有価証券報告書-第124期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/25 11:27
【資料】
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【項目】
129項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「最高の品質とサービスでお客様に満足と安心を提供する」を経営の基本理念の1つとし、軸受ユニット、直線運動機器関連製品及びその他伝動部品等の製造販売を主たる事業とし、株主、取引先、従業員の信頼と期待に応えるとともに、社会へ貢献する「100年企業」を目指しております。
特に軸受ユニットについては、成熟市場かつ国内需要の大きな伸びが期待できない中、国内唯一の専業メーカーとして、「メイドインジャパン品質」「多品種小ロット生産」等の強みを活かして活動しております。
具体的な戦略としては、当社グループ方針である「自社の仕事を通じて、お客様、働く仲間や家族、更に社会の発展に貢献する」を主題にして、①安全操業&設備保全、②人材育成、③品質第一主義の徹底、④生産性向上等12の行動計画を作成し、今後ますます激化する市場競争への対応に取り組んでまいります。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
ウクライナ・中東情勢の長期化、中国経済の停滞、世界的な金融引き締めによる景気減速懸念など、世界経済は予断を許さない状況が続いています。グループとしては、このような時だからこそ「100年経っても存在感を持ち続ける会社」を目指し、グループをあげて、①人材育成と技能継承、②地域環境改善、③コンプライアンスの啓蒙活動といった普遍的課題に取り組んでまいります。
なお、財務面に関しては、当連結会計年度の自己資本比率は80.3%と安定した水準にあり、現金及び預金も潤沢であるため、現在優先的に対処すべき課題はございません。