有価証券報告書-第80期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)
7.セグメント情報
(1) 報告セグメントの概要
エプソンの報告セグメントは、エプソンの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定および業績の評価をするために定期的に検討を行う対象となっている事業セグメントを基礎に決定されております。
当連結会計年度より、管理体制の見直しによりセグメント区分方法を変更し、製品の種類、性質、販売市場等から総合的に区分されたセグメントから構成される「プリンティングソリューションズ事業」、「ビジュアルコミュニケーション事業」および「マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業」の3つを報告セグメントとしております。
前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の報告セグメント区分に基づき作成しております。
なお、報告セグメントに属する主要な製品等は次のとおりであります。
(2) セグメント収益および業績
エプソンの報告セグメントによる収益および業績は、以下のとおりであります。セグメント間の取引はおおむね市場実勢価格に基づいております。
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(注1)セグメント損益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。
(注2)セグメント損益(事業利益)の「調整額」△51,214百万円には、セグメント間取引消去616百万円および全社費
用・その他△51,830百万円が含まれております。全社費用・その他は、主に基礎研究に関する研究開発費および
報告セグメントに帰属しない新規事業・本社機能に係る収益、費用であります。
(注3)報告セグメント資産の「調整額」450,111百万円には、セグメント間の内部取引に係る消去額△15,128百万円のほか、報告セグメントに帰属しない全社資産などが含まれております。
(注4)マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業セグメントに含まれるウエアラブル機器事業の事業用資産につ
いて、同事業の収益性低下をふまえ事業戦略の見直しを行ったことにより、期中において認識済みの金額を含め、減損損失△7,516百万円を計上しております。
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(注1)セグメント損益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。
(注2)セグメント損益(事業利益)の「調整額」△55,214百万円には、セグメント間取引消去581百万円および全社費
用・その他△55,796百万円が含まれております。全社費用・その他は、主に基礎研究に関する研究開発費および
報告セグメントに帰属しない新規事業・本社機能に係る収益、費用であります。
(注3)報告セグメント資産の「調整額」472,018百万円には、セグメント間の内部取引に係る消去額△6,815百万円のほか、報告セグメントに帰属しない全社資産などが含まれております。
(3) 地域別に関する情報
各連結会計年度の非流動資産および外部顧客からの売上収益の地域別内訳は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
(注)非流動資産は資産の所在地によっており、持分法で会計処理されている投資、その他の金融資産、繰延税金資産および退職給付に係る資産を含んでおりません。
(単位:百万円)
(注)売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国に分類しております。
(4) 主要な顧客に関する情報
エプソンの収益全体の10%を超える単一の外部顧客との取引はありません。
(1) 報告セグメントの概要
エプソンの報告セグメントは、エプソンの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定および業績の評価をするために定期的に検討を行う対象となっている事業セグメントを基礎に決定されております。
当連結会計年度より、管理体制の見直しによりセグメント区分方法を変更し、製品の種類、性質、販売市場等から総合的に区分されたセグメントから構成される「プリンティングソリューションズ事業」、「ビジュアルコミュニケーション事業」および「マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業」の3つを報告セグメントとしております。
前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の報告セグメント区分に基づき作成しております。
なお、報告セグメントに属する主要な製品等は次のとおりであります。
報告セグメント | 主要な製品等 |
プリンティングソリューションズ事業 | オフィス・ホーム用インクジェットプリンター、シリアルインパクトドットマトリクスプリンター、ページプリンター、カラーイメージスキャナー、乾式オフィス製紙機、商業・産業用インクジェットプリンター、インクジェットプリントヘッド、POSシステム関連製品、ラベルプリンター、およびこれらの消耗品 等 |
ビジュアルコミュニケーション事業 | 液晶プロジェクター、スマートグラス 等 |
マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業 | 産業用ロボット、小型射出成形機、ウオッチ、ウオッチムーブメント、水晶デバイス、半導体、金属粉末、表面処理加工、PC 等 |
(2) セグメント収益および業績
エプソンの報告セグメントによる収益および業績は、以下のとおりであります。セグメント間の取引はおおむね市場実勢価格に基づいております。
前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円) | ||||||
報告セグメント | 調整額 (注2) | 連結 | ||||
プリンティングソリューションズ事業 | ビジュアルコミュニケーション事業 | マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業 | 計 | |||
売上収益 | ||||||
外部収益 | 691,201 | 141,468 | 157,157 | 989,827 | 6,113 | 995,940 |
セグメント間収益 | △4 | 1 | 8,298 | 8,294 | △8,294 | - |
収益合計 | 691,196 | 141,469 | 165,455 | 998,121 | △2,180 | 995,940 |
セグメント損益 (事業利益)(注1) | 106,226 | 1,348 | 5,281 | 112,856 | △51,214 | 61,642 |
その他の営業損益 | △13,988 | |||||
営業利益 | 47,654 | |||||
金融収益及び金融費用 | △2,820 | |||||
持分法による投資利益 | 99 | |||||
税引前利益 | 44,933 |
その他の項目 | ||||||
報告セグメント | 調整額 (注3) | 連結 | ||||
プリンティングソリューションズ事業 | ビジュアルコミュニケーション事業 | マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業 | 計 | |||
減価償却費及び償却費 | △38,065 | △13,062 | △10,335 | △61,462 | △7,973 | △69,436 |
減損損失(非金融資産) | △0 | △60 | (注4)△7,763 | △7,823 | △0 | △7,823 |
報告セグメント資産 | 447,846 | 121,029 | 142,327 | 711,203 | 450,111 | 1,161,314 |
資本的支出 | 27,266 | 8,078 | 10,534 | 45,878 | 6,999 | 52,878 |
(注1)セグメント損益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。
(注2)セグメント損益(事業利益)の「調整額」△51,214百万円には、セグメント間取引消去616百万円および全社費
用・その他△51,830百万円が含まれております。全社費用・その他は、主に基礎研究に関する研究開発費および
報告セグメントに帰属しない新規事業・本社機能に係る収益、費用であります。
(注3)報告セグメント資産の「調整額」450,111百万円には、セグメント間の内部取引に係る消去額△15,128百万円のほか、報告セグメントに帰属しない全社資産などが含まれております。
(注4)マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業セグメントに含まれるウエアラブル機器事業の事業用資産につ
いて、同事業の収益性低下をふまえ事業戦略の見直しを行ったことにより、期中において認識済みの金額を含め、減損損失△7,516百万円を計上しております。
当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円) | ||||||
報告セグメント | 調整額 (注2) | 連結 | ||||
プリンティングソリューションズ事業 | ビジュアルコミュニケーション事業 | マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業 | 計 | |||
売上収益 | ||||||
外部収益 | 779,920 | 159,034 | 182,586 | 1,121,540 | 7,373 | 1,128,914 |
セグメント間収益 | 27 | 0 | 9,398 | 9,426 | △9,426 | - |
収益合計 | 779,947 | 159,034 | 191,984 | 1,130,966 | △2,052 | 1,128,914 |
セグメント損益 (事業利益)(注1) | 106,471 | 15,354 | 23,026 | 144,851 | △55,214 | 89,637 |
その他の営業損益 | 4,842 | |||||
営業利益 | 94,479 | |||||
金融収益及び金融費用 | 2,569 | |||||
持分法による投資利益 | 113 | |||||
税引前利益 | 97,162 |
その他の項目 | ||||||
報告セグメント | 調整額 (注3) | 連結 | ||||
プリンティングソリューションズ事業 | ビジュアルコミュニケーション事業 | マニュファクチャリング関連・ウエアラブル事業 | 計 | |||
減価償却費及び償却費 | △37,732 | △10,321 | △8,717 | △56,771 | △7,696 | △64,468 |
減損損失(非金融資産) | △137 | △1 | △26 | △165 | △1,295 | △1,460 |
報告セグメント資産 | 503,833 | 131,538 | 159,030 | 794,401 | 472,018 | 1,266,420 |
資本的支出 | 28,443 | 4,183 | 11,314 | 43,941 | 4,344 | 48,285 |
(注1)セグメント損益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。
(注2)セグメント損益(事業利益)の「調整額」△55,214百万円には、セグメント間取引消去581百万円および全社費
用・その他△55,796百万円が含まれております。全社費用・その他は、主に基礎研究に関する研究開発費および
報告セグメントに帰属しない新規事業・本社機能に係る収益、費用であります。
(注3)報告セグメント資産の「調整額」472,018百万円には、セグメント間の内部取引に係る消去額△6,815百万円のほか、報告セグメントに帰属しない全社資産などが含まれております。
(3) 地域別に関する情報
各連結会計年度の非流動資産および外部顧客からの売上収益の地域別内訳は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
非流動資産 | 前連結会計年度 (2021年3月31日) | 当連結会計年度 (2022年3月31日) |
日本 | 223,430 | 207,846 |
フィリピン | 42,698 | 43,289 |
インドネシア | 29,351 | 31,894 |
中華人民共和国 | 23,589 | 27,244 |
その他 | 56,405 | 62,407 |
合計 | 375,474 | 372,681 |
(注)非流動資産は資産の所在地によっており、持分法で会計処理されている投資、その他の金融資産、繰延税金資産および退職給付に係る資産を含んでおりません。
(単位:百万円)
外部顧客からの売上収益 | 前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
日本 | 221,285 | 229,100 |
米国 | 209,641 | 238,361 |
中華人民共和国 | 144,821 | 171,437 |
その他 | 420,192 | 490,015 |
合計 | 995,940 | 1,128,914 |
(注)売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国に分類しております。
(4) 主要な顧客に関する情報
エプソンの収益全体の10%を超える単一の外部顧客との取引はありません。