有価証券報告書-第78期(2025/04/01-2026/03/31)

【提出】
2026/06/23 15:38
【資料】
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【項目】
157項目
(戦略)
当社グループでは「NEXT100 TOA」の7つの取組み「NEXT100 TOA Initiatives」を進める原動力が「人と技術を育てる」であるという考えのもと「人」と「技術」への投資をより一層強化してまいります。そして、「NEXT100 TOA Initiatives」の一つである「個性が光る強いチームをつくる」の実現のために、次期中計における事業戦略を進めるための人的課題への対応を行ってまいります。各職場のマネジメントが、組織課題としての計画や目標達成の実行を遂行しつつ、一方で現場のメンバーが安心して働き、成長につなげられる職場づくりとして、その両方に中心的に関与する管理者に対する環境整備や支援が最重要課題と考えております。この課題認識のもと、『自律的な成長支援』『マネジメント力強化』『挑戦が生まれる仕組みづくり』の3点を人材戦略の重要なテーマとして展開してまいります。
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これらのテーマへの取組みにより、「個の強み」×「チーム力」×「挑戦」の好循環を作り、事業成長を支える人的資本をさらに強化し、次期中計の重点施策「事業成長を支えるヒト・モノ・情報基盤の強化」を推進してまいります。
(ⅰ)自律的な成長支援
『自律的な成長支援』の取組みとして、2025年12月にプレスタートした、勤務時間を個人の学びや能力開発にあてることを推奨する「Learning40」の正式導入や、更なる「自己啓発支援制度」の拡充を実施します。また、継続して取組んでおりますデジタル技術活用人材の育成としては、「生成AI活用」のため、当期に全従業員を対象にeラーニングによる「AIリテラシー教育」を実施いたしました。次期においては、より実践的な学びの場を設けることで、育成をさらに加速させていきます。そして、「ダイバーシティの推進」の一環としては、女性を含む多様な人材が活躍できる組織の形成を目指し、部門横断プロジェクトを通じた検討を継続するとともに、その検討内容についてプロジェクトメンバーと経営層との対話を行ってまいりました。今後は、当該プロジェクトでの検討内容を踏まえ、人事部門を中心にダイバーシティ推進に関する施策の具体化および実行を進めてまいります。また、多様な視点を醸成し多様な人材が活躍できる職場環境づくりとして、従業員が安心して働き続けるための健康経営の推進も継続して行うものとしております。
(ⅱ)マネジメント力強化
『マネジメント力強化』の取組みとして、まずは、役員、全従業員を対象とした、アンコンシャスバイアスおよびDE&Iに関する研修の企画と実施、また、管理職を対象とした心理的安全性の醸成を目的とした研修の企画と実施により、多様な人材が力を発揮し主体的に挑戦できる環境をつくり、チームの発言量・提案量の増加と協働を促す基盤を整えてまいります。
(ⅲ)挑戦が生まれる仕組みづくり
『挑戦が生まれる仕組みづくり』としては、2025年度に正式導入した「社内インターンシップ」の参加人数を拡大し、継続していきます。普段と異なる業務領域のスキル習得や専門知識の獲得を通じた従業員のキャリア自律や、部門を超えた交流の促進により、人脈や視野を拡大し、組織全体を活性化させます。また、「私たちTOAの未来を、皆で創っていく活動」をコンセプトとしたプロジェクトである「未来キャンバス」では、当期において、全従業員が参加可能な、アイデアを共有するワークショップを多数開催いたしました。次期においては、従業員の社会課題・顧客課題思考力や構想力・企画力の向上を図りアイデアを育てていく取組みを進めてまいります。
○主な取組み内容
■Learning40および自己啓発支援制度
従業員が自分の成長を自ら描き、それを組織が支援する文化を醸成し、学びの実効性を高める仕組みづくりを進めてまいりました。学びの好循環を生み出すストーリーとして、「学ぶ」→「試す」→「繋がる」の循環が、「社内外との知の連携」を育み、個人と組織が成長する文化を作ると考えております。学びの対象については、学びに対する基本方針である「「自分発信」であることを原則とし、個々の特性や経験を活かした専門性の深化(アップスキリング)と、未経験領域や異分野への挑戦(リスキリング)のための「学び」を、積極的に認め、支援する。」に基づき、現在の業務には直接関係ない学びも対象としております。
2025年12月には年間の勤務時間のうち40時間を個人の学びや能力開発にあてることを推奨する制度「Learning40」をプレスタートいたしました。次期においては、「Learning40」を正式に導入し、活用率100%を目標としております。同じく2025年12月に「自己啓発支援制度」の拡充を実施いたしました。資格や通信教育、語学習得などの自己啓発に係る補助金を増額し、加えて、書籍購入補助制度をプレスタートいたしました。自己啓発に係る補助金の申請においては、2026年1月~3月の3ヶ月間の申請件数が2025年1月~3月の200%増となりました。また、書籍購入補助制度については、当社従業員の半数以上が活用いたしました。次期においては、書籍補助制度を正式に導入し、補助金も増額いたします。これらの制度の活用を促進し、学習機会の定着を図ってまいります。
■生成AI活用とAIリテラシー教育
「生成AI活用」に向け、当期においては企業型生成AIツールを導入いたしました。それに伴い、AIを正しく理解し、効果的に業務で活用できる力を全従業員が身につけることを目的とし、当社の全従業員を対象にワークショップやeラーニングによるAIリテラシー教育を実施いたしました(全従業員受講完了率100%)。今後においては、生成AIの活用拡大を通じて、生産性向上と創造的活動や学びの時間の創出を進めてまいります。
■社内インターンシップ
一人ひとりのキャリア自律と自己成長および、部署、部門を超えた交流による相互理解と組織の活性化を目的とし、前期にプレスタートした「社内インターンシップ」を当期において正式導入いたしました。非管理職・管理職の区別なく参加し、当社内の他部門のみならず、海外のグループ会社へのインターンシップも実施いたしました。次期においては、実施期間や参加人数を拡大してまいります。「社内インターンシップ」を通し、普段と異なる業務領域のスキル習得や専門知識の獲得を通じた従業員のキャリア自律や、部門を超えた交流の促進により、人脈や視野を拡大し、組織全体を活性化させてまいります。
■未来キャンバス
当社において前期に発足したプロジェクト「未来キャンバス」は、「私たちTOAの未来を、皆で創っていく活動」であり、従業員一人ひとりの日々の気づき・アイデア・想いから、未来につながる事業アイデアを見つけ、育てていく取組みです。前期においては、少人数のプロジェクトメンバーを中心に活動を進めてまいりましたが、当期は全従業員が参加可能なワークショップや外部講師の講演・交流会を通して、未来につながる対話やアイデアの共有の機会を全社に拡大してまいりました。次期においては、未来の可能性を会社全体で考えるというコンセプトのもと、アイデアを育て、次のステップへ進めるための仕組みとして、社内公募によるアイデア発表の場を設けてまいります。当社は「未来キャンバス」を従業員の社会課題・顧客課題思考や構想力・企画力の向上を図るとともに、視野・視座の拡張と社外のつながりなどの新たな視点や経験を広げる貴重な成長機会と考えております。

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