有価証券報告書-第77期(2025/04/01-2026/03/31)

【提出】
2026/06/22 15:00
【資料】
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【項目】
163項目
② 戦略
当社グループでは、TCFD提言で示された各リスク・機会の項目を参考に、気候変動問題が当社グループの事業に及ぼすリスク・機会に関して、①リスク・機会の特定と評価、②シナリオ群の定義、③財務インパクト評価、④対応策の検討の4段階のステップで検討いたしました。また、1.5℃~2℃シナリオと4℃シナリオを用いて、政策や市場動向の移行(移行リスク・機会)に関する分析と、災害などによる物理的変化(物理的リスク・機会)に関する分析を実施しました。主なリスク・機会のインパクトと対応策は、次のとおりです。
リスク・機会要因事業への影響時間軸財務インパクト対応策
移行リスク政策・規制炭素税の導入・
炭素税率の上昇
・炭素税の負担費用の増加中期~
長期
・再生可能エネルギーの導入・省エネルギー設備の導入
・カーボンフットプリント算定による低炭素製品開発
・炭素税導入に伴う原材料価格の高騰中期~
長期
・低炭素材料/部品の購入
・サプライヤーとの協業による新たな低炭素材料の開発
技術低炭素設備の導入・最新技術を用いた設備への投資費用増加中期・ICP(インターナルカーボンプライシング)導入による投資促進を検討
再生可能エネルギーの普及・短期的な発電コスト高騰による電力購入コストの上昇短期~
中期
・社内外の敷地における太陽光発電所の建設および導入計画の策定と実施
・「追加性」を中心とした様々な調達方法による、各事業所で使用するエネルギーの100%再エネ化の実現
市場顧客需要の変化・カーボンネガティブ事業の需要減少中期・低炭素貢献製品へのシフト
・製品の長寿命化の追求
・需要の多様化に応える対応レベルの向上
評判気候変動対応への
遅れ
・気候変動対策および情報開示不足による欧米向けの売上減少短期~
中期
・気候変動対策の確実な実施と情報開示の
充実
物理的リスク慢性平均気温の上昇・労働環境の悪化による従業員の生産性低下長期・休憩室の拡充、局所冷風機の設置
・熱処理・表面処理工程における空調使用増加に伴う電力コストの増加中期~
長期
・省エネルギー空調設備の導入
・設備総合効率の向上
海面の上昇・自社製造拠点の被災による生産能力の低下(ベトナム・中国の生産拠点)中期~
長期
・各工場におけるBCP策定/継続的な見直し
・主要サプライヤー被災による操業度低下中期~
長期
・サプライヤーの拡充
・各サプライヤーにおけるBCP策定/継続的な見直し
・工場移転費用の増加(ベトナム・中国の生産拠点)中期~
長期
・災害対策への投資促進
急性異常気象の激甚化・洪水による自社生産拠点損壊に伴う生産能力の低下、設備損壊に伴う対応費用の増加(国内生産拠点)中期~
長期
・ハザードマップの定期的な確認とBCPの
見直し
・災害対策への投資促進
機会資源効率未利用資源の価値化・滞留在庫の削減、レール端材の再利用による廃棄物処理コストの削減短期~
中期
・需要予測精度の向上
・再利用率の向上に向けたオペレーションの見直し
CO2排出量削減・炭素税の負担費用の低減中期~
長期
・再生可能エネルギーの導入・省エネルギー設備の導入
エネルギー源再生可能エネルギーの普及・長期的な発電コスト低減による電力購入コストの低減長期・様々な調達方法による、再生可能エネルギー調達の実施
製品と
サービス
脱炭素社会への移行貢献・低摩擦で壊れにくいベアリングの需要増加
・「オイル・ミニマム」製品の需要増加
・お客様にあわせたカスタマイズ需要の増加
中期・効率生産に向けた需要予測精度の向上と、生産リードタイム改善による納期短縮
・「オイル・ミニマム」機能を徹底的に追求した製品開発
市場電動化の促進・メカトロ製品やメカユニット製品の需要増加
・駆動部品増加に伴うベアリングの需要増加
短期~
中期
・パートナー企業と連携した生産対応力の
強化
・新工場建設も含めたグローバル生産体制の強化
EV、蓄電池市場の
拡大
・直動案内機器、液晶潤滑剤の
需要増加
短期~
中期
・将来の需要拡大に向けた生産能力の増強
・新工場建設も含めたグローバル生産体制の強化
レジリエンスBCP対応製品の
拡大
・災害対策機器における当社製品の需要増加中期~
長期
・高剛性、高品質の徹底的な追求

(注) 1 想定時期 短期:~2026年度/中期:2027年度~2030年度/長期:2031年度~2050年度
2 リスク・機会の財務インパクト評価は、公表されている報告書や専門家のアドバイス等を参考に、売上または利益にもたらす影響を定性と定量の両面より評価し、大中小の3段階に分類しました。

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