有価証券報告書-第52期(2024/04/01-2025/03/31)
(3)戦略
①気候変動への取り組み
当社グループは気候変動に伴うリスクと機会を、重要な経営課題の一つであるものと認識しており、TCFDの考え方に準じたシナリオをもとに、グループ会社を横断するグループリスク管理委員会において気候変動リスクと機会が当社グループの事業や経営に与える影響について分析・評価を行っております。
その主要な内容は下記のとおりになります。
気候変動がもたらすリスクの分析
※時間軸は、中期:2030年まで、長期:2050年までを想定
気候変動に伴う機会の分析
②人的資本への取り組み
(経営戦略と人材戦略の連動)
当社グループの経営理念は、世界の人々に「驚きと感動」を与える映像コミュニケーショングループを目指すことです。グループが長期的になりたい姿として、「グループの総合力により、グローバルに映像コミュニケーションをお届けするOnly Oneのクリエイティブ&テクノロジー集団」を掲げており、足元の中期経営計画「G-EST2025」では、事業戦略として、「グローバルに事業領域を拡大」「新たなライブエンタテインメントビジネスの確立」「映像システム事業領域において新たな価値を創造」「ゲーム関連事業の拡大」「事業変革の完遂」を掲げています。昨年度同様にグループの総合力発揮、並びにグループ会社の事業戦略を実現するために必要な人材を確保・育成・活性化させていくことを、当社グループにおける人的資本経営の基本的な考え方としています。
(人材育成方針)
映像業界におけるエンジニアとクリエイターは、新しい映像体験の提供を可能とするために、技術と表現の両面から映像制作を支える重要な存在です。一人ひとりの高い専門性の発揮と技術力の向上に向けて、グループ各社において人材育成に取り組んでおります。エンジニア人材においては、産学連携にも力を入れており、グループR&D組織であるアドバンストリサーチグループを設置し、グループ会社と連携しつつ、国内外の大学と各種共同研究を実施しています。
また、グループ横断で、グローバル人材の育成に向けた、グローバルマインドセットを身に着ける研修やグローバルリーダー育成研修、海外トレーニー制度、及び若手層や管理職向けなど各階層別の研修を計画的に実施しています。
さらに、各事業の持つ強みを理解し、組織の壁を超えてシナジーを生む新しい事業を創造し、その事業を牽引する覚悟と行動力を持った創造型リーダーの発掘と育成を目指した、次世代経営人材育成研修にも計画的に取り組んでいます。
(社内環境整備方針)
グループ総合力を発揮するために、グループの理念浸透、グループ経営ガバナンス、相互連携のためのプラットフォーム、働きやすい環境づくりといった、社内環境整備にも取り組んでおります。
グループ社員共通の価値観を明文化したものとして、当社の経営層及びグループ社員が議論を経て創り上げたものが「4We's」です。「4We's」はIMAGICA GROUP共通の行動指針であり、グループ合同の新入社員研修、グループ報などを通じて、グループ社員へ都度発信・共有されています。
他にも、国内グループ会社の経営人材とその候補を一元管理するタレントマネジメントシステムの導入や、現在実施中のグループ内公募制度の更なる進化などグループ相互連携の仕組みを整えているほか、働きやすい職場環境づくりとして、テレワーク、フリーアドレス推進、ICT基盤整備、健康経営の取組み(人間ドックの対象年齢の引き下げ、メンタルヘルスチェック、ワークライフバランス推進等)、ダイバーシティ&インクルージョンの取組(クリエイター・エンジニアにおける外国人の採用、男性の育児休暇取得の推進、女性リーダーの育成と登用)、シニア活躍などを実施しています。
(注)「4We's」の具体的な内容は以下となります。
We lead, <私たちは先駆ける。>社会の変化に一早く対応し、業界をリードする存在であり続けます。
We collaborate, <私たちは協働する。>グローバル&ワンストップという強みを生かし、お客様に高い価値を提供します。
We serve, <私たちは貢献する。>高い技術と誠実な精神を持って、どのような状況においてもお客様の要望に応え続けます。
We discover, <私たちは発見する。>人の心を動かすためのカギを、そして日常の中でも仕事を深化させるための発見を探し続けます。
①気候変動への取り組み
当社グループは気候変動に伴うリスクと機会を、重要な経営課題の一つであるものと認識しており、TCFDの考え方に準じたシナリオをもとに、グループ会社を横断するグループリスク管理委員会において気候変動リスクと機会が当社グループの事業や経営に与える影響について分析・評価を行っております。
その主要な内容は下記のとおりになります。
気候変動がもたらすリスクの分析
| 想定されるシナリオ | 想定されるリスクの内容 | 財務的な 影響度 | 時間軸 | 対応策 |
| 顧客行動の変化(気候変動への意識)により自社が選ばれなくなるリスク | 顧客の仕入先基準に気候変動対策が追加され、それを充たせなかった場合の受注減、売上減少 | 大 | 中期~長期 | グループ全体の事業活動において、気候変動対策に取り組むことを具体的な目標として共有し、意思統一を図るとともに実行していく |
| (気候変動の取組みに対する)消費者の嗜好やステークホルダーからの評価の変化 | 取組みの遅れに対するステークホルダーからの評価や信頼の低下、市場シェア低下と売上減少、人材採用難 | 大 | 中期~長期 | グループ全体にてGHG排出量削減などの気候変動リスク対応に取り組み、積極的な情報発信を行っていく |
| 原材料コストの上昇 | 原材料の供給・調達リスクや物流コストの増大による機会損失、利益の減少 | 中 | 長期 | 設備の積極的な省エネルギー化を図るとともに、事業の電子化と効率化、廃棄物の削減等を推進する |
| (気候変動に伴う災害等による)サービス提供不能による収入の低下 | 事業の中止・停止による収益の喪失 | 大 | 長期 | 施設の災害対策を含め、BCPの周知徹底を行うとともに、気候変動に対応する新たなビジネスの創出 |
| 災害長期化による販売機会の減少・イベント中止、広告自粛などビジネス機会の喪失 | ||||
| 設備復旧費用や、事前の対策費の増加 | 災害対策・対応費用の発生による利益の圧迫 | 大 | 長期 | 気候変動に備えた設備の更新、見直し等を含め災害対策の徹底を行うとともに適切な保険付保によるリスクヘッジ |
※時間軸は、中期:2030年まで、長期:2050年までを想定
気候変動に伴う機会の分析
| 想定されるシナリオ | 想定される機会の内容 | 財務的な 影響度 | 発生可能性 | 対応策 |
| 人的・物的移動にあたっての制限やコストアップへの対応 | 映像制作物納品のデジタル化、ネットワーク化で人的・物的移動を削減 | 中 | 高 | 映像制作・流通環境の更なる効率化と事業環境の電子化推進を継続 |
| 紙から電子書籍へのシフト加速による運送・製造コストの削減 | ||||
| 気候変動が及ぼす影響に対するサービスへのニーズの高まり | 環境負荷を軽減するクラウド型サービスの拡充や、環境性能を強化した製品開発など脱炭素社会のニーズに適応するソリューションの開発 | 大 | 高 | 気象関係データ提供サービスの充実のみならず、気候変動・環境負荷を意識したIT系サービス、製品開発への取り組み |
| 気候変動、気象情報などのモニター、データ提供等の機会増大 | ||||
| 気候変動時代における消費者等の満足度測定・分析ニーズの増加 | ||||
| リサイクルやエネルギー効率測定のシステム開発等に伴うデバッグ業務の需要増 | ||||
| 気候変動対策に関する官民にわたるPRニーズの発生 | 環境製品の増加に伴う広報、広告需要の増加 | 大 | 高 | 環境課題の増加に伴い増加する環境啓発のための情報発信イベントやコンテンツ制作ビジネスへの対応の強化 |
| 地方自治体、企業を対象とする気象関連の講演・イベント等の需要増 |
②人的資本への取り組み
(経営戦略と人材戦略の連動)
当社グループの経営理念は、世界の人々に「驚きと感動」を与える映像コミュニケーショングループを目指すことです。グループが長期的になりたい姿として、「グループの総合力により、グローバルに映像コミュニケーションをお届けするOnly Oneのクリエイティブ&テクノロジー集団」を掲げており、足元の中期経営計画「G-EST2025」では、事業戦略として、「グローバルに事業領域を拡大」「新たなライブエンタテインメントビジネスの確立」「映像システム事業領域において新たな価値を創造」「ゲーム関連事業の拡大」「事業変革の完遂」を掲げています。昨年度同様にグループの総合力発揮、並びにグループ会社の事業戦略を実現するために必要な人材を確保・育成・活性化させていくことを、当社グループにおける人的資本経営の基本的な考え方としています。
(人材育成方針)
映像業界におけるエンジニアとクリエイターは、新しい映像体験の提供を可能とするために、技術と表現の両面から映像制作を支える重要な存在です。一人ひとりの高い専門性の発揮と技術力の向上に向けて、グループ各社において人材育成に取り組んでおります。エンジニア人材においては、産学連携にも力を入れており、グループR&D組織であるアドバンストリサーチグループを設置し、グループ会社と連携しつつ、国内外の大学と各種共同研究を実施しています。
また、グループ横断で、グローバル人材の育成に向けた、グローバルマインドセットを身に着ける研修やグローバルリーダー育成研修、海外トレーニー制度、及び若手層や管理職向けなど各階層別の研修を計画的に実施しています。
さらに、各事業の持つ強みを理解し、組織の壁を超えてシナジーを生む新しい事業を創造し、その事業を牽引する覚悟と行動力を持った創造型リーダーの発掘と育成を目指した、次世代経営人材育成研修にも計画的に取り組んでいます。
(社内環境整備方針)
グループ総合力を発揮するために、グループの理念浸透、グループ経営ガバナンス、相互連携のためのプラットフォーム、働きやすい環境づくりといった、社内環境整備にも取り組んでおります。
グループ社員共通の価値観を明文化したものとして、当社の経営層及びグループ社員が議論を経て創り上げたものが「4We's」です。「4We's」はIMAGICA GROUP共通の行動指針であり、グループ合同の新入社員研修、グループ報などを通じて、グループ社員へ都度発信・共有されています。
他にも、国内グループ会社の経営人材とその候補を一元管理するタレントマネジメントシステムの導入や、現在実施中のグループ内公募制度の更なる進化などグループ相互連携の仕組みを整えているほか、働きやすい職場環境づくりとして、テレワーク、フリーアドレス推進、ICT基盤整備、健康経営の取組み(人間ドックの対象年齢の引き下げ、メンタルヘルスチェック、ワークライフバランス推進等)、ダイバーシティ&インクルージョンの取組(クリエイター・エンジニアにおける外国人の採用、男性の育児休暇取得の推進、女性リーダーの育成と登用)、シニア活躍などを実施しています。
(注)「4We's」の具体的な内容は以下となります。
We lead, <私たちは先駆ける。>社会の変化に一早く対応し、業界をリードする存在であり続けます。
We collaborate, <私たちは協働する。>グローバル&ワンストップという強みを生かし、お客様に高い価値を提供します。
We serve, <私たちは貢献する。>高い技術と誠実な精神を持って、どのような状況においてもお客様の要望に応え続けます。
We discover, <私たちは発見する。>人の心を動かすためのカギを、そして日常の中でも仕事を深化させるための発見を探し続けます。