®」については販売台数が減少しました。この結果、デザインシステム関連事業全体の売上高は13億51百万円(前年同期比1.4%減)、営業利益は2億88百万円(前年同期比10.7%減)となりました。
2025/11/14 10:28