当社グループ製品の主要需要先の状況といたしましては、自動車関連は、5月の国内自動車生産台数が前年同月比で6割強の減少となったほか、世界的にも半減となったことから非常に厳しい状況となりましたが、米中の需要回復などもあり8月には同2割程度の減少にまで回復いたしました。また電子・デバイス関連では、リモートワークの拡大によるパソコンや関連機器の伸び等もありましたが、市場規模の大きいスマートフォンの販売下振れや主力機種の量産開始の遅れなどもあって、減速傾向となりました。このような需要先の状況を見て一部商社で仕入れを絞る動きが続き、最終需要以上に当社グループの販売が落ち込む展開となりました。
このような環境のなか当社グループでは、マスク着用や手洗い・消毒の励行、在宅勤務や時差出勤の実施等様々な感染防止策を講じつつ、日々の業務を行ってまいりました。営業活動においては、海外はもちろん国内においても出張を禁止(国内は7月に条件付きで解除)し、電話やオンラインを活用した製品紹介や技術アドバイスを積極的に行ったほか、メールによる情報発信等も行いつつ、徐々に訪問営業を再開いたしましたが、感染の再拡大もあり本格的な訪問活動は難しい状況が続きました。なお、これまで東京にのみあった在庫センターを、リスク対策の面から仙台工場にも設置いたしました。生産活動においては、売上高の減少に伴う在庫の削減を目的として、一時帰休の実施等により減産を行いつつ、可能な限りのコスト削減を図りました。製品面では、当社の研削技術により、CBN素材のエンドミルにおいて、世界で初めて刃径0.1mmで4枚刃、更にコーナーにR0.01が付いたCBNスーパーハイプレシジョンラジアスエンドミル「SHPR400」(ラジアスエンドミル:刃先の角(コーナー)に丸み(R)が付いた形状のエンドミル)を発売し、この10月に本製品を含んだ極小径多刃ラジアスエンドミルシリーズが「超モノづくり部品大賞 機械・ロボット部品賞」を受賞いたしました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は3,635百万円(前年同期比26.3%減)、営業利益は404百万円(同68.0%減)、経常利益は444百万円(同64.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は275百万円(同67.0%減)となりました。
2020/11/11 15:15