当社においては、前期末に移管の受入れが完了したコンプレッサ部品のクラッチ用ロータプーリの生産が、初めて会計期間を通しての活動となり事業規模の拡大を図ることができた。しかし体制がまだ安定しない中で急な増産を含む受注量変動が頻発し、納期対応が優先となる混乱状態のまま推移した。また既存の製品については、長期間当社の主要製品であったSD6V用のシリンダブロックが7月末でほぼ終息となり、その他の製品についても受注元の減速傾向の影響を受ける形となっている。そのためにロータプーリによる拡大効果がそのまま事業規模の上乗せとはなっていない。
これらの結果当中間会計期間のコンプレッサ部品関係の売上高は、前年同期比で約3倍(312.9%)の24億82百万円と大幅な増加となった。この売上高のうちの18億98百万円は新規のロータプーリによるものであり、それ以外の既存の製品については前年同期比25.1%の減となっている。またロータプーリは既存の製品と構成が異なり売上に占める外部購入費率が87.7%と高い影響で、外部購入費率は前年同期の53.0%から78.1%に上昇している。このため売上高から外部購入費を差引いた付加価値では前年同期比の26.4%増に留まっており、売上高の大幅な増加は外部購入費の上乗せの影響が大きく、売上高の増加と同様に事業規模が拡大したとは言えない。ほぼ終息のカーエアコン取付部品関係の売上高は前年同期比41.3%減の0.6百万円、またその他の売上高は前年同期比6.0%増の30百万円であった。これらを合計した当中間会計期間売上高は、前年同期比の約3倍(305.4%)の25億13百万円となった。
損益面では、営業損失0.7百万円(前年同期は営業損失7百万円)、中間純損失1百万円(前年同期は中間純損失9百万円)となった。
2018/12/25 13:21