短期借入金は前年度比298億1百万円増加の524億1百万円となりました。この主な増加理由は、円建及びユーロ建需要のための借入とドル建の1年以内返済予定長期債務を返済するために借入を行ったことによります。当連結会計年度末時点での短期借入金は主に、銀行からの円建、ドル建、ユーロ建借入で構成されております。当連結会計年度末及び有価証券報告書提出日時点ではコマーシャル・ペーパーの残高はありません。
1年以内返済予定長期債務は前年度比162億40百万円増加の454億85百万円となりました。この増加の主な要因は、2015年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債(以下「本新株予約権付社債」)が平成27年9月18日に償還期限を迎えることから、本新株予約権付社債約960億円を固定負債から流動負債へ振り替えたためであります。一方で、本新株予約権付社債の新株予約権が行使されたことにより、1年以内返済予定長期債務は約740億円減少致しました。さらに、ユーロ建て・ドル建ての借入の返済により減少しております。当連結会計年度末時点での1年以内返済予定長期債務は主に、本新株予約権付社債約210億円及び株式会社国際協力銀行(以下「JBIC」)が実施するクレジットラインを活用したドル建ての借入で構成されております。
長期債務は前年度比1,147億99百万円減少の1,846億12百万円となりました。この減少の主な要因は、本新株予約権付社債が平成27年9月18日に償還期限を迎えることから本新株予約権付社債約960億円を固定負債から流動負債へ振り替えたことによります。当連結会計年度末時点での長期債務は、2012年11月に発行された無担保社債(社債間限定同順位特約付)1,000億円、2013年12月に発行された無担保社債(社債間限定同順位特約付)500億円、及び円建借入で構成されております。
2015/06/24 16:26